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ランチコントロール?

F1のスタートの時のシステム、『ランチコントロール(?)』(全自動~)の事を教えてください。 解説者の方が「ボタンを押して~」と言っていたのですがどのような仕組みになってるのでしょうか?

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  • kenkenkent
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回答No.3

長くなりそうなんで2回に分けました。 そもそも、F1では93年まではハイテク解禁でした。 アクティブサスペンション、TCS、ABS(アンチロック ブレーキシステム)などなど・・・。 それが、ある時期から、ハイテクの進化により、あまり にもF1が速くなり過ぎてしまうのを抑制する為に、 ハイテク禁止になっていたのです。ようは、このままでは ドライバーはただ座っているだけで、マシンが勝手に 走ってくれる状況になってしまう・・・と。その頃に 言われた有名な言葉に『F1はニンテンドーではない!』 というのがあります。言ったのは誰だったかな? モズレーだったかエクレストンだったか・・・。 そんな訳で、セミATはOKだったものの、アクティブサスや TCS、ABSなどは禁止されていたのです。 94年から、ピットロードに速度制限ができました。 サーキットによって、80km/hとか120km/hの制限があり、 それをオーバーするとペナルティが取られます。 そこで、各チームは、ピットイン時に使うスイッチを 取り付けました。そのボタンを押す事で、エンジンに リミッターがかかり、制限速度までしか出ないように なるのです。ところが、今度はこれをスタート時に使用 していると疑われるチームが出て来ました。スタート時に ピットスイッチを押す事で、1速でのホイールスピンが 抑えられ、スタートが良くなるというものです。そこで ピットスイッチを押している間は、リミッターと同時に 給油ハッチが開き、テールランプが点滅するように 作る事が義務付けられました。 さらに、数年前からTCSが解禁になりましたが、こうなると もう、スタート時にTCSを使う事もできる訳で、一時は LC機構は禁止されていたのですが、オフィシャル側で チェックしきれないという事で、なし崩し的にLCも解禁に なってしまったのが昨年の事だったと思います。

Mifutsuta
質問者

お礼

詳しく説明していただいてありがとうございます。 これだけ書いていただければばっちり分かりました。 確かに最近のF1って車主体って感じですよね。私としてはシューマッハ&フェラーリが強すぎて面白くないんです。ひいきのドライバーがいないだけにもっともつれてほしいんです。ティフォシたちにとっちゃ毎日が楽しいんでしょうけど・・・

その他の回答 (2)

  • kenkenkent
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回答No.2

Launch Controlですね。ロケットランチャーのランチ と同じで『発射する』という意味の単語です。つまり、 直訳すると『発射制御』とでも言いましょうか。 で、どんなシステムかといいますと・・・ 現在のF1マシンには、クラッチペダルが無いのは御存知 でしょうか? スロットル(アクセル)とブレーキの 2つのペダルしか無いマシンがほとんどです。と言っても 我々が乗る車のオートマとは違い、クラッチ自体は存在 しています。ただ、ドライバーがクラッチの操作をしない だけなのです。これを一般的に『セミオートマ(セミAT)』 と呼びます。ステアリングホイール(ハンドル)の裏に あるパドル(レバー)を操作する事で、マシンが自動的に エンジン回転数を調整し、クラッチ操作してギヤチェンジ してくれる機構なのです。 ただし、セミATの場合、車が止まっている時のクラッチ 操作をどうするか、という問題があります。スタートや ピットストップ(最悪スピンした時にも)の時などです。 この時だけは、ドライバーがクラッチ操作をする必要が あります。その為に、チーム(ドライバー)によっては クラッチペダルがあったり、ステアリングにクラッチを 切る為のスイッチがあったりします。スタートの時には ドライバーは、ブレーキを踏みながら、クラッチボタンを 押して、クラッチを切っておく訳です。そして、スタート の合図と共に、クラッチボタンを離し(クラッチを繋ぎ) ブレーキを離してスタートする訳です。とりあえず、 ここまではギヤ操作の話ですが、伏線として憶えておいて 下さい。 次に、マシンのエンジンコントロールについてなのですが トラクションコントロールシステム(TCS)については 御存知でしょうか? コーナーの立ち上がりなどで、 アクセルを開け過ぎると、パワーのあるF1ですから、 後輪のタイヤが簡単に空回りしてしまいます。これは、 スピンアウトの原因にもなりますし、タイヤの減り具合 にも影響します。そこで、センサーで前輪と後輪の回転数 の差を検知して、後輪の回転数が異常に高くなった時に 自動的にエンジンの回転数を落とし、後輪の空転を抑える システムを開発しました。これがTCSです。極端な話、 TCSによって、ドライバーはコーナーの立ち上がりで いきなりアクセルをベタ踏みしても大丈夫になる訳です (実際にはそこまでひどくはないでしょうが)。 それじゃあ、やはり後輪の空転が問題になるスタートで TCSを作動させてみたらいいんじゃないの? といって 考えられたのがランチコントロール(LC)です。 つまり、どんなモンかと言うと、ドライバーはスタート の時に(2ペダルの場合)左足でブレーキ、右足でアクセル を踏んでおき、スタートの合図と共にクラッチボタンを 離します。LCの無い車だと、ホイールスピンしないように 慎重にアクセルコントロールしなければなりませんが、 LCがあれば、かなりラフにアクセルを開けても大丈夫に なる訳ですね。

  • drisil
  • ベストアンサー率24% (211/860)
回答No.1

ラウンチコントロールって言った方が通じ易いかな?(英語なので多少の差はしょうがないが…) 要するに自動発進装置の事なんですが、私のアタマでは詳しい仕組みは説明できないです…スイマセン勉強しておきます(汗

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