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在庫評価単価について

在庫評価単価について意味と、またその使用例を教えてください。

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  • wan_ta
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回答No.1

一つ前で期末評価単価の質問をされていましたね。 基本的には同じと考えてください。 (金属)商社のシステムという前提においてですが、方法としては。。。 (このとき仕入れたものはすべて同じ商品として考えてください。) 1.先入れ先出し法 仕入れた順に払い出すという前提においての単価設定です。 たとえば、倉庫に何もない状態を前提として、@¥10のものを100個仕入れて、その後に@¥15のものを200個仕入れたと仮定しましょう。その後に入った順から200個売り上げのために払い出したとして、締め日において在庫は100個あるはずです。このとき先に仕入れたものから払い出しているので@¥10のものを100個払い出し、さらに@¥15のものを100個払い出し事になりますよね。そうすると、締め日時点では@¥15のものが100個在庫があるはずです。このときに評価される単価が@¥15となります。ただ、これは管理が難しくシステム化する際にはかなりロジックが複雑になるようです。 2.後入れ先出し法 1とは逆にあとに仕入れたものから先に払い出すという前提です。倉庫に何もない前提として、@¥500のものを100個仕入れし、その次に@¥1,000のものを500個仕入れたとしましょう。その後に売り上げのため、100個払い出したとして、このときの在庫は500個あるはずです。後に仕入れた方を先に出したことにする評価をするわけですからこの場合の評価は、在庫500個のうち@¥1,000で仕入れたものの内100個は払い出している前提ですので、@¥1,000のものは400個在庫になるはずです。そして、@¥500のものは100個そのまま手つかずであると言うことになりますよね。すると@¥1,000×400個+@¥500×100個=450,000円となります。この方法はインフレ時等で評価品の時価が上昇中の時に用いられます。この場合もロジック的には1と同じく複雑になるでしょうね。 3.移動平均法 これは仕入れの都度に単価が移動する評価方法です。たとえば倉庫に何もない前提で@¥100のものを100個仕入れたとしましょう。その次に払い出しがないままに@¥200のものを200個仕入れたとしましょう。この時点で在庫の商品単価を移動平均によって評価します。この例では(@¥100×100個+@¥250×200個)÷300個=@¥200となります。その後売り上げのために100個払い出したとして、その後@¥170のものを100個仕入れたとして締め日を迎えたこととします。このときの評価は(@¥200×200個+@¥170×100個)÷200個=@¥190となります。この方法だと割と簡単なロジックになるのでしょうかね^^ 4.総平均法 これは前期残高+総仕入高を前期在庫+総仕入数量で割り評価する方法です。たとえば前期の在庫高が¥10,000、在庫数が100個とします。今期の仕入れが@¥150×200個、@¥200×200個とします。そして、今期の払い出しが400個とします。払い出し単価は、(@¥100×100個+@¥150×200個+@¥200+200)÷500=@¥160となります。また、在庫に関しても同じ計算式で評価することとなります。この方法もロジック的には割と簡単で済むでしょうね^^ なお、私の会社(製造業)でもそうなのですが、通常月次決算を行う会社ではこの総平均の期間を1ヶ月として、月次総平均法による移動平均法としている会社が多いと思います。 5.最終仕入原価法 これは期末に一番近い仕入の単価を用いて評価する方法です。たとえば@¥100のものを100個仕入れ、@¥105のものを100個仕入れたとします。そのまま期末を迎え在庫の評価は最終仕入単価の@¥105を用いて@¥105×200個=¥21,000となります。この方法だとロジック的には非常に簡単ですが、ロット単位で仕入れ値が違う、仕入毎で建値が変わる等の時には在庫の評価精度が下がるという懸念があります。私の会社では、消耗品費にいったん費用化した消耗品等について、期末に未使用で残っているものを評価をするときにこの方法を採ります。すなわち、重要性が低いものについて私の会社では適用しています。 と上記のようにだらだらと書き解り辛いかも知れませんが、主に5つの方法が用いられるだろうと思います。(売価還元法という方法もありますが、これは主に食品のスーパーマーケット等に用いられる方法なのでここでははしょります。) 参考にしていただければ幸いです。

poppintaco
質問者

お礼

とても詳しく教えていただきありがとうございました。 とても勉強になりました。またわからない事があればよろしくお願いします。

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