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グリニヤー及び求核置換反応

rei00の回答

  • rei00
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回答No.4

 ty-net さん,今日は。順調に進んでいるようですね。今回は直接の回答ではありませんが,チョットアドバイスを。 > 反応後全く反応が進行しておらず、原料(置換体)の回収と > なりました。  ほんのチョットでも何か生成物らしきものは見られないのでしょうか?もしそうだとすると,私もLongifolene さんがお書きの様にグリニヤー試薬が出来ているかどうかが気になります。グリニヤー試薬の作製は簡単なようですが,案外微妙な点があるようで出来ないときには出来ないみたいです。特に「30分経過して、茶色から黄色に変化したため」とお書きになっている点が気になります。私の印象では,もっと早く反応した(グリニヤー試薬が出来た)ように思います。また,色も黄色ではなく無色になったような気がします(この辺はチョット自信なしです)。  私自身も経験ありますが,同じようにやっているのに昨日出来た試薬が今日出来ないということがあります。また,私の先輩が天然物の全合成の最終段階近くで,自分がやるとグリニヤー反応がうまくいかないのに先生がやると奇麗に行くとぼやいていた事もあります。  目的の反応が行っていないという事でしたら,参考文献通りやっているからと安心せずに,何か簡単なブロマイドと反応させてみるとかしてグリニヤー試薬が出来ているかどうかを確認されるべきだと思います。 > TBDMS基の嵩高さが、求核置換反応の進行の妨げの原因と > なっているのでしょうか?  グリニヤー試薬が出来ているにもかかわらず反応が進行しないのであれば,これがいちばん考えられる原因だと思います。これを解消するには,loveobo さんがお書きの様に,立体的に小さいメシラートに換えるか,反応性の高いトリフラートに換えるかだと思います。  ところで,「TBDMSの外し、グリニヤーのプレニルブロミド及びマグネシウムの当量を3→5当量と多めに加えてやってみようとおもっています。」とありますが,これには若干不安な点があります。先に挙げてられる例と異なり,今の場合は1級水酸基の隣に脱離基が存在します。この場合,塩基(グリニヤー試薬も塩基です)を作用させると,アルコキシドが生成した後エポキシドを形成する可能性が高いです。1,3ジオールの場合は,オキセタンの生成になりますので起こりにくいですが,エポキシドは容易に生成します(実際,多数の利用例が報告されています)。  いかがでしょうか。参考になれば幸いです。

ty-net
質問者

補足

お返事有難うございました。2級の部分は、メシラートかトリフラートなんでしょうか?反応検討のラセミ体の2級をすべてトシラートにしたため、最悪の場合は、最初から作り直しです。(つらい!)とりあえず、グリニヤ‐ですが、この前の反応では加熱すると置艦体滴下後は黄色から無色になりましたので、(できているんでしょうか?)TBDMSを外して、一応やってみようとおもっています。(どうなることやら?) 結果が出れば報告いたします。

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