• ベストアンサー

株式を公開することで、会社が資金調達するしくみ

nekomomotaの回答

回答No.5

#3で答えた者です。 質問者の方はおそらく、当初は創業者であるところの大株主と会社の区別で迷われているのだと思います。 最終的には株主=会社ではなく経営者でもないのです。 株主は資本を提供し、経営者は株主から承認されて会社を経営しているだけです。だから経営者は一株も株を持っていないこともありえます。しかし組織としての株式会社は大量の資金を集めることのできる仕組みなので、それを使って株主に選ばれた経営者は職務として事業を営んで、会社から給与をもらって生活するのです。ときに経営者が大株主になっていることもあるのでそれで混同されているのでしょうが、経営者は組織としての株式会社の事業を指揮する人であり、株主は株式会社の事業に資本を提供することで利益からの見返りに配当を期待する立場にあって本来機能は別々です。さらに会社は事業のために社員を雇っています。 未上場で創業したときはお金を集める仕組みとして株式会社を使いながら最初の大株主にならざるを得なかった創業者が経営者として会社を経営するのです。しかし、株式を公開すれば経営者以外から大量の資本を調達できるため経営と資本とは完全に分離することができます。経営者は株を全部手放してしまうことさえ可能で、その際には経営者として残ることもできますし、首を挿げ替えられれば株式を手放してまったくの無関係になることもできるのです。 そう言う場合には新たに経営の上手い人が経営者として迎え入れられます。この経営者はそれなりの給与を与えられて、上場後に株式を手にした多数の一般の株主から承認されて経営を行い、その後は利益を上げることを株主たちが監視するという形になります。働きが悪い経営者は株主総会で解任できます。ただし、経営陣が株式を手放さず経営者でありながら株主の位置にとどまることも可能です。このときはたまたま両方の立場を併せ持っている状態になります。

chaco089
質問者

お礼

ありがとうございます。む、むずかしいです・・・ね。

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