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雨が降って「おります」?雨が降って「います」?
簡単な文章では 雨が降っております。 雨が降っています。 ですが、両者はどのような違いがあるのでしょうか。 今、正式な文章で 取引量が膨大なものとなってきております。 取引量が膨大なものとなってきています。 両者の選択に困っています。 どなたかご教示頂けるとありがたいです。
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います: 丁寧語 おります: 謙譲語、丁寧語 謙譲の「おる」は、あるところに存在している状態をさす「居る」のときに使うものです。「鈴木は社内におります」のような場合ですね。 (ちなみに、敬語は用法であって文法ではありません) 第三の人・モノに使えば、「います」より「おります」のほうがやや丁寧、それだけです。 「あちらにビルが建っています」 「あちらにビルが建っております」 「この水族館にはクマノミがいます」 「この水族館にはクマノミがおります」 あとは、相手にあわせてどれくらい丁寧に言いたいのか、という気持ちの問題になるでしょう。ただし、文章全体として統一する必要はありますね。 ちなみに、相手に関連するものが存在しているかどうかで使う場合は、「おる」に謙譲表現の語感が残っていることから使わないほうが無難でしょう。 「お宅に犬はおりますか」△→「犬はいますか」○ したがって、 「膨大となっている取引量」が自社のものでも、相手会社のものでも、自社と相手会社のものでも、第三の組織のものでも、「います」でも「おります」でもいいことになると思います。やはり相手と自分の気持ちの問題でしょう。
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- n_kaname
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敬語は対象によって変えると一口に言いますが、正しくは言葉を向けた対象が誰か、によります。 言葉を通じて利き手を高める利用の仕方があるのです。 これは物でも人でも同じです。 目上の人の持ち物などを例に取るとわかりやすいと思いますが、良い鞄を持っているお偉いさんに、「素敵な鞄をお持ちですね」とは言わないでしょう。「素敵なお鞄をお持ちですね」と普通は言います。普段付けたら過剰とも思われる鞄に「お」を付けて敬語としているのは、鞄に敬意を表しているのではなく、鞄という持ち物を通して相手を高めているためです。 ですから、相手が目の前にいて説明していたり、取引先に説明をする場合ならば、 >取引量が膨大なものとなってきております。 ですが、様々な地位の相手へ複数に向けるなら、 >取引量が膨大なものとなってきています。 で良いと思います。 ですから一般的なリーフレットや会社案内などでしたら後者で良いのではないでしょうか。
お礼
なるほど、確かに上記のように判断することも可能ですね。 正しくは言葉を向けた対象が誰かによります、という考え方は納得です。 ご回答ありがとうございました。
- biwako1215
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1)今雨が降っております。 2)今雨が降っています。 電話での報告なら。1)のほうが、少し丁寧な言い方ですね。 先生や目上の人との電話では。1)を使ったほうが無難でしょう。 友達とか、たんなる報告なら2)で十分です。 取引量云々も同じでしょう。
お礼
早速のご回答ありがとうございます。 十分参考にはなるのですが、知識がおありになると見て、さらに伺いたいのですが・・・ 文法的には 「おる」は謙譲語、「いる」は丁寧語です。 ただし、これは自分が存在することを表す言い回しであると認識しております。 では、第三者(又はモノ)を表現する時はどのように使い分けるのが正しいのでしょうか。
補足
失礼しました。下記ですが、 謙譲語は「おります」、丁寧語は「います」 ですよね。
お礼
分かりやすいご説明、ありがとうございます。 敬語は用法なんですね、勉強になりました。 「おります」の方がやや丁寧ということですね。理解致しました。 この場合は、自分の相手に対する気持ちによって対応するということなんですね。 ご回答ありがとうございました。