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残された遺跡の量

今現在で、紛争などによってあるとわかっていながら発掘調査が行われていない遺跡はどのくらいあるのでしょうか? また、未発見の遺跡がどのくらいあるかは言えないと思いますが、ほとんどめぼしいものは発掘されたと思いますか?それとも、これから大きな発見はたくさんあると思いますか? 皆さんの御意見を伺えると嬉しいです。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • vaiosan
  • ベストアンサー率53% (7/13)
回答No.5

 初めまして、こんばんは。  回答については皆さんがお答えのように、周知の遺跡であっても(発掘)調査を経ていない遺跡は日本にもたくさんありますし、調査体制の整っていない地域(発展途上国等)では数え切れないほどあると思います。  周知の遺跡とは、一般的に遺構の存在が明らかである(例えば古墳などのように現状で認識できるもの)とか、遺物(土器とかですね)が集中して表採(拾い集めてその遺跡の資料にすること)ができる地点を言っています。  日本では周知の遺跡の範囲内や隣接地で開発行為が行なわれる時には事前に発掘調査が行なわれ、その他の場合も試掘や立会調査などの形で遺跡ではないか確認しています。(ちなみに個人住宅の建築に伴う事前調査は、一般的に国庫補助金が充てられますので費用面での負担はほとんどありません。)その過程で「未発見の遺跡」が発見されることが間々ありますので、今後もめぼしいものの発見も必ず続くと思います。バブル時代に比べて開発行為が急減したため、それに応じて発掘調査件数も減りましたが、それでも一年あたりの調査件数は8000件近くありますので。ただマスコミの言う「日本で唯一」とか「他に類を見ない」という資料の発見は当然少なくなって行きますので、高松塚古墳発見時のようなインパクトは少なくなるかもしれませんね。    あと、他の回答者の方のご意見を聞いていて思ったのですが、発掘調査は基本的には破壊行為です。考古学に携わる人間は第一に文化財(遺跡)の保存を考えなければなりませんので、開発行為などで遺跡が消滅する止む無い場合を除いては発掘調査を行なうのはあまりよくないです。それは現在の発掘調査の技術が必ずしも最高ではないためです。将来は非破壊の調査が出来るようになるかもしれませんし、破壊を伴うにしても現在見落としている事実も将来なら認識できるようになるかもしれないからですね。  考古学に携わる人間は遺跡を守りたいのに、破壊を伴う発掘調査をせねばならない(しなければ何の情報も得られないまま遺跡は消えていきます)という意味でジレンマの多い仕事だと思います。  

mof
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 >発掘調査は基本的には破壊行為です。 TVでも、一度発見してから埋め戻すのを見たことがあります。 完全に保存しておくということは、今の技術でも難しいことなのですね。 とても勉強になりました。 ありがとうございます。

その他の回答 (6)

回答No.7

此は経験です参考になればと・・・ 石器と土器のデーターベースを作り始め15年になります。学者間で遺跡数はは20~30万件といわれていますが全てを把握なさっておられる方は居られないようです。小生の場合中期旧石器~平安までを対象にしていますが道半ばで約75000件です。県別に纏め、北海道は支庁別にしています。調査の方法は文化庁の全国遺跡地図を基本に全国の教育委員会や埋蔵文化財担当まで伺い遺跡カードを閲覧させていただきデーターに纏めてます。

mof
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 75000件!すごいですね! 私が知らないだけで、そんなにたくさんあるんですね。 データベース完成すると良いですね。 応援してます。頑張って下さいね。

  • cohsy
  • ベストアンサー率10% (3/28)
回答No.6

「あるとわかっていながら発掘調査が行われていない遺跡」 日本では天皇陵がそれです。宮内庁が発掘を許しません。 発掘されていないので世界最大の墓である仁徳天皇陵も実際は 「仁徳天皇」かどうか怪しいようです。 なにしろ古代で「間違いなく××天皇陵」と言えるのは天智天皇陵と もうひとつくらいだということです。ただし天智天皇は行方不明で 亡くなっているため陵にはそのとき履いていた沓が納められている だけで遺体はありません。 天皇陵が調査されれば朝鮮との関わりも解明されて、歴史的な発見が 続々と出てくるはずですが、いまは無理でしょうね。

mof
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 そうだったんですね! 確かに中は見てみたいですけど、難しそうですね・・・ とても勉強になりました。 ありがとうございます。

  • dereku
  • ベストアンサー率22% (66/294)
回答No.4

価値の云々は別としてこれまでに公表されずに葬られたものもありますし、知らずに破壊されたものは沢山あります。遺跡(らしいもの含め)が発見され、発掘となると費用は土地の持ち主が負担しなくてはならなかった為にそのまま埋めるか破壊するかが多かったのです。近鉄バッファローズの元監督の梨田さん宅も新築工事のときに出土したという話もあります。新しく道路を作るのに工事中に出土という例も沢山ありますね。こういう場合は公共事業ですので自治体から経費がでますが個人所有となると大変ですよね。今日では一部負担はしてもらえますが、それども大変な額になります。その為、公表されずに埋められてしまいます。これからもそうなるでしょう。♯1さんからチンギスハーンの陵墓の話がでていましたが中々特定出来ないのでスポンサーが撤退しており予算面で進展しないのが現実です。金銭面で楽になるとまだまだ出土すると思います。

mof
質問者

お礼

全額土地の持ち主の負担では進まないですよね…。 そういう事情だったとは知りませんでした。 観光収入などを視野に入れた「チンギス・ハーンの墓ファンド」があれば、少額ながら投資致しますよ…w

noname#115308
noname#115308
回答No.3

あるとはわかってても発掘調査が行われていない遺跡もあるし、 未発見のものもまだまだたくさんあると思います。 海外での大きなものでなく、 日本国内でもまだまだ遺跡はたくさんあると思います。 予算がつかないと掘れません。 現在発掘中の遺跡でも、もっと広がっていそうなところがあっても、 個人所有の土地にまたがってると掘れなかったり。 考古学ってけっこうジレンマの多いジャンルですね。 実際わたしの住んでる地域(九州のとある田舎)は掘ればどこでもなにかしら出る。 と、言われている場所も多々ありますが。 個人が売るときに自分の土地から出るとそれはそれでけっこう面倒くさいらしいです。 ロマンチックな回答でなくてすいません。

mof
質問者

お礼

オトナの事情ってやつですね。 ロマンチックでなくても、リアルな話が聞きたいです。 ご回答ありがとうございました。

  • craun
  • ベストアンサー率8% (4/50)
回答No.2

これからも発見あると思いますよ。 例えばイラク。ここはかなりの遺跡がまだ埋まってると思います。 シルクロードの拠点もあっただろうし。 しかし紛争などで調査隊が入れない代わりに現地の住人が遺跡掘り返して美術品などを売りはらったりしてるそーなので、今この瞬間も歴史的に価値のあるものもなくなったりしてるみたいです。

mof
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 埋まってるだけならいいですけど、勝手に売られていくのは悲しいですね。 せめて、身元がわかるように売ってくれればいいですけど。

回答No.1

紛争や戦争だけではなく密林や砂漠といった過酷な自然環境に阻まれて見つかっていない遺跡や発掘調査が困難な遺跡はかなりあると思います。 現にバーミヤンでは新たな仏塔のようなものや経典が見つかっています。 既知の遺跡でも未調査の範囲に重要な遺構・遺物が埋まっている可能性はあります。 例えばチンギスハーンの陵墓はまだ見つかっていません。見つかれば世界的な大発見でしょう。

mof
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 なんだか夢は膨らみますね。

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