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三大栄養素の消化について

糖質・蛋白質・脂質は、口腔・胃・小腸・で どのような消化酵素の働きで、どこまで分解されるのでしょうか? 糖質の分解課程はなんとなくわかるのですが、 蛋白質は膵液によって、どこまで分解されて 腸にいくのかわかりません。 (糖質) 口腔では アミラーゼの作用によって      ↓     デンプン      ↓     二糖類 膵臓では 膵アミラーゼの作用によって     炭水化物→二糖類 腸液では    スクラーゼ・マルターゼ・ラクターゼによって            ↓       すべての二糖類を単糖類に   このように、蛋白質・脂質も器官によって 分解されるレベルがあると思うのですが・・・ 誰か教えて下さい!!

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noname#176844
noname#176844
回答No.3

no2です。 >糖質での二糖類分解酵素は→スクラーゼ・マルターゼ・ラクターゼが主であると考えてよいでしょうか? はい。その通りです。量的にはマルトースが一番多いのでマルターゼが中心ですね。次はスクラーゼです。ラクターゼが一番少ないでしょうね。 たんぱく質は >胃液では、塩酸の作用でペプシノーゲンをペプシンに かえてから、大まかに分解されるのでしょうか? その通りです。説明を省略してしまいました。もし、初めからペプシンの状態で分泌されると胃壁やペプシンをつくっている細胞のたんぱく質が分解されるおそれがあります(自己消化)。これをふせぐために活性をもたないプロ酵素(ペプシノーゲン)の形で分泌され塩酸の影響により活性化されるわけです。ペプシノーゲンは塩酸だけでなくペプシンによっても活性化されます。 >大まかとは、たんぱく質→ポリペプチドぐらいでしょうか? ポリペプチドからオリゴペプチド程度だと思います。(実験的に確認したわけではないのですみません) >カルボキシペプチダーゼは膵液ではなくて腸の分類になるのですか?膵液中には含まれていないのでしょうか? 済みません送信してから気づきましたが膵液中ですね。 >膵液では、ペプシンによって大まかに分解とありますが、ポリペプチドと考えてよいでしょうか? オリゴペプチドくらいでしょうね。オリゴペプチドはアミノ酸が2~10数個結合していますからジペプチドやトリペプチドも当然存在すると思われます。 >脂質は 胆汁で乳化され、膵液の膵リパーゼの作用で 両媒性のグリセロールと脂溶性のモノグリセリドに分解されるのでしょうか? グリセロール(グリセリン)は実験的には生じると思いますが人体内では発生しにくいと思います。 いわゆる油脂(脂質)は3つの脂肪酸とグリセロールが結合したものですから膵リパーゼの作用で2つの脂肪酸と1つのモノアシルグリセロール(モノグリセリド)を生じます。 脂肪酸は脂溶性ですがモノアシルグリセロールは両親媒性です。いわゆる乳化剤に利用されています。 補足に出てきましたグリセロールですが水酸基が3つある分子ですから水溶性と考えた方がいいと思います。

mentaiko2016
質問者

お礼

わかりやすいご返信ありがとうございました! 生理学・生化学は苦手ですが、基礎的な科目なので 頑張ります!!

その他の回答 (2)

noname#176844
noname#176844
回答No.2

どの栄養素もその場で100%分解される訳ではありません、また質問者さんがどのレベルの答えを望んでいるのかわかりませんが、 ・糖質(炭水化物:でんぷん) 口腔内で唾液アミラーゼの作用によりデキストリン(多糖類より小さく少糖類よりも大きいもの)や麦芽糖(マルトース:二糖類)に分解されます。 胃の中は強酸性ではありますが食物が胃に入ったとたんに酸性に変わるわけではなく完全に酸性に変わるまで唾液アミラーゼの作用は続きます。 胃には炭水化物を分解する酵素は無いといわれています。胃からでた食物は十二指腸で膵アミラーゼの作用をうけ麦芽糖に分解されます。 質問には腸液とありますが、腸で分泌される粘液中には酵素は含まれていないと考えられています。正しくは小腸の微絨毛刷子縁に存在する二糖類分解酵素により分解を受けながら吸収も同時に受けます(膜消化)。 ショ糖(砂糖)などは小腸の二糖類分解酵素で初めて分解を受け増す。 ・たんぱく質 口腔内では消化酵素による分解は受けません。胃内でペプシン(ペプシコーラの名前の由来)により大まかに分解されます。その後膵液のトリプシン、キモトリプシンでさらに細かく分解されます。その後小腸の膜消化酵素(ジペプチダーゼ、アミノペプチダーゼ、カルボキシペプチダーゼなど)の作用により分解とともに吸収されます。 脂質 一部は唾液リパーゼや胃リパーゼの作用を受けるようですが脂質は本来脂溶性(油に溶ける物質)それに対し、酵素は油には溶けず水に溶ける仲間です(水溶性)。ですからそれほど強い作用は受けないと考えられています。十二指腸に運ばれた脂質は胆汁により乳化されるので水溶性の酵素と反応しやすくなります。そして膵リパーゼの作用により脂肪酸とモノアシルグリセロール(モノグリセリド)の形に分解されます。脂質は本来的には細胞膜を通過しやすい成分なのでこの形で吸収され取りアシルグリセロール(いわゆる脂質)に再合成されます。単鎖脂肪酸や中鎖脂肪酸は比較的水に溶けるので炭水化物やたんぱく質と似た反応を示します。 炭水化物とたんぱく質の運ばれ方は共通ですが、脂質の運搬は異なります。

mentaiko2016
質問者

補足

丁寧なご指導ありがとうございます。 私は現在、看護学生でして解剖生理学レベルの知識を習得したいとおもっております。 あつかましく質問なのですが 糖質での二糖類分解酵素は→スクラーゼ・マルターゼ・ラクターゼが主であると考えてよいでしょうか? たんぱく質は 胃液では、塩酸の作用でペプシノーゲンをペプシンに かえてから、大まかに分解されるのでしょうか? 大まかとは、たんぱく質→ポリペプチドぐらいでしょうか? カルボキシペプチダーゼは膵液ではなくて腸の分類になるのですか?膵液中には含まれていないのでしょうか? 膵液では、ペプシンによって大まかに分解とありますが、ポリペプチドと考えてよいでしょうか? 脂質は 胆汁で乳化され、膵液の膵リパーゼの作用で 両媒性のグリセロールと脂溶性のモノグリセリドに分解されるのでしょうか? 長々と質問しましたが、お時間の都合が良い時に 教えて頂けないでしょうか?よろしくお願い致します。

  • pinkie00
  • ベストアンサー率34% (21/61)
回答No.1

タンパク質の消化はわからないですが、脂質の消化に関して去年習ったので私が分かる範囲で回答します。 摂取されたトリアシルグリセロール(脂肪)は小腸内腔で初めて消化される。 トリアシルグリセロールは水に不溶であるため、酵素反応を受けない。(そのままでは分解されない) →そのため 界面活性作用のある胆汁酸によって乳化される。 →胆汁酸とミセルを作ったトリアシルグリセロールは 水溶性となって 膵リパーゼによって酵素的に分解される。

mentaiko2016
質問者

お礼

大変早い回答ありがとうございます! 参考になりました!

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