ポイントは、補助金の取扱いと、資産取得の際の(資金)収支計算取引だと思います。
以下の取引では、いかがでしょうか。
1.補助金を受入
(BS)現金200/受取補助金等(指定)200
(資金)現金200/補助金等収入200
=貸借対照表=
(資産の部)現金200
(正味財産の部)<指定正味財産の部>○○補助金200
=正味財産増減計算書=
(収益)受取補助金等200
=資金収支計算=
(事業活動)補助金等収入200
2.使途指定されている補助金を一般正味財産へ振り替え
(BS)一般正味財産への振替額(指定)200/受取国庫補助金等(一般)200
(資金収支取引なし)
=貸借対照表=
(資産の部)現金200
(正味財産の部)一般正味財産200
=正味財産増減計算書=
(収益)受取補助金等200
=資金収支計算=
(事業活動)補助金等収入200
3.什器備品を購入(資産取得)
(BS)什器備品200/(BS)現金200
(投資活動支出)有形無形固定資産取得支出200/(資金)現金200
=貸借対照表=
(資産の部)什器備品200
(正味財産の部)一般正味財産200
=正味財産増減計算書=
受取補助金等200
=資金収支計算=
(事業活動)補助金等収入200
(投資活動)有形無形固定資産取得支出200
4.什器備品の減価償却を計上
(PL)減価償却費10/(BS)什器備品10
(資金収支取引なし)
=貸借対照表=
(資産の部)什器備品190
(正味財産の部)一般正味財産190
=正味財産増減計算書=
(収益)受取補助金等200
(費用)減価償却費10
=資金収支計算=
(事業活動)補助金等収入200
(投資活動)有形無形固定資産取得支出200
※年度内使い切りの補助金であれば、1の処理は、以下のとおりで、2の処理は不要だと思われます。
1.補助金を受入
(BS)現金/受取補助金等(一般)
=貸借対照表=
(資産の部)現金200
(正味財産の部)一般正味財産200
=正味財産増減計算書=
(収益)受取補助金等200
=資金収支計算=
(事業活動)補助金等収入200
2.(不要)
※「公益法人会計実務指針(その1)>2.補助金等の会計処理」をご参照ください。
お礼
お礼が遅くなってすみませんでした。 掲示して頂いた資料等は、読んでいたのですが・・・。 事業の一環として購入した什器備品の仕訳が分かったのですが、ご指摘からすると「xxx事業費」としてあげるんですよね。ただこの時、購入された「什器備品」の扱い(協会としては、什器備品が増えている)が、よく分からなかったのです。(うまく説明できずすみませんでした。) もし宜しければ、継続してご教示頂けないでしょうか?