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コードネームつきの歌唱曲の楽譜について
- コードネームつきの歌唱曲の楽譜について、メロディーだけでなく、伴奏を知りたいと子供に言われたので、ドレミ楽譜出版社の初心者のためのピアノ・コード早わかりという本を参考に、コード表記をを和音に置き換える作業をしています。
- sus4 とか aug などは載っていますが、「E♭M7onG」とか「A♭onG」、「B♭7onE♭」とかの「on」に該当する一覧がなくて困っています。
- 理論についてはせめて基礎だけでもとコードワーク理論の本で独学で勉強しているのですが、実際の楽譜を前にするとちんぷんかんぷんになってしまいます。まだまだ勉強不足です。コードから即座に割り当てられる和音を見つけられるより良いお勧めの資料や書籍なども教えて頂けると有難いです。
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そうですね。通称「オンコード」ですね。 ConDのことを「C/D」と書く人もいまして、見た目が数学の分数みたいなんで「分数コード」という呼び方もあります。 まー、どっちみち、ニックネームみたいなもので、音楽理論の言葉ではないような気がします。 ご存知と思いますが、定義は簡単なことで、「ConD」は、ピアノだったら、右手がCで左手がD。 ギターを一人で弾く場合、オンコードのフレットの押さえ方は存在するのですが、バンドの場合は、ギターやキーボードがCでベースギターがDでよいです。 私、専門家じゃないですけど、ある程度説明できますよ。 分類も可能です。 まず、話を整理して索引的にするために、全部のオンコードを平行移動して、高さを揃えちゃいます。 すなわち、ピアノの右手をC(ドミソ)に固定しちゃって、左手(指1本)だけを色々変えます。=メジャーコードの場合 マイナーコードの場合は、全部、「Aonなんちゃら」に揃えます。 例えば、ご質問にあるコードは 「E♭M7onG」→C△7onE→(簡単のためにConE) ※「△7」はメジャーセブンです。 「A♭onG」→ConD♭ 「B♭7onE♭」→C7onF→(簡単のためにConF) では、始めます。 <Cメジャーシリーズ>右手は全部ドミソ! ConC = (Cと同じ) ConD♭ = まず使われません。汚い音がするので。 ConD = Dm7の延長と考えられるコード。クラシックは勿論のこと、ポピュラー音楽でも極めて頻繁に用いられるコードで、代表的な使用例は、ヘ長調の曲で、コード進行C→Fの代わりにB♭onC→Fとする手法。 ConE♭ = まず使われません ConE = Cとほぼ同じであるが、Cより少し不安定に聞こえ、直後に続くコード進行への入口として“ワクワク感”を与える。ELT(Every Little Thing)の曲の中で、サビの部分の最初のコードとして使われることが多い、というイメージがあります。 例えば、ト長調の曲だとすれば、サビの最初がGonB ConF = F△7(+9)とほぼ同じで、そこからラの音を省略したもの。典型的な例としては、曲のエンディングの最後の和音。例えばヘ長調の曲で、最後の最後のコードにConFが使われる。 ConF# = まず使われません。 ConG = 基本的なコードの一つで、最も基本的な使い方は、Vの和音→Iの和音という基本コード進行の直前に挿入するコードとしてである。例えば、子供が弾くようなピアノ練習曲でも、ハ長調の場合、ConG→G→Cという進行は結構ある。 ConA♭ = まず使われません。 ConA = (Am7と同じ) ConB♭ = C7の変形。このコード単独で使われることは、ほとんどないが、よく用いられる手法は(ロック系が多いと思われる)ハ長調の曲の出だしで C→ConB♭→Am7 というふうに、2つのコードの中に挿入することによって、ギターの和音(ピアノの右手)は固定されたままベース(左手)だけが階段状に音程を下げていく、ということが起こる。これによって、洒落た印象を与えることができる。 ConB = C△7の変形で、これも単独では(ConB♭と同様)あまり用いられず、C→ConB→ConB♭→Am7・・・ という流れの中で使われる。 <Aマイナーシリーズ>右手は全部ラドミ! AmonA = (Amと同じ) AmonB♭ = B♭△7(+9)の変形コードの1つ。ピアノで実際に鳴らしてみると、「なんだこの汚い和音」と驚く場合が多いが、実はたまに使われることがあり、例えば、Amの曲なのに、最後のコードをAmで締めないでAmonB♭やB♭△7(+9)で締めることがある。相当かっこいい曲でなければ似合わないコード。 AmonB = まず使われません AmonC = メジャーで説明したConEと同じようなことであるが、子供のピアノ練習曲によく登場する。 AmonD♭ = まず使われません。 AmonD = Dm7(+9)とほぼ同じで、ファの音だけ省略したもの。 AmonE = メジャーで説明したConGと同様の使われ方をする。例えば、AmonE→E→Am という進行。 AmonF = (F△7と同じ) AmonF# = 「F#m7(-5)」という特殊コードと同じ。「-5」という記号は、5の音(#ド)を半音下げる(#のつかないドにする)という意味。特殊コードと述べたが、使われることが少ないということではなく、クラシックでもポピュラーでも時々見かける。 AmonG = Am7の変形ともいえるが、よく使われる手法は、Am→AmonG→Fm7 というふうに右手をラドミに固定して、左手だけラ→ソ→ファと下がっていくもの。 AmonA♭ = これも実際鳴らしてみると「なんじゃこりゃ?」と言いそうなコードであるが、サスペンス系、脅かし系のコードの一種。個人的にはA♭△7の親戚に当たるコードではないかと思っているが、不明。 おしまい ーーーーーーーーーーーーーーー なお、上記のように、オンコードについて、整理した記述をしている書籍やインターネットサイトは見たことないんですが、代わりに下記の書籍を紹介いたします。 とかくコードの説明だの音楽理論だの、読んでて疲れる文献は数限りなくありますが、下記は楽しみながら、すいすい読める本です。 CD付きの本です。 http://www.rittor-music.co.jp/hp/books/riron_data/05317314.htm (「明和電機」っていう、作業服着て変な自作楽器ならすユニット知ってます? 著者は、明和電機の「非常勤社員(通称、経理のヲノさん)」らしいです。クラシック出身なのに面白い人です。)
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- tomonaka
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「オンコード」と呼ばれるものです。 他にも○/○とも表示されるので「分数コード」とも呼ばれます。(他にも○Bass○というのも同じです) これはベース音を指定するコードで、例えば"C on G"とあればCのコードでベース音がGとなります。(他の表記ではC/G、C BassGとなります。) コードの勉強は少しかじった程度ですが、本を色々読むより実践で弾いていったほうが速く身につくと思いますよ。 私の場合は基本のコードを覚えて後はメロディ譜を買って何曲もこなしていくと自然と慣れました。
お礼
ご回答ありがとうございます。 オンコードというものだったのですね。 実践ありき、という感じなのですね。コードネームから単純に和音が出て譜面に起こせるのかと考えていましたが、そうもいかないみたいですね。 がんばってみます。ありがとうございました。
お礼
ご回答ありがとうございます。 1音づつ丁寧な説明ありがとうございます。 いろいろな効果があるのですね。 onがついてないコードに、onの音を足すイメージで良いんですよね? ConE なら ミドミソ のように。 でも、左手で伴奏、右手でメロディと思うとそんなに指は広げられないので、また方法が違うんですよね。 書籍の紹介ありがとうございます。書店に見に行ってこようと思います。明和電機さんTVで拝見したことがあります、変わってるなぁと思って見ていました。 クラシック出身だったんですね。意外です。