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塩野七生さんのような
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歴史にまつわる読みやすいものということですが、中世ドイツなら、先ごろなくなった阿部 謹也さんの「ハーメルンの笛吹き男」などいかがですか? 塩野さんのようにダイナミックではないのですが、グリム童話のハーメルンの笛吹き男を通してドイツの中世の庶民の暮らしを暖かく描いていて読みやすいので、おすすめです。
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あまりに有名なので書くのもおかしいですが、 「司馬遼太郎」さんですね。 司馬さんは資料を集める時は、もう古本屋まるごと買う勢いで、調べまくったそうです。 緻密な事実構成と、巧みなフィクションが折り重なった素晴らしい作家ですね。当たり前過ぎますが、老婆心から。
中国史ならば宮崎市定氏(故人)が一番でしょう。高名な東洋史学者にもかかわらず、一般向けに興味深い本を多数出しています。 タイトルに反して後漢末から南北朝の大分裂時代を中心とした『大唐帝国』、小説から宋の時代を浮き彫りにした『水滸伝』、中国の受験地獄を描いた『科挙』、過労死した清の皇帝『雍正帝』などなどあります。 西洋史に題材をとった小説を多く書いている佐藤賢一氏には新書で『英仏百年戦争』『ダルタニャンの生涯』の二冊があり、これも読みやすいかと思います。ここから氏の小説に進むか、あるいは『双頭の鷲』『傭兵ピエール』などの小説を先に読んでからこちらへ行くのも手でしょう。 ほか、岩波ジュニア新書は中高生向けのレーベルなので初心者にも読みやすく、大人でも読み応えがあるので侮れません。『砂糖の世界史』『フランス革命』がおすすめです。
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