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アンプのチューニングって?
高周波増幅部品(アナログアンプ)の納期を確認したところ「チューニング作業に手間取っているので納期が遅れそうだ」との回答がありました。結構作成者のスキルにかかる仕事のようです。この場合のチューニングという工程はどんなことをしているんでしょうか?ご存知の方お願いします。
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高周波アンプの性能(品質)項目としては、大きく分けて ゲイン 位相特性 ひずみ 温度特性 線形性 などがあります。 使用している素子にはばらつきがあるので、一定の性能を維持するために調整を行います。 たとえば、800MHzのアンプで定格増幅周波数帯域が810から820MHzでゲイン10dB、出力30dBmという製品であれば、この周波数で30dB以上出ている必要があります。 さらに帯域全域にわたってゲインが10dB±0.01dB以内という仕様条件がつけられることもあります。 こういった場合に、増幅素子(トランジスタ)の特性(電流増幅率や入力インピーダンス等)のばらつき、外付けの入力抵抗やコンデンサの値のばらつき、部品の取り付け位置のわずかな違いなどでゲインが異なってきます。そこで測定器を用いて外付けの部品を取り替えたり、追加したり、プリント基板の一部を切り取ってインピーダンスを変えたり(マイクロストリップラインの場合)といった作業を行います。 高い周波数ほど回路図どおりに高周波電流が流れなくなり、見えない回路が形成されてきますので、それを考慮してコイルやコンデンサの取り付け位置や値を工夫して調整することになります。 回路技術者のレベルでいうと、ロジック1年、アナログ3年、高周波10年といった経験が必要と言われていますが、そういった技術が求められるということです。
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- picpom
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指定帯域内での、NF最良値確保とゲイン/パワーの確保 入出力IMPのチューニングなど・・ スタブ調整など・・・ 色々あり
お礼
ありがとうございます。 お聞きしたかったのは「チューニングする項目」というより「チューニングの作業とはどんなことをするのか」なのです。扱っていたものが汎用部品(チップ部品など)が中心でしたので手作業でご指摘の機能を調整する、という工程がどうしてもイメージしずらいのです。
お礼
ありがとうございます、メーカーに問い合わせても今ひとつ要領をえなかったのがおかげで理解できてきました。かなり設計者の人的スキルに関連する仕事であることも理解できました。