マーケティングと経営学について
この質問をするに当たって、とりあえず、gooのマーケティング関連の過去ログ約600件を見ました(見落としもあるかもしれませんが・・・)。「経済学と経営学」の関連等についての質問は数件ありましたが、明確に表題について論じたものはありませんでした。考えますに、マーケティングとは、企業活動をマーケット(市場・顧客)視点で見直す考え方のことであり、結局は、企業活動全般におよびます。市場や顧客という視座から経営をとらえて行くこと=すなわち、プロダクト・インの発想=工業化社会からの脱却と、ニューエコノミーにおけるビジネス発想の転換ということでしょうか。 コトラーの新しい教科書「新マーケティング原論」では、ホリスティック・マーケティングという言葉が使われています。そこには、当然、企業組織論や労務管理論も含まれるはずです。ドラッガ-やポーターの理論も引用されています。学問のカテゴリーを広義で表すか、狭義で理解するかは難しいことだと思いながら、21世紀のマーケティング論については、経営学の一部分とか下位概念とは考られない時代だと思います。そこで、マーケティング論は既存の経営学とどこで線を引くべきでしょう。それともすでに融合(もしくは視座としてはマーケティングが凌駕しており)、将来はマーケティング論(学)的発想こそが経営学の主流になるのでしょうか。少し、ご意見をお聞かせください。