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-erとorの違い
dreamweaverは語尾が-er directorは語尾が-or そういう動詞のお尻にerやorがついてナニナニする人という意味の単語が出てくると、 いつも語尾の確認のために毎回辞書をひく始末。 何か原則であるのでしょうか。
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英語は、ゲルマン語派に属し、古ゲルマン語がベースになっていて、その分派とも云える、アングル語とサクソン語(これらは合わさって一つの言語分派のようになり、古いアングロサクソン語となります。11世紀頃のイングランド語というのは、古アングロサクソン語が展開したものです)からイングランド語の基本ができます。11世紀にノルマンの征服があり、ノルマン語が入って来ます。ノルマン語は、ノルマン・フランス語と言って、古ロマンス語(ラテン語の崩れた形の俗語ラテン語)から展開した古い方言フランス語です。同時に、西欧キリスト教世界の教養共通語であった文書ラテン語の影響も間接に言語に入って来ます。17世紀から18世紀を中心にして(以降、現代まで)、パリを中心とした方言フランス語の単語や表現が英語に再度入って来ます。古い時代のノルマン・フランス語と、後にフランス語の標準となったパリ地域の方言フランス語では、かなり形が違っていました。 こういう重層的な過程を経て現在の英語の単語や表現は成立しているのです。「動詞の動作主や動作する主体の人」などを示す接尾詞の「-er」「-or」は、「-or」はラテン語が起源で、ノルマン/パリのフランス語などを通じて英語に入って来たものですが、「-er」は起源が二つあり、元々ゲルマン語に動作主体を「-er」で表現する接尾詞の起源があり、それと、フランス語で変形を受けて「-or」が「-er」に変わってできた「-er」です。 「-e」で終わる動詞の場合、「-er」だというのは、これは必ずそうとは云えませんが、それなりに理由があります。つまり、動詞の不定形は現在のドイツ語で見ると分かりますが、「-en」に終わります。アングロサクソン語もこのような語尾を持っていて、それが「-e」の語尾として残っている動詞の場合、動作主体は、「-er」の形になることが多いのです。これは、元々のゲルマン語の語尾でこうなります。従って、「-e」に終わる動詞の動作主体形は「-er」だということも、或る程度云えるのです。weaver の場合、weave というのは古英語つまり、ゲルマン語から来ているので、元々動作主体形は、weaver のような形であったのです。それが現在の英語でも、そのまま残っているのです。 他方、director は、後期ラテン語で、director(男性)・directoris(女性)と言い、この男性形がアングロ・ノルマン語として英語になったものです。フランス語では、平行する言葉として、後期ラテン語から派生した、directeur, directrice がありますが、これはパリ地方の方言からできたフランス語です。 救世主・救済者のことを、英語で、saviour, savior と言いますが、これは古フランス語から、動詞 save と共に入って来たもので、ノルマン・フランス語に続いて入って来た古いフランス語なので、元々の英語(アングロサクソン語)のような感じがするのです。save は、safe と同じ起源です。フランス語では、salvateur(男性)、salvatrice(女性)と言い、これはラテン語の salvator, salvatoris から派生した言葉で、元のラテン語とよく似た形をしています。 adiviser と advisor のような二つの形がある場合、大体、前者の方は、古フランス語かノルマンフランス語か、時に、ゲルマン語起源のことがあり、ラテン語的に、語尾「-or」を付けている形が、教養言語のラテン語から大体派生したものなので、「専門性」が強調されることになります。 動詞の語尾が「-e」に終わる場合は、ゲルマン語の不定形の語尾「-en」の変形で、動作主形は、「-er」である場合が多いのですが、ラテン語も動詞不定形は「-re」があり、フランス語の動詞不定形も、「-er」が一般で、必ずしも、動詞の語尾が「-e」なので、動作主の形が「-er」と決まっている訳ではありません。しかし、有力な見分け方ではあるでしょう。
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-er,-orともにラテン系の接尾辞です。動詞からその動作が意味する物や者を指す名詞を作ります(teach→teacher)-erはラテン語からフランス語を経て英語に入り、-orはラテン語から(多分もっと後に)英語にはいったと思われます。欧米の知識人は使用される単語からそれなりに区分けしているのでしょうが、日本人が使い分けるのは難しく、暗記するしかなさそうです。英国と米国で-erと-orが変わる単語もあります。又同じ単語を両方で書き表し微妙に違う意味を持たせるケースもあります(adviser,advisorなど)これは外国語を取り入れたときによく起こる現象で、漢字でも女性(ジョセイ、ニョショウは意味が変わる)という漢字がいつの時代にどこから(中国の)導入されたかによります。(この例は発音ですが)同じ漢字で四通りぐらいの読み方があり、使い間違うと笑われるのが我が国の漢字の世界で起こります。酷な話です。 実例は知りませんが欧米でも-orとすべきところを-erと誤用する人がいるのではないかと思います。 英語には多くの接尾辞、接頭辞があり造語に使われますが、そのほとんどはラテン語(フランス語経由も含め)からきています。地名や国名には接尾辞-iaを使ったものが多数あります(Georgia,Colombia,Austriaなど)
- coo-popo
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多分ですが、 その動詞の末尾がeで終わると”-er”、eではないと”-or” になりますよね。 長年その解釈で、やって来ました。。。