- ベストアンサー
江戸時代の「粋」と「通」
インタ-ネットで調べたのですが、わかりませんでした。できるだけわかりやすくて詳しい説明がいいですが、なんでもいいのでご存知の方教えて下さい。(’注文つけてすいません)
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
関する資料を持っておりますので、そこからの抜粋と私の意見でよろしければ。 「粋」も「通」も、主に関東で使用される美意識です。 「いき」とは「垢抜け(諦めがよい)して、張りのある(意気地がある)、色っぽさ」であると定義されています。 例えば、湯上り姿・ほっそり柳腰・流し目・薄化粧・宵越しの銭は持たない…。そして縞や無地に近い小紋柄、灰や茶色などの渋い色の着物などを好みます。 つまり町人ふうの、渋くあっさりさっぱりして、気前が良く嫌味じゃない気質を美徳としたみたいです。 「つう」とは「いき」にもとづく行動原理を指し、人情や世態・色事などに通じる事を意味しているそうです。限度をわきまえ執着せず、洒落も解り、聡明な振る舞いをしつつも金遣いがさっぱりした人…いわば「遊びの極地」に 達した人は「通人」とよばれたそうです。 ところが「粋」の美学は関西ではありえないそうです。 東の「粋」、西の「雅」とそれぞれの文化があったようで面白いです。 以下の本から要点だけ取ったので不足があるかもしれませんが…。参考になれば幸いです。 参考文献:「江戸言葉百話」 西山松之助 編 「『いき』の構造」 九鬼周造 著