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常温核融合って将来可能ですか

dahhoの回答

  • dahho
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回答No.6

SF的には面白いと思います。アーサーCクラークの言葉に「誰かがこのアイデアを聞いて笑わなくなってから数えて、50年後に実現する。」というのがあります。 常温核融合は参考URLに昔とは違う方法がニュースになっていました。今年(2005)のニュースです。 ところで、原子核について少々誤解されているようです。 核融合が難しいのは強い力のせいではなく静電気力で反発しているからです。もし原子核同士の静電気力を弱めることができて十分接近すれば、強い力によって自然にくっついて一番安定な鉄の原子核になるはずです。 電磁気力は1/r^2に反比例するので比較的遠くまで届きますが、核力は確かexp(-r)/rに比例するので遠くなると急速に減少します。 普通の核融合は熱エネルギーで原子を高速に運動させて、この電磁気力の反発力の壁を無理やり乗り越えて核力の届く距離まで接近させようというものです。 ということで、制御すべきは融合の邪魔をしている静電気力ですね。あるいは核力を静電気力よりも強くする、つまり、より安定化する方向に制御する必要がありそうです。 あと、核は鉄が一番安定でそれより大きい核や小さい核になるほど不安定で大きなエネルギーを持っていて、その差額をエネルギーとして取り出すわけです。ということは原子の状態を安定化、不安定させる技術ができても、エネルギー保存の考えで行けば、おかしなことになります。 本来安定な鉄原子核を不安定になるようなビームがあったとして、また、静電反発力は無効にできたとします。 ビームで鉄原子核を不安定化して、核分裂を起こさせる。ビームを切れば自然に核融合して鉄に戻る。これを繰り返せば無限にエネルギーが出てくることになってしまいます。 するとエネルギー保存から考えればビームを照射することで核分裂と核融合で出てくるのと同じだけのエネルギーが原子核に与えられていると考えるのが自然です。つまり不安定化させるには核反応と同じだけのエネルギーを結果的に与えることになると思います。 エネルギーを取り出すのではなく原子核を変換するには良い方法かもしれませんね。 4つの力が統一されれば互いに関係を持っていて制御できるというのは面白いと思います。具体的なイメージが浮かばないのが困ったところですが…

参考URL:
http://hotwired.goo.ne.jp/news/technology/story/20050428302.html
space-alien
質問者

お礼

 回答ありがとうございます。  せっかく回答していただいたのに、見るのが遅くなって申し訳ありませんでした。  No.6、No.7を同時に読ませてもらいました。

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