行列の証明問題と逆行列の関係について
- 行列の証明問題について解説します。また、逆行列と行列の行列式の関係についても説明します。
- 2x2行列Aに対し、行列式をΔ(A)とすると、Aの逆行列A^-1の行列式はΔ(A)^-1となります。
- 実際に計算しても、行列の逆行列と行列式の関係は成り立ちますが、解法は計算しない方法もあります。
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行列の証明問題です。
大学受験問題の参考書にのっているのですが、わかりません。よろしくお願いします。 この問題は、行列なので、行列の中は、(a,b,c,d)=(左上、右上、左下、右下)というように書かせてもらいます。 問題は、 2x2行列A=(a,b,c,d)に対し、Δ(A)=ad-bcとする。このとき、次の等式を証明せよ。 Aが逆行列をもつとき、Δ(A^-1)=Δ(A)^-1 私は実際に計算し、等号で結ぼうと思いました。 私の計算結果は次の通りです。 A^-1=1/(ad-bc)(d,-b,-c,a)より Δ(A^-1)=(1/(ad-bc))*(ad-bc)=1・・・I Δ(A)^-1=(ad-bc)^-1=1/(ad-bc) ですが、上記のように、答えがありません。 解答はこのように具体的には計算しない解法なのですが、 私のように実際に計算しても答えは合うはずですよね? でもどこが間違っているのかわかりません。 どなたかご存知の方、アドバイスをいただけませんか。 よろしくお願いいたします。
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具体的に計算する方法でも構いません。 しかし、この計算途中にミスがあります。 あなたの式 A^-1=1/(ad-bc)(d,-b,-c,a)より Δ(A^-1)=(1/(ad-bc))*(ad-bc)=1 ★1つ目の式は合っています。 しかし、2つ目の式を考える前に考えるべき事があります。 A^-1=1/(ad-bc)(d,-b,-c,a) ={d/(ad-bc),-b/(ad-bc),-c/(ad-bc),a/(ad-bc)} なので、2つ目の式は, Δ(A^-1)=(1/(ad-bc)^2)*(ad-bc)=1/(ad-bc) となります。 行列の前にかかる係数(ここでは1/(ad-bc)です。) は行列内の数全部にかかっているのです。分配法則みたいなものです。 この問題でのΔは、行列内の数を2つかけあわせたものの差なので、Δ(A^-1)を考える時には,Δ(d,-b,-c,a)に1/(ad-bc)の2乗をかけなければいけません。
その他の回答 (1)
#1のひとの言うとおりです。 具体例で考えると分かりやすいと思います。 Aをn次正方行列とするとき |tA|=t^n|A|になります。 例えば3A=3(a b c d)ぐらいで 考えてみたらどうでしょう。
お礼
ありがとうございました。自分の間違いがわかりました。
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