16個の反交換関係を満たすγ行列について

このQ&Aのポイント
  • 16個の反交換関係を満たすγ行列について教えてください。
  • {γi, γj}=γiγj+γjγi=2δijを満たし、かつγ0=ββ、γ1=α1α1、γ2=α2α2、γ3=α3α3、γ4=α1α2、γ5=α2α1、γ6=α2α3、γ7=α3α2、γ8=α1α3、γ9=α3α1、γ10=α1β、γ11=α2β、γ12=α2β、γ13=βα1、γ14=βα2、γ15=βα3の条件を満たす16個のγ行列は存在するのでしょうか?
  • この行列は少なくとも、256×256行列になるはずです。
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16個の反交換関係を満たすγ行列について

こんにちは、下記につきまして教えてください。 {γi, γj}=γiγj+γjγi=2δij の反交換関係を満たすγ行列はn個のパウリ行列の直積として次にように与えらるらしいのですが、 (「群と物理」 佐藤光先生著  P182より) γ1=δ2(1)δ3(2)・・・・・δ3(n) γ2=-δ1(1)δ3(2)・・・・・δ3(n) γ3=δ0(1)δ2(2)δ3(3)・・・・δ3(n) γ4=-δ0(1)δ1(2)δ3(2)・・・・δ3(n) ・ ・・・ γ2n-1=δ0(1)・・・・δ0(n-1)δ2(n) γ2n=-δ0(1)・・・・δ0(n-1)δ1(n) これは、取りあえず置いておきまして、 {γi, γj}=γiγj+γjγi=2δij を満たし、かつ γ0=ββ γ1=α1α1 γ2=α2α2 γ3=α3α3 γ4=α1α2 γ5=α2α1 γ6=α2α3 γ7=α3α2 γ8=α1α3 γ9=α3α1 γ10=α1β γ11=α2β γ12=α2β γ13=βα1 γ14=βα2 γ15=βα3 の条件を満たす16個のγ行列は存在するのでしょうか? (この行列は少なくとも、256×256行列になるはずです。)

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回答No.2

書くのを忘れていましたが、下の回答の様に構成したΓは256×256行列ではなく、16行16列行列になります。物理学者はテンソル積のことをしばしば直積と呼びますが、数学ではテンソル積と直積は別のものです。 参考URLの本間泰史:「スピン幾何入門」等が参考になります

参考URL:
http://surgery.matrix.jp/topologynotes.html
bamatch
質問者

お礼

{γi, γj}=γiγj+γjγi=2δij を満たし、かつ γ0=ββ γ1=α1α1 γ2=α2α2 γ3=α3α3 γ4=α1α2 γ5=α2α1 γ6=α2α3 γ7=α3α2 γ8=α1α3 γ9=α3α1 γ10=α1β γ11=α2β γ12=α2β γ13=βα1 γ14=βα2 γ15=βα3 の条件を満たす16個のγ行列は存在しませんし、存在しても、満たすことを確認する方法は無いかもしれません。すっきりしませんが、締め切らせて頂きます。再度、質問するかもしれません。

bamatch
質問者

補足

お返事ありがとうございます。 >書くのを忘れていましたが、下の回答の様に構成したΓは256×256行列ではなく、 >16行16列行列になります。 γiγj+γjγi=2δij  (i,j=0,1,2,3)を満たす16組の行列は、間違いなく256×256行列以上になります。下記の本には、 (「群と物理」 佐藤光先生著  P182より) クリフォード代数の次元は、 N    r N ΣC N =2 (6.82) r=0 であり、従ってNが偶数、N=2nのとき、γ行列は2^n×2^n行列になり、、、 と記載されております。 従いまして、γiγj+γjγi=2δij  (i,j=0,1,2,3)を満たす組み合わせは、16×16行列では8組、4×4行列では4組しかないということになります。 また私は、上記を知らずに、γiγj+γjγi=2δij  (i,j=0,1,2,3)を満たす16組の行列を、16×16行列だろうと予想して、mathematicaを使用して探したのですが、2年間計算して見つけられませんでした。間違いなく、256×256行列以上になります。 参考までに、γiγj+γjγi=2δij  (i,j=0,1,2,3)を満たす16組の256×256行列のmathematica プログラムを記載します。 但し、γ0=ββ、γ1=α1α1、γ2=α2α2、γ3=α3α3・・・・等の条件は満たしてないです。 demoteRank4to2[y_]:=Flatten[Map[Flatten,Transpose[y,{1,3,2,4}],{2}],1]; pauli8times[g1_,g2_,g3_,g4_,g5_,g6_,g7_,g8_]:=demoteRank4to2[Outer[Times,demoteRank4to2[Oute r[Times,demoteRank4to2[Outer[Times,g1,g2]],demoteRank4to2[Outer[Times,g3,g4]]]],demoteRank4t o2[Outer[Times,demoteRank4to2[Outer[Times,g5,g6]],demoteRank4to2[Outer[Times,g7,g8]]]]]]; g[1]={{0,1},{1,0}}; g[2]={{0,-I},{I,0}}; g[3]={{1,0},{0,-1}}; g[0]={{1,0},{0,1}}; e256=IdentityMatrix[256]; gu[0]=pauli8times[g[0],g[0],g[0],g[0],g[0],g[0],g[0],g[2]]; gu[1]=-I*pauli8times[g[1],g[3],g[3],g[3],g[3],g[3],g[3],g[3]]; gu[2]=-I*pauli8times[g[0],g[1],g[3],g[3],g[3],g[3],g[3],g[3]]; gu[3]=-I*pauli8times[g[0],g[0],g[1],g[3],g[3],g[3],g[3],g[3]]; gu[4]=-I*pauli8times[g[0],g[0],g[0],g[1],g[3],g[3],g[3],g[3]]; gu[5]=-I*pauli8times[g[0],g[0],g[0],g[0],g[1],g[3],g[3],g[3]]; gu[6]=-I*pauli8times[g[0],g[0],g[0],g[0],g[0],g[1],g[3],g[3]]; gu[7]=-I*pauli8times[g[0],g[0],g[0],g[0],g[0],g[0],g[1],g[3]]; gu[8]=-I*pauli8times[g[0],g[0],g[0],g[0],g[0],g[0],g[0],g[1]]; gu[9]=I*pauli8times[g[2],g[3],g[3],g[3],g[3],g[3],g[3],g[3]]; gu[10]=I*pauli8times[g[0],g[2],g[3],g[3],g[3],g[3],g[3],g[3]]; gu[11]=I*pauli8times[g[0],g[0],g[2],g[3],g[3],g[3],g[3],g[3]]; gu[12]=I*pauli8times[g[0],g[0],g[0],g[2],g[3],g[3],g[3],g[3]]; gu[13]=I*pauli8times[g[0],g[0],g[0],g[0],g[2],g[3],g[3],g[3]]; gu[14]=I*pauli8times[g[0],g[0],g[0],g[0],g[0],g[2],g[3],g[3]]; gu[15]=I*pauli8times[g[0],g[0],g[0],g[0],g[0],g[0],g[2],g[3]]; For[x=0,x<16,x++, For[y=0,y<16,y++, If[x==y,Print[x,y,gu[x].gu[y]+gu[y].gu[x]==-2*e256]]; If[x=!=y,Print[x,y,gu[x].gu[y]+gu[y].gu[x]==0*e256]]; ]]; {γi, γj}=γiγj+γjγi=2δij を満たし、かつ γ0=ββ、γ1=α1α1、γ2=α2α2、γ3=α3α3等の条件を満たす16個のγ行列は存在するのでしょうか? 追伸 「光と電子のコンプトン散乱と同程度の計算について」では、基礎的な事項からご親切にご教示頂きましたにも関わらず、私の力不足により途中で挫折してしまい、申し訳ございませんでした。何卒、今後ともよろしくご指導頂きましたら幸いです。

その他の回答 (1)

回答No.1

大変重要なご質問です。まず  γiγj+γjγi=2δij  (i,j=0,1,2,3) を満たす4行4列の行列をとってきます。もちろんこれは通常のγ行列です。次にこれらのテンソル積によって次の16個の行列を定義します。 Γ0=γ0×γ0 Γ1=γ1×γ1 Γ2=γ2×γ2 Γ3=γ3×γ3 Γ4=γ1×γ2 Γ5=γ2×γ1 Γ6=γ2×γ3 Γ7=γ3×γ2 Γ8=γ1×γ3 Γ9=γ3×γ1 Γ10=γ1×γ0 Γ11=γ2×γ0 Γ12=γ3×γ0 Γ13=γ0×γ1 Γ14=γ0×γ2 Γ15=γ0×γ3 ここで×はテンソル積を表わします(通常は×のまわりに◯の記号で表わされるもの)。するとテンソル積の性質より  ΓiΓj+ΓjΓi=2δij  (i,j=0,1,…,15) が成立します。これらはClifford代数と呼ばれ、現代数学および物理学で大変重要なものになっています。 http://arxiv.org/abs/hep-th/0506011

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