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マイクロ水力発電が普及しない理由

毎秒20L以下の流量(小川や小河川)での 山から海への落差エネルギーを利用した マイクロ水力発電機なるものが昔から存在しますが 昨今の省エネが叫ばれる中で普及しない理由は なんなのでしょうか? 私が聞いた理由としては ・河川や用水には利権問題が係わっている ・買電した方がコストが安い(メンテなど) だそうですが、CO2排出が製造時以外発生しない のですから国が真剣に取り組めばと思ってしまいます 普及しない理由は他にもあるのでしょうか?

質問者が選んだベストアンサー

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回答No.6

> 国が真剣に取り組めばと思ってしまいます 一応申し上げますと、マイクロ水力は、ほかの発電と比べてかなり優遇されております。 水力発電は、治水、利水の問題や、安全性(ダムを建設する場合)、発電量の不安定性、不随意性等、いろいろと課題があるし、それ以外でも基本的に「発電所」というのは、建設しようとするとかなり面倒な手続きや、資格のある人を管理人としておかなきゃいけなかったり、かなり大変なんです。(あまり一般には理解されていませんが、基本的に「電気」というのは危険なものだし、取り扱いがかなり難しいものなんです。) ですが、マイクロ水力というのは「小出力発電設備」という扱いになるので、こういった面倒くさい手続きがほとんど要りません。(専門的な言い方をすると、事業用電気工作物ではなく、一般電気工作物として取り扱ってもらえる。) こうした措置が受けられるのは、太陽光発電や風力発電、燃料電池発電(最近追加されました)など、国が推進に力を入れている発電設備だけであり、マイクロ水力はかなり国が普及を後押ししているといっていいでしょう。 それでも普及が進まないのは、マイクロ水力は立地条件が難しいことが大きいと思います。 利権やなにやらを無視しても、マイクロ水力が設置できそうなところ、というのも、かなり限られた条件です。 マイクロ水力が適した条件というのは、水量は少なくてもよいけれど、ダム等を設けなくても落差が大きいところ、ということになります。こういう条件に合致するのは山間部等なので、発電したとしてもその電気を運んでゆくのがが大変です。 また、こういうところは豊かな自然の残っているところが多く、自然の保護のかねあいで設置が本当に望ましいのかも異論のあることが多いです。(同じような議論で、風力発電所の設置による環境破壊、というのもよく問題になります。) もちろん、そういう問題の少ないところも無いわけではありませんが、そういうところはすでに設置されていることがほとんどです。 その他、他の回答者様のいうような経済性の問題や、実効性への疑問等、いろいろな課題があるのが実情です。 いずれにせよ、マイクロ水力は「適地」がそう多くないのが一番の理由だと思います。

参考URL:
http://www.meti.go.jp/report/downloadfiles/g20508g01j.pdf

その他の回答 (5)

  • tarou000
  • ベストアンサー率20% (1/5)
回答No.5

台風時など、大雨のときつまってしまうと水があふれて冠水してしまうので、つけられないのでは? いざというときのために管径を大きくしている排水路に障害物となりうるものはつけられないでしょうから。 マイクロ水力発電装置、形状も含めてほとんど知られていないように思いました。

  • ytrewq
  • ベストアンサー率28% (103/357)
回答No.4

第一は経済的に割に合わないということだと思います。 たとえば、毎秒20Lの流量では5mの落差で1kWくらいしか得られません。 20円/kWh、設備利用率70%としても月に1万円ほどです。 僅か5mとはいえ、そのような場所がそこらじゅうにあるわけではないので、水路を作ったり、配線するための電柱を立てたりすれば、すぐに数百万円の工事費はかかってしまいます。 これではペイできませんから、実際には場所は限られます。 第二は環境問題‥‥とはいってもダムのような大規模な環境破壊ではなく‥‥ たとえば、小さな滝はマイクロ水力に適しているといえますが、電柱費用がかからない人里にある滝はたいていは景勝地とまでいわなくても憩いの場所くらいになっていますので、つぶして発電に使いますといえば反対するひとは多いでしょう。 第三は発電設備の有効利用ができるかということです。 日本では売電単価はRPSを含めても安いので、発電は自家消費して電力会社からの買電費用を節約するようにするのが経済的です。設備利用率が下がると、工事費を償却費が相対的に高くなるので、常時フル発電することになりますが、常時発電量を上回る消費がないと、経済性が落ちます。 さらに、水量が季節などによって変化する場合は渇水期に運転できないということもあります。

noname#19870
noname#19870
回答No.3

マイクロ水力発電って10kW程度でしょ そんなもの何万個作ろうと中型の水力発電所1機にもかないません マイクロ水力発電といっても導水路や発電小屋とそれなりの施設が必要になってきます 民間レベルでアドバルーン的なものにはなるでしょうが本気で普及させるほどの価値がないです(ゴミを増やし、川を破壊するだけ) それくらいだったら大型の水力発電所を作ったほうが環境にもCO2的にも防災害的にも有効です

回答No.2

発電量の少なさでしょうね。  環境負荷?景観? 設置場所次第です。政府や自治体が本気で普及に取組む気が無いからアイディアも出ませんね。  国が真剣に取組むには大型ダムの方が、色々都合が良いのでしょうね。  地方では原発景気の方が大きいようです。

noname#19870
noname#19870
回答No.1

まず環境負荷です マイクロ水力発電だらけだと美観も自然もへったくれもないでしょう? 国が真剣に取り組むほどの効果を上げるためには大型ダム問題以上の自然破壊になることまちがいありません

naka1346
質問者

補足

>大型ダム問題以上の自然破壊になることまちがいありません 発電機を通ると水質が悪くなるという事ですか? 自然破壊になる理由は何があるのでしょうか?

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