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ちこっとじゃないと思います。

makachinnの回答

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  • makachinn
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回答No.1

基本からご説明します。 PARTII (TOPIXがご理解頂けたとの前提で) さて、順調に1兆円を運用していた、うーちゃんを、ある日、東証が、 ちんぷんかんぷんな浮動株比率に移行する、とか言って襲いかかって来ました。 (1)TOPIXは、   ”基準時点”の各銘柄の上場株数×時価を足し込んだものを100として、   ”現時点”のものと比較して算出しています。 (2)この、各銘柄の上場株数ですが、まったく市場に出回らない株数、すなわち市場の   価格形成にまったく関与していない株数が含まれています。   株式の持ち合いとか、親会社が子会社を支配するために持っているとか、理由は   様々ですが、用は、市場に出回っている株数だけでTOPIXをはじかないと、   市場の動きを本当に反映したものとは言えない、と言うことです。 (3)例えば、3億円のお金持ちAさん、2億円のお金持ちBさん、どちらがお金持ちか?   Aさんは3億円持っていても、そのうち2億円は友人に無期限で貸しており、   その友人は、収入も資産もなく、返済が不可能であるならば、Aさんは実質的に   1億円のお金しか持っていない、それに比べBさんは、2億円をキャッシュで   持っており、しかも自由に使える。   やはりBさんの方が実施的にお金持ちである。このように、物を比較したり、   物の変化を捉えたりするのに、固定的な部分、すなわち、物の変化に直接関与しない   部分を除いて、実質的な部分のみで捉えのは当然と言えます。   【おいどん、喩え話がへただね、自己嫌悪に陥る】 ------ここまで、よございますか?------- (4)さて、従来のTOPIXは、各銘柄の上場株数全部でしたが、各銘柄の市場に流通しない   固定部分を除いて、新たにTOPIXを算出しようとするのがTOPIXの浮動株比率の   反映です。と言っても、いきなり、反映させるのではなく、3回に分けて既存のTOPIXに   反映させて行こうとするものです。 (5)そこで、まず、各銘柄の株数を固定部分と浮動部分にわけます。    例えば、      NTTドコモは、全株数が4,870万株です、時価総額は8.5兆円です。      この内、親のNTTが57%、その他グループ会社の保有分とかを加えると、      全株数の70%が市場に出回らない固定株で、30%分しか市場に流通      していません。ところが、NTTドコモの時価総額8.5兆は、全株数ではじいて      いますが、TOPIXは、これを8.5兆×30%ではじこうと、移行計画を打ち出      したのです。TOPIXが各銘柄の全株数ベースではじかれている時は、      NTTドコモの時価総額は8.5兆と大きく、上位陣、ベスト10に入って      いますが、8.5兆×30%では、NTTドコモの順位は下がり、TOPIX全体に占める      ウェイトは相対的に下がり、また、TOPIXに与える影響力も相対的に下がります。 ------ここまで、よございますか?------- (6)さて、資産家令嬢うーちゃんに戻ります。TOPIXが浮動株を反映して算出される   なら、それに連動して運用するうーちゃんの1兆円TOPIX連動ファンドも   中身の変更を余儀なくされます。 (7)まず、業種ごとに決めていた、配分を見直さなければなりません、   次に、個々の銘柄の配分も見直さなければなりません。   例えば、電気機器は全体の15.6%、80兆円でしたね、これが、浮動株を反映して   見直した結果、全体(浮動株を反映した新しい全体が300兆円と仮定)の13%、39兆円   になったとします。すると、電気機器に15.6%を配分してたうーちゃんは、   配分を13%に変更しなければなりません。 (8)次に、電気機器の中でも、配分の見直しが必要になります。   例えば、全株数で配分を決めていた時は、       松下・・・・・6兆       SONY・・・・・5兆       日立・・・・・3兆       東芝・・・・・2兆       シャープ・・・2兆   でしたが、浮動株を反映したら、例えば、松下は松下一族やグループ会社がたくさん   持っていて、固定株が70%浮動株が30%でしたら、松下の浮動株反映後時価総額は、   6兆×30%=1.8兆、逆にSONYは固定株主がおらず、浮動株100%たったら、   松下売り・SONY買い、と調整しなければなりません。そうしなかったら、   TOPIXとの連動性が損なわれてしまいます。 ------ここまで、よございますか?------- (9)Yahooは、全株数を反映した時を『1』とすれば、浮動株比率の反映への移行が  3回に分けて行われますので、    昨年10月末→0.73    今年2月末→0.46    今年6月末→0.20   すなわち、TOPIXを算出する場合、Yahooの実際の時価総額を   0.73倍→0.46倍→0.20倍と見なして算出するということです。   Yahooは、親会社SBやグループ会社が株式を保有しており、浮動株がもともと   少ないのです。東証はYahooの浮動株を全体の2割とみているわけです。   Yahooは時価総額が大きく、TOPIX連動型ファンド等には必ず組入れられています、   しかし、TOPIXの浮動株移行に合わせ、各ファンドは相場感に関係なく、   機械的に各銘柄のウェイト配分を見直し、期日前に売買をしなければ   ならないのです。   Yahooは自律反発を誘発する領域まで下落しました、   しかし、見直し期日も接近しており、浮動株比率のダウン幅(0.73→0.46)が   大きいYahooは、機関投資家・ファンドの配分ウェイトがダウンするため、   大きな売り玉も想像されるため、『自律反発組とは思うが、同時に上値も重いかも』   と記しました。 はぁ~ちかれた、うーちゃんは、相場を聞いた後、すぐ返事を書き・質問を締め切るため、 おいどん、チョー気に入っています。相場を聞いた後、結果を見てから、または数日 たってから返事や締め切っている人たちは礼儀に失すると考えているためです。 何でも聞いて下さい、わかることなら全てお答えします。      

u-chann
質問者

お礼

すごくよくわかりました。 「喩え」ってこう書くんですね。メモメモ_〆(・o・ ;) 要約すると、 全体株総数で解釈していたものを実際に流通している株数で解釈しようとすることですね。 ついでに外人を代表する機関投資家の動向にみんなが敏感になる理由もわかります。 今は外人の日本売りだそうですけど。 じゃ、喩えの中のSONYのように比率が上がる銘柄を捜したらいいんですよね 浮動比率の見直し情報を東証のページで捜してみます。 #makachinnさま忙しいのにほんとにすごい解説ありがとうございます。時には参考サイトの紹介でだいじょうです。ちゃんと読みますから。 ほんとに役にたちました。 取引とAAがんばってください、ご健勝お祈りしております。

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