• 締切済み

イデアルであることの証明

T=ΣC[x1,x2,...,xn]ei (←i=1からnまでの和)  ={Σfi(x)ei |fi(x)∈C[x1,...,xn]} Tをこのようにおきます。 (後半は集合として表しています。) 【注意点】 C[x1,x2,...,xn]はn変数複素係数多項式 eiは基本対称式を表しています。 (※xnのnは添え字です。) (※ei、fi(x)のiは添え字です。) このTがイデアルであることを示したいと考えています。 イデアルであることを示すためには (1)ベクトル空間である(和とスカラー倍に関して閉じている。) (2)Tの任意の元と勝手な多項式の積もまた閉じている。 この2つを示せばいいと思うのですが、 どのように示せば良いのでしょうか? 教えて下さい。

みんなの回答

  • stomachman
  • ベストアンサー率57% (1014/1775)
回答No.1

「基本対称式」が何であるか、ってことは、この問題では全然関係ないみたいですね。多項式環を扱うような高等数学をやっている方が、どうにも手がつけられないなんて筈がないように思いますが… (1) 「スカラ倍について閉じている」という命題の意味は、「Tのどんな元pについても、それにスカラαを掛けたものはまたTの元になってる」ということであって、さらに言い換えれば、「Tのどんな元pについても、 αp(x)= Σgi(x)ei となるgi(gi∈C[x1,...,xn], i=1,2,....,n)が存在する」ってことです。ここが飲み込めれば、後は簡単この上ない。 p∈Tなんだから、 p(x) = Σfi(x)ei となるfi(fi∈C[x1,...,xn], i=1,2,....,n)が存在しています。ですから gi(x) = αfi(x) とすれば、gi∈C[x1,...,xn], i=1,2,....,n になってるのは自明、で証明終わりです。 「和について閉じている」という命題は、「Tのどんな元p, qについても、 p(x)+q(x) = Σhi(x)ei と表せるようなhi(hi∈C[x1,...,xn], i=1,2,....,n)が存在する」ってことを意味しています。 これもp∈T, q∈Tなんだから、 p = Σfi(x)ei q = Σgi(x)ei とできて、従って、hiをどう作れば良いかは明らかでしょう。 (2)「Tの任意の元と勝手な多項式の積が閉じている」ってのは、「任意のg(x)∈C[x1,x2,...,xn]と任意のp∈Tについて、 g(x)p(x) = Σhi(x)ei となるhi(hi∈C[x1,...,xn], i=1,2,....,n)が存在する」ってことと同じ意味ですね。 これまた、p∈Tなんだから、 p(x) = Σfi(x)ei となるfi(fi∈C[x1,...,xn], i=1,2,....,n)が存在しています。 そして、C[x1,...,xn]は積について環になってる。(つまりC[x1,...,xn]の任意の元u,vについて、それらの積uvもまたC[x1,...,xn]の元になる、って意味です。) だから、後はもうお分かりでしょう。

関連するQ&A

  • 基本対称式、イデアル

    T=ΣC[x1,x2,...,xn]ei (←Σはi=1からnまでの和)  ={Σfi(x)ei |fi(x)∈C[x1,...,xn]} Tをこのようにおきます。 (後半は集合として表しています。) ___________________ 【注意点】 C[x1,x2,...,xn]はn変数複素係数多項式環 eiは基本対称式を表しています。 (※xnのnは添え字です。) (※ei、fi(x)のiは添え字です。)  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ このTに関して次のようなことが言えるのですが、 どのような意味なのか理解することができません。 どなたか、以下の事をもう少し分かりやすく教えて いただけないでしょうか。 基本対称式{ei|1≦i≦n}を含むようなイデアルはすべてTを含むので、Tは基本対称式を含むような最小のイデアルである。 このようなとき、Tは基本対称式によって生成された イデアルといいT=<ei|1≦i≦n>と表す。

  • 代数学☆イデアルの問題!!

    次の問題について教えてください!! N:自然数 R:環 L,M:左イデアル LM={x1・y1+x2・y2+・・・+xn・yn |         xi∈L,yi∈M (i=1,2,・・・,n),n∈N} LMがイデアルであることを示せ。 左イデアルであることは示せたんですが、右イデアルであることが示せません。 右イデアルを示すために a∈LM,r∈Rに対して a=x1・y1+x2・y2+・・・+xn・yn (xi∈L,yi∈M) とおくと、 a・r=(x1・y1+x2・y2+・・・+xn・yn)・r    =(x1・y1)・r+(x2・y2)・r+・・・+(xn・yn)・r    =x1・(y1・r)+x2・(y2・r)+・・・+xn・(yn・r) になって、 a・r∈LMを示すのにyi・r∈Mを示すのかな、と思ったのですが、 どう示すのか分りません。  やり方自体間違っているのでしょうか、それともyi・r∈Mを示す方法があるのでしょうか。教えてください!!

  • 多項式環のイデアル

    多項式環のイデアル Rを実数体,s,tを自然数,u=max{s,t}として、 多項式環R[x,y]のイデアルA=(x^s,y^t),B=(x^t,y^s),C=(x^u,y^u)を考える。 s=t=1 でないとき A∩B=C が成り立つという結論になっていますが、なぜでしょうか? A=(x^2,y) B=(x,y^2) C=(x^2,y^2) のとき x^2y^2+xy∈(A∩B)-C だから A∩B≠C ではないでしょうか? なおこの質問を削除するのならば、 A∩B=C が成り立つという結論を出している質問も削除してください。

  • この写像がwell definedである事の証明

    [Q] Let V,W be finite dimensional vector spaces over the same field. {x1,x2,…,xn} is a basis for V Tx1=y1∈W,…,Txn=yn∈W then you can define∀x∈V x=c1x1+c2x2+…+cnxn T(x)=c1y1+c2y2+…+cnyn (1) Show that this function is well defined. (2) Show that this funciton is closed under scalar multiplication. という問題で質問があります。この問題の意味は下記の通りだと思います。 "well definedである事示せ"とは具体的にどうすればいいのかわかりません。 [問]V,Wを体F上の有限次元ベクトル空間とし、{x1,x2,…,xn}をVの基底とする。線形写像Tに於いて、 T(xi)=yi∈W (i=1,2,…,n) …(1)、 そして、∀x∈Vに対して, x=c1x1+c2x2+…+cnxn …(2) T(x)=c1y1+c2y2+…+cnyn …(3)と定義すれば (1) この写像がwell definedである事を示せ。 (2) この写像がスカラー倍に対して閉じている事を示せ。 [(1)の証] T(x)=T(Σ[i=1..n]cixi) (∵(2)) =Σ[i=1..n](ciyi) (∵(3)) =Σ[i=1..n]ciT(xi) (∵(1)) これからα,β∈Fとすると T(αx+βy)=αT(x)+βT(y) …(4)が成立している事も表している事が分かる。即ち、Tは線形写像。 よって,この定義は妥当である。 [(2)の証] ∀c∈F,∀x∈V,T(cx)=cT(x)∈Wとなる事を示せばよい。 0をVの零ベクトルとすると T(0)=T(Σ[i=1..n]0・xi)=Σ[i=1..n]0・yi (∵(1),(2),(3))=0 …(5). y:=0と採ると,(4)からT(cx)=cT(x) (∵(5)) を満たす。 従って、Tはスカラー倍に対して閉じている。 という風に解いたのですがこれで正解でしょうか?

  • 多項式環のイデアル

    代数幾何をやる準備として基礎を復習しているのですが、いろいろ難しいことがたくさんあって、わからないところの質問です。 Rを実数体, s, t を自然数, u=max{s, t} として、多項式環R[x, y] のイデアルA=(x^s, y^t), B=(x^t, y^s), C=(x^u, y^u) を考える。 次の 1, 2, 3, 4 の中で、成り立たないものはありますか。 自分としては、全部成り立つと思っています。 s=t=1 のとき 1. A=B=C は素イデアルになる(これは自分で証明できました) s=t=1 でないとき 2. A, B, C はどれも準素イデアルになり, 3. A∩B=C が成り立ち, 4. √A=√B=√C=(x, y) が成り立つ 2, 3, 4 はいいところまでいったのですが、途中で頭が混乱してきて証明が中途半端で終わってしまいました。 全体を通して少し引っかかるところがあるので、成り立つかどうかだけでもいいですから、どうかアドバイスをよろしくお願いします。

  • イデアルについて

    (1)イデアルのノルムについて 初等整数論講義などの二次体に限った議論をしている本では、イデアルIのノルムN'(I)(あえて'をつけています)とは共役イデアル(Aの元の共役全体の集合)をI'としたときII'=(n)となる有理整数のことだと定義しています(nの存在は証明されている)。 これは一般のデデキント環AにおけるイデアルIのノルムN_A(I):=|A/I|に矛盾するでしょうか? しないとしたら証明をお願いします。 (2)アルティン環のイデアルは有限個ですか? k[x^2, x^3]/(x^4) においてax^2 + bx^3 (a,b は体kの元)で生成されるイデアルたちが無限個ありそうなので、偽と踏んでいますが厳密な証明を与えられる方はいらっしゃいませんか。 (3)Z[x]のイデアル(の形)を全て求めてください。ただし https://math.stackexchange.com/questions/300170/ … にある情報は断りなく使用して良いです。解かれているか否か、情報だけでもいいですし、考察でもいいので是非ご回答ください。

  • 調和多項式について

    偏微分作要素を∂とし∂(e1)=Σ(∂/∂xi)、∂(e2)=Σ∂i∂j…∂(en)=∂1∂2…∂nとする。({ek|1≦k≦n}は基本対称式を表す。) 調和多項式の定義: 多項式f(x)∈C[x1,・・・,xn]が調和であるとは、∂(ek)f(x)=0 (1≦k≦n)を満たす。 このとき、ニュートンの公式を使うと調和多項式の定義はべき乗和多項式を使っても同じ、つまり、f(x)が調和多項式であるとは、∂(pk)f(x)=0(1≦k)が成り立つことと同値です。 という問題がありました。ニュートンの公式を使うということは、べき乗和多項式が基本対称式で表されるということなのでしょうか?ニュートンの公式をどのように使って同値であることを示せばよいのかわからないので教えてください。お願いします。

  • 対称式の第一基本定理の証明・・・

    《対称式は基本対称式{e1,e2,…,en}の多項式としてただ一通りに表させる。つまりSはn変数の多項式環と同型です。》 という定理の証明がわかりません。 C[y1,y2,・・・,yn]∋F(y1,y2,・・・,yn)→F(e1,e2,…,en)∈S (C[y1,y2,・・・,yn]はn変数{y1,y2,・・・,yn}の多項式環S=S(x1,x2,…xn):対称式全体を表す。) この全単射を示せばいいことがわかり、単射の証明はできたのですが、全射の証明方法がわかりません。 複素係数の対称式が基本対称式の多項式として表されたらOKなのでしょうか? n変数ともなり、2、3変数のように簡単に証明ができないため、頭を抱えています。回答のほど、よろしくお願いします。

  • ファンデルモンドの行列式の証明方法

    d/dt|A1(t),A2(t),....,An(t)|=|A1'(t),A2(t),....,An(t)|+ |A1(t),A2'(t),....,An(t)|+..... +|A1(t),A2(t),....,An'(t)| を使って、ファンデルモンドの行列式 |1 x1 x1^2 .... x1^(n-1)| |1 x2 x2^2 .... x2^(n-1)| | . . . . . . . . . . . . . . . . .| | . . . . . . . . . . . . . . . . .| =Π(xj-xi) (1<=i<j<=n) | . . . . . . . . . . . . . . . . .| | 1 xn xn^2 .... xn^(n-1)| を証明するという問題にどなたか回答お願いします。

  • 微積分の証明問題についての質問です。

    微積分の証明問題についての質問です。 xの2乗をx^{2}のように表しています。 f:R^{n} → R , p∈R とする。 fが微分可能のとき、次の(1),(2)が同値であることを示せ。 (1)任意のα>0 と(x1,x2,…,xn)∈R^{n} に対して、 f(αx1,αx2,…,αxn) = α^{p}f(x1,x2,…,xn) …(※) (2)任意の(x1,x2,…,xn)∈R^{n}に対して、 Σ[k=1,n]xk{∂f(x1,x2,…,xn)/∂xk} = pf(x1,x2,…,xn) …(♯) ヒントとして、 ・(1)⇒(2) (※)の両辺をαで微分して、α=1とおく。 ・(2)⇒(1) F(x1,x2,…,xn,α) := α^{-p}f(αx1,αx2,…,αxn) を考えて、 ∂F(x1,x2,…,xn,α)/∂α = 0 を示せ。 が与えられています。アドバイスお願いします。