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不良債権処理が進まない本当の理由

不良債権を処理することが日本経済の再生の条件である。などどいわれて何年もたちますが、一向に不良債権の処理が完了しません。一説には優良債権が不良債権にどんどん置き換わっているからだ。ともいわれますが。 本当の理由は、きちんと不良債権を引き当て、処理すると、大銀行が8%の自己資本を割り込むどころか、債務超過になってしまうからではないでしょうか?こうなると、銀行経営者が責任を取ってやめなければならなくなるどころか、本物の金融恐慌になってしまうから、本当の財務内容を出すことができないのではないのでしょうか?

  • 経済
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質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • katsuos
  • ベストアンサー率36% (18/50)
回答No.5

「経営が苦しくなるなら、不良債権の回収はしなければよいのではないでしょうか」ということですが、「しなければならない」事情があります。銀行は、業務を行う際には資産に対する不良債権の割合を一定以下にするよう、政府(金融庁など)から厳しく規制されているからです。なぜ規制するかというと、一定程度銀行を淘汰して金融界をより強力なものとすることで、国際競争に耐えられる金融システムをつくりたいなどという、大手銀行や政府の狙いがあると思われます。もちろん、体力のない地方銀行にとっては、たまったことではないですが(乱暴に言えば、大手に吸収されるか破たんするかの道しかない)。現に、政府も、今後の公的資金投入は「金融システムの崩壊に結びつく危険性がある場合のみ」にするとしています。つまり、地方銀行や都銀の一部は、事実上「見捨てられる」ということです。「凍結するしかない」というkisigennさんの結論には、個人的には賛成ですが、政府からすると、「そうかもしれないが、そうもいかない」ということなのでは。

kisigenn
質問者

お礼

ありがとうございました。そうですかっ!国際的に耐えられるものでなければらないのですね。日本国内だけで考えてよいなら、凍結でもよいと思いましたが、そうは行かないのですね。それであれば、どうやって不良債権をかたずければよいのかますますわからなくなってしまいますね。

その他の回答 (4)

  • delmondo
  • ベストアンサー率41% (74/178)
回答No.4

 優良債権が不良債権に置き換わっていると言うのは事実では?  本当の理由と言うのは一つや二つではありません。不動産問題、企業体力や体質の問題、日本人の国民性、従来システムの弊害、グローバルスタンダードの台頭、産業界と族議員との関係などなど、様々な要因が複雑に絡み合っている、というのが本当の理由ではないでしょうか。  kisugennさんが仰せのように実際には公表される以上に不良債権は存在するでしょう。ですからまともに処理すれば、良くても自己資本比率の低下や国際社会における競争力低下を招き、ひいては破綻や外資による吸収合併を招きます。  債務超過になるかどうかは各銀行の本当の財務諸表を見てみなければ誰にも判らないのでは? 陥らない銀行もあれば陥らない銀行もあるでしょう。仮に全ての銀行が陥るとしたら業界の猛反発もありますし、票田や企業献金を失う政治家は保身からも断行など絶対できないでしょう。

  • katsuos
  • ベストアンサー率36% (18/50)
回答No.3

前の方が書いているような理由もあるでしょうが、あと、経済的な原因もあります。不良債権を回収すると、回収された企業が倒産します。すると、関連会社も共倒れになって、その企業に貸している銀行にとっては、新たに不良債権が発生します。倒産が増え、失業者も増えるので株価が下がり、すると、銀行が持っている株の価値(資産)が減って、資産に占める不良債権の比率がアップし、経営が苦しくなる。すると、さらに不良債権の回収を進め、倒産が増える。という悪循環です。私の意見としては、景気をよくしないと、この悪循環から脱出できないでしょう。もち、公共事業にお金を使えということではなありませんが。

kisigenn
質問者

補足

>経営が苦しくなる。すると、さらに不良債権の回収を進める この部分はよく理解できません。経営が苦しくなるなら、不良債権の回収はしなければよいのではないでしょうか?まともに、財務を完全に公開し、悪い部分をまじめに処理すれば、大銀行でも、債務超過になり、本当の大混乱、大恐慌になってしまうと考えます。 よって私は、不良債権は凍結するしかないと思います。

  • shiopochi
  • ベストアンサー率29% (26/89)
回答No.2

政治的な部分は別として、不良債権とは銀行が回収できない債権ですよね。 では銀行はなぜそんな返済してくれなさそうな顧客に融資をしたのでしょうか。 それは銀行が万一に備えて担保を取っていたからです。 日本の場合はそのほとんどは不動産です。    ということは地価が下がれば担保としての価値が下がり、 今までは返済が滞っていても担保があったので不良債権ではなかった融資が 不良債権に化けていくということではないでしょうか。 つまり不良債権処理をしていないのではなくて処理はしていていても どんどん新たな不良債権が出てくるので結果として減らないということです。    もちろん銀行トップ・幹部の責任問題になりますから 処理したくないというのも大きな理由と思いますが。

kisigenn
質問者

補足

では、私の質問の 債務超過に陥るからではないかという部分にはshiopochiさんはどう答えますか?

  • shmitto
  • ベストアンサー率26% (17/64)
回答No.1

追加で前回の資本注入時に、もうこれで金融危機は去ったとした柳沢大臣が過ちを認める事になる⇒大臣の更迭⇒小泉内閣崩壊の流れがある限り本当の財務内容が明かされることは無いと思います。

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