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夢野久作の時間的ミス

ちくま文庫「夢野久作全集8」の「解題」で西原和海氏が「壜詰地獄」の時間的矛盾を指摘し、 『久作は他の作品においても、年・月・日など、時間上のミスをよくやらかしている』 と書いていますが、具体的にはどの作品のどの部分ですか?発見した方いらっしゃいましたら教えて下さい。

みんなの回答

noname#2822
noname#2822
回答No.1

壜詰地獄においての矛盾点としては次の事があります。 無人島から流された手紙からすると漂流したのはまだ漢字も書けない幼い子供達であることが分かります。しかし無人島で二人きりで育ったにも拘らず成長するにつれ漢字を混ぜた文章を書けるようになり、二人が愛し合うことが自殺を決意させるほどの罪だと認識するようになります。 本当に幼い子供二人で育ったのなら漢字を知るはずもないし、罪を知るはずもありません。 ただ、これは矛盾ではありますが西原和海氏の言う時間的矛盾ではないかも。他に矛盾は気づきませんでした。

xmas1227
質問者

お礼

確かに、壜詰地獄はその辺も変ですね。 遭難時の年齢が兄11歳、妹7歳でしたから、聖書一冊で独学で漢字が学べたかどうかというのは微妙な感じもします。言い回しが聖書っぽい文章ではありますね。 私は聖書を読んだことが無いので解らないのですが、聖書には近親相姦について触れたくだりがあるのでしょうか?大正・昭和初期の小学生にどの程度の倫理教育・性教育が行われていたのでしょうか? 確かに変です。言われてみるまで気付きませんでした。 ありがとうございました。

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