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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:SQで裁定ポジが空っぽになった、という市況解説)

SQで裁定ポジが空っぽになった、という市況解説

tiuhtiの回答

  • tiuhti
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回答No.1

質問者の方があげたWEBは、TOPIXでの直先スプレッドを話題にしているのだから、「裁定取引用の在庫」(=前後関係から、普通に読めば、裁定取引の現物買残)とは、TOPIX先物とTOPIX現物バスケットが話題になっているのが明らかです。 一方、東証の発表は、各証券会社が、TOPIX・日経平均の両方の指数先物と現物バスケットの裁定取引の残高の、証券会社の自己申告の集計です。 よって、一致しないのが普通です。 これが、考えられる最大の理由でしょう。 勿論、WEBの作者が「解消売りが出なかった」事を主な理由として、裁定取引がほぼ解消されてしまった、と推測しているのならば、理論的には、実はTOPIXでの裁定のポジションは残っているが、限月間スプレッド、先物&現物の板の状況(裁定取引の執行リスクに関係する)、あるいは指数先物オプションとの関連性(現物バスケットあるいは先物と、オプションの合成ポジションとの間でも、裁定関係は成立する)といった理由から、裁定解消が出なかっただけ、という事もありえます。 ところで、裁定取引の残高が注目されるのは、一般的には「買残高が溜まっていると、直先スプレッドや限月間スプレッドの動向次第で、解消売りがでて、それが相場を押し下げるきっかけになりうる」からですが、その影響は、TOPIXでも日経平均でも本質的な違いはなく、裁定取引をご自身でやっているのでもない限りは、ポジションをとる際の必要知識として、TOPIXだけの裁定取引の状況は、それ程重要ではありません。(どうでもいい、とは言わないが) それから、ご質問で紹介されたWEBにある「業者間ではTOPIXバスケットのレンディングも可能だし、そこそこ取引があるようなので、比較的短時間に再び"入庫"すると考えています(つまり、裁定"解消"売りが可能になる)。」というコメントのは、これだけから判断すると「????」です。 TOPIXバスケットの貸借が可能というのはその通りですが、貸し出されるのは、TOPIX先物との裁定のポジションではなく(なぜなら、そういうポジションは空になっていると言っているのだから)、例えば「機関投資家が持っているTOPIX連動型のポートフォリオ」のような、裁定取引とは無関係のもののはずで、もしそういうバスケットを借りてこられるとしたら、9日の先物ディスカウントの状況で、借りてきたバスケットでの売りが出なかったのは何故でしょう?その時貸借が不可能で、将来は可能になる、という理由があるでしょうか? 貸借が可能というなら、「裁定取引用の在庫が、カラに近い状態になってしまった」事だけでは、先物ディスカウントの状況にも関わらず解消売りがでなかった事は説明できません。他の、より本質的な理由の存在が説明できていない事になります。 一方、このWEBの作者が、バスケット貸借の対象として「裁定買い残の現物ポジション」を想定していて、「いずれは買残もたまり、それが他人に貸されて、バスケット売りとして出てくる」といいたいのなら、買残が溜まれば、別に貸借されなくても、素直に解消売りすればよいので、バスケットのレンディングがあろうがなかろうが、同じことです。 「裁定買残がたまれば、先物が充分に割安になれば、解消売りは出てくる」という、コメントをわざわざする必要もない、当り前の事を言っているのと同じ事になります。 このWEBの作者がそうだとは断言しません(そこまで詳しく読んでいないから)が、プロ(自称を含む)でも、相場知識以前のレベルで、「君はいったい何がいいたいのかね?」と言いたくなるような発言をする人は、結構います。説明をはっしょっている為にこちらがわからない事もあれば、本当に理屈に合わない事を言っている事もあります。WEB上のコメントは、本人にその意味を確認するのが困難なので、「ホントかいな?」と思ってしまうようなものは、適宜無視する事をお勧めします。

ass559
質問者

お礼

こんな詳しいご説明を頂いて恐縮です。ありがとうございます! TOPIX先物との裁定であることはわかりました。 けっこう粗雑なブログもあるんですね。鵜呑みにしないことにします。 飲み込みが悪くて恐縮なのですが、まだちょっとわからない点が……。 1) >貸借が可能というなら、「裁定取引用の在庫が、カラに近い状態になってしまった」事だけでは、先物ディスカウントの状況にも関わらず解消売りがでなかった事は説明できません。 「先物ウリ・現物買い」のポジションを解消すると、ポジションはフラットになりますよね。一方、自分の裁定買い残がゼロで「先物買い・現物(借りてきて)ウリ」=新たにポジションをとること。 逆ザヤが、前者の利確には十分でも、後者でリスクを取るほど十分ではない、ということはありませんか? 空売りは貸株コストがかかり、「先物ウリ・現物買い」よりやりにくい気がします。 2) 東証HPの8日取引分を保存してあります。8日時点で当限(6月限まで)の買い残1,008,378千株、売り残119,368千株です。 OPは7日、先物は8日が取引最終日ですから、この「当限」はロールオーバーされず、SQの寄り付きですべて成り売りor成り買いされた? (出来高から見てあり得ないと思います。) 先物がロールオーバーされても、対応する現物バスケットの残は「当限」から「翌限」に振替えて表示しないのでしょうか? 3) 寄り付きで1銘柄につき60万株のバスケット売り、はどうやって推定するのでしょうか。 SQ日前に、この株数がわかれば、非常に有利なトレードができそうですが。。。 4) いちばんの疑問は、短期金利が強含みのときに、逆ザヤ場面もたくさんあったのに、なぜ先週(特に9日に)裁定買い残が増えたか、です。 「金利先高観→株価先安観」で、トレードオフでしょうか? 5) SQの寄りの大幅下落は想像がつくので、ここで買う人が多いのは当然として、裁定解消売り以外にも、大量の成り売りが出たと考えないと、出来高の説明がつきません。 SQ寄り付きで売りたい人とは、どんな人でしょうか? もしお時間があったら、一部で結構ですのでお願いします。 ご回答ありがとうございました。とても勉強になりました。

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