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コンクリート水路と蛍の生息環境

 一般的には、コンクリート水路は水生動植物にとっては住みにくいもので、それを否定するつもりは全くないのですが、ある学芸員から「蛍の幼虫のエサになるカワニナはカルシウム分が豊富にある環境の方が良く育つので、土水路よりもカルシウム分が溶出してくるコンクリート水路に多少泥が溜まっている程度の環境の方が良いという研究報告がある。したがって、コンクリート水路は蛍の幼虫にとってはそれほど住みにくい環境ではない。コンクリート水路で蛍が育たないと思われているのは、コンクリート水路だと成虫になるとき壁面を上れないからで、水路の壁面構造が蛍の生息環境を脅かしている主な原因だ。」と聞いたことがあります。環境問題に非常に詳しい学芸員の方なので、この発言は正直言って意外だと思いましたが、根拠があって話されていると思うのですが、そのような研究報告を知っている方いたら教えてください。また、実際にコンクリート水路周辺で蛍の大群が見られるといった情報や、壁面を幼虫がはい上がれる工夫がされているような水路の施工事例があったら教えてください。

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  • ベストアンサー
  • yumityan
  • ベストアンサー率60% (132/220)
回答No.5

こんばんは 学芸員の方の主張なのでそれなりの根拠があるものと思いますが、 コンクリート水路にカルシウムが溶出しカワニナの成長を助けると言うのはどうでしょうか。例えば防波堤などは施工して二年位して初めて藻類が活着し、色々な生物が住むようになる・・・と聞いたことがあります。これは最初はセメントのアク(アルカリ分)が溶出しやすいためです。 コンクリートからカルシュウムが供給されるのは、ほんの初期だけだと思います。 環境の分野の論文では、「コンクリート製の水路は環境が単調で自然水路と比べて生息環境が劣る」と言うのが一般的です。 カワニナは色々な所で生息が可能でしょうが、蛍の幼虫は環境としてはあまり良いとは思えませんね。 現実的には、強度面や維持管理を考えるとどうしてもコンクリートに依存せざるを得ません。 過去のコンクリート製水路だと、U字溝や三面張り水路を思い浮かべがちですが、最近環境復元技術が非常に向上してきました。 多くの会社で多自然型護岸製品が開発され、「蛍ブロック」等の商品名で販売され、施工されています。 一例として以下に販売会社のURLを紹介します。 http://www.shinwa-concrete.co.jp/top.html 施工事例は以下のURLです。

参考URL:
http://www.coara.or.jp/~mieko/990217riverpark/990217riverparkj.htm
tomochan25
質問者

お礼

ありがとうございました。自分でも現地を見に行ったりしたいと思います。

その他の回答 (4)

noname#21649
noname#21649
回答No.4

>蛍の生息環境を整えてやるとか方法があると あればいいですね。近所の大規模開発の環境アセツメントで.希少動物(名称を示すと地区が特定できるのでご勘弁ください)の保護が不十分として.いったんはもどされたですが.変な工事をちょこちょこっとして.「対応は取った」と担当行政は判断認可工事が行われました。現在該当動物の姿は消えました。

noname#21649
noname#21649
回答No.3

ホタルの種の違い.清流を好む源氏ボたると水田を好む平家ホタルのどちらでしょうか。 単にカワニナが生育しているだけではなく.ホタル幼虫が生育できなければ意味がありません。常にほぼ一定した水の流れ.常に一定した水温.天敵から身を守るためにホタルの周りに付着できる小石(砂といったほうが良いかもしれません)等がホタルの生育には必要です。又.さなぎになるためには.水がある程度こない.ある程度乾いた土が必要です。ホタル幼虫がサナギになるための土が存在する必要があります。 水流量が変化したために.サナギになるための土の場所がなくなり.河川改修後の河川からはホタルの幼虫はいなくなりました。現在は河川改修していない沢に生育しているようです。

tomochan25
質問者

お礼

 すみません。一般論としての話なのでどこのどういう蛍を守ろうという具体的な話ではないんですが、土水路にして蛍をいっぱいにできれば何も問題ないんですが、一方で水路の維持管理をする農家の側からすれば、コンクリートで固められた方が楽だということになります。その接点をどの辺に見いだせばいいのか考えているところで、以前聞いた話を思い出したんです。水路の一部で蛍の生息環境を整えてやるとか方法があると思うのですが、良い方法あったら教えていただけたら嬉しいです。

  • qhk
  • ベストアンサー率21% (3/14)
回答No.2

アドバイスにはならないと思いますが、 以前私が住んでいました、池田市の石橋小学校付近の側溝に蛍が住んでいました 多分今でもやっていると思いますが、毎年夏に小学校で蛍を見る会が開かれ 小学校付近の側溝や、近くを流れる箕面川を歩いて、蛍見物をしていました。 最初に見たときは、何十年ぶりかに見た蛍に感激しましたと共に、 蛍も強く生き抜くために、環境に馴染んできているものだと感心しました。 つまらないアドバイスで申し訳ありません。

tomochan25
質問者

お礼

都会でもだいぶん蛍が復活してきているみたいですね。子供たちに環境教育させるうえでも蛍はいいですよね。

  • nitto3
  • ベストアンサー率21% (2656/12205)
回答No.1

カワニナは比較的清流にいます。 泥がたまっては駄目でしょう。砂の流出していることが必要です。 コンクリート水路では砂は流れてしまいます、 また断熱性がありませんから昼間相当水温が上がります。

tomochan25
質問者

補足

早速の回答ありがとうございます。ちょっと質問に補足しますと、水路というのは農業用水路で堰から取った水がすぐ流れてくるようなところで、水質自体は非常にきれいで、流量も豊富にあるところで、泥というのは生活用水が一緒に流れているところのいわゆるヘドロではなく、水といっしょに流れてきた河川の土砂が水路の勾配の緩いところに自然に堆積しているというイメージを描いていただいて結構です。

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