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極座標表示
∫∫Cb exp{-(x^2+y^2)}dxdy Cb={(x,y)|x^2+y^2≦b,x≧0,y≧0} を極座標表示にすると ∫∫Gb exp(-r^2)rdrdθ Gb={(r,θ)|0≦r≦b,0≦θ≦π/2} となるのはなぜですか?
- otoko20001
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siegmund です. > 極座標で r が r~r+dr,θがθ~θ+dθ の部分の面積は > r dr dθ > がわかりません。扇形の面積とは違いますよね? No.1 の回答の図の*の部分ですから,扇形の部分です. 《考え方1》 半径 r と r+dr の部分で中心角が dθ (もちろんラジアン単位)だから, *部分の面積 dS は (1) dS = (dθ/2π) {π(r+dr)^2 - πr^2} = r dr dθ + (π/2) dr^2 dθ ですが,最終辺の第2項は第1項に比べて高次の微小量ですから落とせます. 《考え方2》 dr も dθも微小ですから,*の部分はほぼ長方形と見なせます. 幅が 2πr×(dθ/2π), 高さが dr とみて,面積は r dr dθ. 言うまでもないと思いますが,円周 2πr のうちの,円周角dθに対応する部分ですから 2πr×(dθ/2π) ですね. ちょっと慣れれば,考え方2がおすすめです. > あと、dxdy=rdrdθ > を示すのにrdrdθからではなく、dxdyから導こうとするには > どうすればいいのでしょうか。 > 教えてください。 > dxdy=(dx/dr)(dy/dθ)drdθ > =cosθ・rcosθdrdθ > となってしまうのですが・・・・ 私が No.3 の回答で指摘しましたように,No.2 の「証明」は全くの間違いです. 偶然結果が合った,あるいは結果が合うように都合よく勝手なことをやった, に過ぎません. otoko20001 さんが上で計算されたことは, No.2のようなやりかたは間違った結果を導くことになるという 私の指摘のまさに絶好の例になっています. おかしなことになるのは,ちょっと計算の仕方を変えて dxdy=(dx/dθ)(dy/dr)drdθ =-r sinθ・sinθdrdθ とすると,また違ったことになってしまうことからもわかります. 今の例で言えば,正しい変数変換はヤコビアンを用いた dxdy = {∂(x,y)/∂(r,θ)} drdθ です. ∂(x,y)/∂(r,θ) がヤコビアンで,定義は ∂(x,y)/∂(r,θ) = (∂x/∂r)(∂y/∂θ) - (∂x/∂θ)(∂y/∂r) です. ∂x/∂r = cosθ ∂y/∂θ= r cosθ ∂x/∂θ= -r sinθ ∂y/∂r = r sinθ から ∂(x,y)/∂(r,θ) = r つまり dxdy= r dr dθ になります. ヤコビアン関係につきましては, 理工系大学1年次程度の解析学のテキストにたいてい載っています.
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- siegmund
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No.1 の回答をした siegmund です. shadoworks さんの回答を拝見しました. > 問題文の直交座標のbは多分b^2でしょう は言われるとおりですね. 式の証明ですが,今の話は2変数の問題ですから, 積分変数変換はヤコビアン(関数行列式)を用いて行わないといけません. shadoworks さんのようなやり方は一般的に間違った結果をもたらします. そもそも,途中の計算が,dr/dx を偏微分 ∂r/∂x に勝手に(?)変えたり, 偏微分の計算の際に固定するべき変数を勝手に変えたり,などになっています. もとの質問の本旨とはずれますので詳細は控えますが, 2変数以上の積分変数変換は大学1年程度の解析学方面のテキストには たいてい載っています.
- shadoworks
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―平面における直交座標から極座標への変換― 極座標は原点からの距離rと方位角θの組み合 わせなので、直交座標を(x,y)とおくと… r=(x^2+y^2)^(1/2) θ=arctan(y/x) 《∵x=rcosθ,y=rsinθ》 問題文の直交座標のbは多分b^2でしょう、 そう置くと、積分を行う範囲は… 『中心が原点で半径bの円の内部で第一象限内』 あとは積分における変換です。 dxdy=rdrdθ を示せばいいことになりました。 rdrdθ=dθdx・r・dr/dx =dθdx・r・x/r=dθdx・x 《∵r=(x^2+y^2)^(1/2)を xで微分する(xとyは独立)と、 1/2・(x^2+y^2)^(-1/2) ・2x←カッコ内をxで微分した=x/r》 =dxdy・x・dθ/dy《逆数で計算》 =dxdy・x・(1/x)=dxdy 《∵dy/dθ=d(r・sinθ)/dθ =r・cosθ(∵θとrは独立)=x》 ―これで式の上では証明されました― (終)
お礼
回答ありがとうございます。 >問題文の直交座標のbは多分b^2でしょう Cbの範囲がまちがってました。 正しくは Cb={(x,y)|x^2+y^2≦b^2,x≧0,y≧0} でした。 Cbは積分範囲を示しています。 おそらくこのことだろうと思っていますが 違いますか? あと、dxdy=rdrdθ を示すのにrdrdθからではなく、dxdyから導こうとするには どうすればいいのでしょうか。 教えてください。 dxdy=(dx/dr)(dy/dθ)drdθ =cosθ・rcosθdrdθ となってしまうのですが・・・・
- siegmund
- ベストアンサー率64% (701/1090)
x^2 + y^2 = r^2 ですから,exp の中身は問題ないですね. x = r cosθ y = r sinθ ですから,領域の対応も大丈夫ですね. あとは面積要素です. 直角座標で,dx dy となっている意味は x 座標が x~x+dx,y 座標が y~y+dy の部分の面積が dx dy ということです. 同じように,極座標で r が r~r+dr,θがθ~θ+dθ の部分の面積は r dr dθです. \────────/ \******/ dr \────/ \dθ/ \/ 図がうまく描けませんが(弧にならず,元になってしまっている), 上の図の*の部分が r dr dθです. もちろん,dr,dθ→0 での主要項だけとっています. 質問の場合は,被積分関数がθに依存せず,かつ r の積分範囲がθに無関係ですから θについて先に積分して因子 π/2 が出て (π/2)∫{0~b} exp(-r^2)rdr とでき,あとは簡単な計算で (π/4){1 - exp(-b^2)} になりますね.
お礼
回答ありがとうございます。 ですが、僕が馬鹿なもんで・・・・ どうしても 極座標で r が r~r+dr,θがθ~θ+dθ の部分の面積は r dr dθ がわかりません。扇形の面積とは違いますよね? できれば教えていただきたいのですが。
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お礼
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