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「会計学」と「財務諸表論」の違い
教えて頂けますか? 概念的にどちらの方が広く、また内容的にはどちらの方が詳しいとか、相違点はありますか?
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>例えば、公認会計士試験の財務諸表論の内容は、公務員試験などで言う「会計学」に活かせるのでしょうか? 会計学は大きく分けて財務会計と管理会計がありますが、そのうち財務会計の分野については活かせるでしょう。 財務会計が会計学の中心ですから、財務諸表論と重なる部分は多いと思います。 過去問が手に入るようなら、確認してみてください。
「会計とは、情報利用者が、事情に精通した上で、判断や意思決定を行うことができるように、経済的な情報を識別し、測定し、伝達するプロセスである」1966年、アメリカ会計学会(American Accounting Association、以下、AAA)の『基礎的会計理論に関する報告書』 会計学とは、このプロセスを研究する学問です。 財務諸表論はこのプロセスのうち、伝達のツールである財務諸表に関する理論であり、識別・測定のツールが簿記です。 したがって、会計学は財務諸表論を含む内容になっていますが、学問である言語学を知らなくても、ツールである言語を知っていればその言語を使いこなせるように、経理実務では会計学を知らなくても財務諸表論・簿記論を知っていればなんとかなります。 ただ、財務諸表論は簿記論ほどではないにせよ、暗記で覚える部分が多いので、その理論的背景を知るには会計学の知識が有効です。一方で会計学は研究対象が広範囲に亘るため、学ぶためには時間的な余裕が必要でしょう。 個人的には、なりゆきから管理会計を学んだことで、会計の意思決定への活用、つまり経営の具体的方策を知ることができました。これは私にとって、財務諸表論を学んだだけでは知ることのできなかった知的財産であり、大変ありがたく思っています。
お礼
詳しい御回答有難うございます。 例えば、公認会計士試験の財務諸表論の内容は、公務員試験などで言う「会計学」に活かせるのでしょうか?