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大人に処方される抗生物質

子どもの頃から扁桃腺が弱くよく腫れた為、大人になってから切除しました。 当時から喉が痛くなると耳鼻科医は喉を見ただけで抗生物質を処方されました。 今の時代、小児科医はきちんと検査をして溶連菌などの細菌が見つかれば抗生物質を処方しますよね? でも大人になった今、切除した後の扁桃腺の周りが腫れることが多く、色んな耳鼻科にかかりますが、小児科のように粘膜の検査などされず医師が喉を見ただけで抗生物質が処方されます。 これはなぜなのでしょうか?喉が赤くてもウィルスが原因ということもあると思うのですが・・・。抗生物質の多用が問題視されているというのに・・・。

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  • take-take
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回答No.4

 原因菌を特定した上でその細菌に対して有効な抗生物質を処方する....というのが理論上は正しいのですが、細菌培養などは既出のように時間がかかります。ほったらかしておいても自然治癒する可能性のほうが高いですから、そこまで検査する必要があるのか、また、結果が判明した頃には治っている....という問題もあります。  そのような状態で病院へ来る人は何らかの治療を望んでいますから、投薬しないと言うのは患者の要求に適合しません。また、来院後症状が改善しなければ‘やぶ‘といわれますから、一番無難な広域抗生物質が処方されます。たとえ細菌感染であっても、広域のものであればほとんどの場合有効です。  小児との比較という点からは、  溶連菌の検査キットは小児の扁桃炎の際にはよく使用されます。これは小児の溶連菌感染は頻度が比較的高い、溶連菌感染の後に急性腎炎を起こすことがある、などの理由によります。小児で溶連菌陽性であれば通常よりも長め(10日ほど)の抗生物質投与が標準で、+しばらくしてから検尿が行われるのではないでしょうか。 つまり、 1)扁桃腺炎のとき、細菌検査は必ずしも必要ない 2)小児は溶連菌感染の際に合併症が起こりえるので、特別に溶連菌感染の有無を迅速キットで調べる。 >>フロモックスはセフェム系  溶連菌はほとんどの抗生物質(ペニシリン・セフェムとも)感受性があります。フロモックスは単に広域で使いやすいからあなたに使用されただけだと思います。

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noname#82878
noname#82878
回答No.5

既に数人の方から詳しい回答がなされているようですが、現実に、病院を受診する人の中で、純粋なウィルス単独感染の人がいったいどのくらいいるのでしょうか。ウィルスによって風邪症状が生じても、細菌感染の合併が無ければ数日で治ってしまいます。ちょっとこじれて症状が重くなって初めて医者にかかろうと思う人が多いのではないでしょうか。そうなると、医者に受診する人は細菌感染を合併している可能性が高いと言えると思います。以前何かの講習会で、風邪症候群に細菌感染の合併が無かった人がほとんど無かった、という報告がありました。これも病院を受診した人が対象になっています。 こうした事情と、患者さんの要望が一緒になって、抗生剤の投与となっているのだと思います。 ご質問の内容は医学的にはには正しくて理想ではあるけれども、医療の現場とは少しギャップがあるのだと思います。

patari
質問者

お礼

皆さま、どうも有り難うございました。とても参考になりました!ポイントを皆さんに20ずつ差し上げたいところです・・・。

noname#22519
noname#22519
回答No.3

確かに迅速溶連菌検査は数十分で出ますが、 それで陽性が出たからといって抗生剤を飲まなければ治らないわけではありません。 逆に全身状態の悪そうな人は、検査の結果に関わらず抗生剤を始めるべき時もあります。 診察した時点で、抗生剤を使う/使わないを医師が決められれば あえて検査をする必要もないというわけです。 検査自体の精度の問題もありますし。

  • abototo
  • ベストアンサー率63% (7/11)
回答No.2

#1さんの回答に付け足します。 一般に,お尋ねのような病状は,ウィルス感染で始まり、それに一般細菌(連鎖球菌,ブドウ球菌,インフルエンザ菌,肺炎球菌など)感染が加わることが多く,症状だけで両者を完全に区別することは不可能です。 ご指摘のように,検査をして細菌感染を確認した上で,最も適した抗生物質を処方することが理論的に正しいことですが,細菌検査の結果は,早くても4~5日後でないと分かりません。例えば,重症の肺炎の患者さんがいて,直ちに抗生物質による治療を開始しなければならない場合,細菌検査の結果が出るのを待っていては亡くなってしまいますので,通常は,過去の患者さんのデータなどから予想される細菌を想定して(統計学的に多いものという意味です),それに合った抗生物質を使用し,細菌検査の結果が出た時点で,変更する必要があるならば変えるという治療が一般に行われています。このような方法をエンピリック治療と呼んでおり,世界中で認められています。また,最近の抗生物質は広範囲の細菌に対して効果があるものが多いので,検査をしなくても,かなりの範囲の細菌をカバーすることが出来ます。

patari
質問者

お礼

ありがとうございます。 abototo様は一般人となっていますのでこの質問をしてよいのか分かりませんが、私は主にフロモックスを処方されるのですが、この薬は溶連菌とみて処方されているのでしょうか?であれば溶連菌の検査は10分程でできるのですが。 それとも他の細菌の可能性もあって処方されているのでしたら分かるのですが・・・。 フロモックスはセフェム系だし、溶連菌とみられているのであればペニシリン系が適していると聞いたことがあるのでやっぱり広範囲をカバーするためですかね?

noname#22519
noname#22519
回答No.1

ご存知の通り、咽頭扁桃炎の大半は抗生物質を必要としません。 しかし、中には抗生剤を使用しないとなかなか治らないものもあります。 本来であれば、一旦抗生剤を使用せずに経過観察し、 治りが悪ければ検査を追加し、必要なら抗生剤を追加するのが 正しいやり方です。 しかし、あなたのように理解ある患者ばかりではありません。 上記のように経過観察していると、「一度医者に行ったのに 一向に良くならない。誤診ではないのか」などと喧嘩腰で 受診してくるような人は後を絶ちません(特に小児科は)。 最近は「抗生剤を使用しない理由を、患者が分かるまで説明しろ」 という理屈もよく聞きますが、実際説明したところで 治りが悪い時の患者のリアクションはそう変わりません。 要は理解が足りないのですが、そうした人に完全に理解してもらうまで 病気や薬のことを説明していたら夜になっても外来が終わりません。 結局、後に何人も待ってる忙しい外来で、学問的な正しさのために 時間も余計に割いてあえて患者トラブルのリスクを犯すよりは、 抗生剤を処方すれば患者も喜ぶし(これは本当)トラブルになりにくいのです。 特に、ひとつのトラブルが経営に直結する開業医では この傾向が特に強いように思います。

patari
質問者

お礼

早々のご回答ありがとうございます。 質問させていただきたいのですが、初診で大人に粘膜の検査をしないのはなぜなのでしょうか? なぜ経過観察後、抗生剤追加が正しいのでしょうか? 検査を予めすれば説得力あるような気がするのですが・・・。 よろしくお願いします。

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