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フェーン現象議論に関連して

前議論No.2413293のフェーン現象に関連して 質問させてください 1)湿潤空気が上昇する際の温度降下率と乾燥空気が下降する際の温度上昇率の数値に差がある との説明がなされていますが 違う言い方をすれば「降雨や降雪によって潜熱が放出され気温が上昇する」と理解していいのでしょうか? 2)群馬県の言葉に「カカア殿下とカラッ風」というのがあります カカア殿下についての議論は紛糾しかねませんのでおいといて カラッ風についての質問です 日本海からの湿潤空気が新潟県側に大量の降雪をもたらせます 標高2000mほどの三国山脈を越えて群馬県に吹き降ろす風は「フェーン現象」ですよね とすれば 気温そのものは 新潟県側よりも群馬県側が高いのでしょうか? 観測データもなにも調べずにこんなことを言うのは少々躊躇しますが  「カラッ風」というイメージは ひどく冷たくて乾いた風のような印象をうけます 諸賢のご高説をお願いします

  • 地学
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質問者が選んだベストアンサー

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  • Kon1701
  • ベストアンサー率24% (1445/5856)
回答No.2

1)はその考えでよいでしょう。 重要なのは”降雨”でして、雲になるだけでは、下降時に再び蒸発するので気温は元に戻ってしまいます。上昇前の水蒸気量よりも下降後の水蒸気量が少ないことにより、気温が上昇します。 2)ですが、冬の日本海側では、湿潤ではありますが、日本に達する時点では既に多くの水蒸気が雪になってしまっていると考えられます。氷になってしまっていてはそれ以上潜熱は放出されませんから、日本海側で降雪があっても、山越えによる温度の上昇はありません。

essa5242
質問者

お礼

ご高説ありがとうございました 1)については#1回答者さまのご説明とあわせて 明快に理解しました 2)ですが <既に多くの水蒸気が雪になってしまっている・・・> たしかにそうですね 気づきませんでした 私は新潟県の平野部(標高はほとんどゼロ)で育ちましたので 感覚的によく理解できます しかしながら 厳密にいえば ゼロメートルから2000mまでの断熱冷却による液化→降雪による潜熱放出分が加算されますから 山越えによる温度の上昇があるのではないでしょうか?

その他の回答 (2)

  • Kon1701
  • ベストアンサー率24% (1445/5856)
回答No.3

#2です。 確かに多少の温度上昇はあるかもしれませんね。 でも、気温がもともと低いので、飽和水上気圧が低く、水蒸気がすくないですから温度上昇は少ないでそうね。これも冬、フェーン現象が起きにくい理由かと思います。

essa5242
質問者

お礼

あ そうでしたね 水の蒸気圧は温度依存が高い でしたね 忘れてました ありがとうございました

回答No.1

(1)湿潤空気塊が上昇する過程では水蒸気が潜熱を放出しながら空気塊の気温が下がっていくので、乾燥空気塊に比べて気温の下がり方が緩やかになります。 乾燥空気と湿潤空気を同時に持ち上げれば、内部の水蒸気が気温の下降を抑える湿潤空気塊の方が同じ高度では高温になります。 一方、山脈などに沿って空気塊が下降する過程では、山頂を越え次第飽和状態ではなくなるので乾燥空気塊の気温の上がり方となります。 空気塊の気温の変化のイメージとしては、最初どんどん下がって、飽和した後はゆっくり下がって、山頂を越したらどんどん上がるといった感じです。 このため地表の温度を比べると風下側で高くなります。 (2)(1)で述べた過程が一般にフェーン現象と呼ばれているものです。 風上側で高温になるのとともに、湿潤空気が上昇する過程で降水を伴うことが多いので、乾燥した気流となることが多いです。 ただ、元々の空気塊の温度が非常に低い場合などは、フェーンが起こった後の空気塊も低温となります。 この場合も風上側よりは相対的に高温です。 日本海側で大雪をもたらすような場合には、シベリア地方から寒冷な空気が流入しているので、ひどく冷たく乾いた印象というのは正しいと思います。 尚、私一般の大学生ですので一部誤りがある可能性もあります。 前回の議論を拝見していませんので重複する箇所等ある場合はご容赦ください。

essa5242
質問者

お礼

早速のご高説ありがとうございました 本質的には「潜熱の放出によって風下側が高温になる」のですね <この場合も風上側よりは相対的に高温です> カラッ風といっても 風上側(新潟県)よりも風下側(群馬県)のですね 私のイメージには合いませんが

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