- 締切済み
英文解釈
英文解釈なのですが、 If we human beings were all the same, then there would be no point in liberty; what would be good for one would be good for all. It is human variety - the fact that one man's meat is another man's poison - that imposes upon us the duty of preserving individual liberty. という文なのですが、文構造は大体分かるのですが、全体でいったいどういうことを言っているのかが、頭の中でちゃんと整理できません。 この文の趣旨を教えていただければ、と思います。よろしくお願いいたします。
- みんなの回答 (4)
- 専門家の回答
みんなの回答
No3です。たとえばこんな感じです。 「もし、ひとがひとを殺したいと思うことがなければ、殺人を刑法で罰する意味はなくなるだろう。刑法で人を殺す行為を禁止しているのは、ひとがひとを殺す欲望を持つことがあるという事実のためである」
おそらく、 「ある人の肉が、別の人にとっては毒である(A)」 ↓ したがって ↓ 「個人の自由を守る義務が私たちに課されている(B)」 の流れが理解しにくいのだと思います。(A)は一見好ましくない状況のように思えます。にもかかわらず(B)によってその状況を固定化する流れに納得できないということではありませんか? この文章の主旨は、「個人の自由」は、前提として「個人(の欲望)がひとりひとり異なることを意味する(C)」ということです。この(C)を比喩で言い換えたのが(A)です。 あえて言えば「べき論」ではなく「である論」だと考えればよいでしょう。 つまり、(A)=(C)について著者は「肯定」も「否定」もしていません。ただ事実として述べているだけだと思います。 したがって(B)についても、「個人の自由をまもるべきだ」ということではなく、「個人の自由を守る義務がわれわれに課せられている」と、やはり「肯定」「否定」の評価を加えずに事実として淡々と述べているだけではないでしょうか。 下記のURLのホッブズの「自然状態」の捉え方が参考になるかもしれません。
- ryokutyan
- ベストアンサー率57% (16/28)
要旨は、『人間は皆同じでない、だから自由の権利を尊重し合わなければならない。』ということだと思います。 直訳すれば、 ・もし人間がみな同じだったとしたら、自由の権利というものは何の意味もなさないだろう。 ・[そのような世界では、]ある人にとって良いことは、全ての人にとって良いことであろう。 ・私達に、個人の自由の権利を守るという義務を課すのは、人間の多様性―[つまり]ある人にとっての肉(利益)が、別の人にとって毒(害)になるという事実―である。 みんな同じで、ある人にとって良いことが全ての人にとって良いことだったとしたら、リバティーなんてどっちでもいいこと。でも実際は、人はそれぞれ違っていて、ある人にとって良いことが他の人にとって害になるから、リバティーを大事にしなければならない。 文法的には仮定法過去と、It that構文ですね(*^o^*)
こんばんは(^ω^) >文構造は大体分かる とお書きになっているので、ざっと訳文を書いておきます。 『もしすべての人間が同じであったとしたら、自由ということには何の意味もないだろう(仮定法過去の文ですね)。ある人にとってよいことが、すべての人々にとってよいことになってしまうだろう。他でもない、人間が一人一人違うこと-ある人にとってよいことが、別の人にとっては毒になること-が、我々に、個人の自由を守る義務を課しているのだ(ここは強調構文とthe fact that ...の同格が使われています)』 全体として言いたいことは『人々の違いが個性を作り、それによって自由が出来上がる。我々は、人間が人間であるために、この自由を守らねばならない』…と言う感じでしょうか。 ご参考になれば幸いですお(^ω^)