• ベストアンサー

ナンセンスな詩や絵、文章

最近、ジョンレノンの「らりるれレノン」という本を呼んで、 ナンセンスな詩や絵に興味を持ちました それで、ナンセンスな感じの詩や絵、文章を探しているのですが、なにかお勧めのものはないでしょうか? 外国のものでもかまいませんが、 その場合、日本語と原文両方のっているのがいいです お願いします

  • koecm
  • お礼率100% (3/3)

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • zephyrus
  • ベストアンサー率41% (181/433)
回答No.2

ナンセンス詩自体は古くからありますが、詩の中でも作るのが特に難しいジャンルになるかと思います。われわれの脳細胞は無意味であることに耐えられず、どうしても物事に意味を見出そうとするからでしょう。 そんな中にあって、一貫してナンセンス、言葉遊びに徹している貴重なお一人が藤富保男氏です。『鍵られた部屋』『正確な曖昧』『言語の面積』など詩集の題名を見ただけでも、その傾向がうかがえるかと思います。思潮社刊「現代詩文庫57 藤富保男詩集」でその大部分を読むことができます。 また、平田俊子氏は、擬似寓話というか、寓話であることをよそおいながら異化・無化・言葉遊戯化させてしまう名手で、同じく「現代詩文庫158 平田俊子詩集」で主だったところに触れることができます。2004年の最新詩集の名は『詩七日』(思潮社刊)で、これはもちろん「詩なのか?」のもじりなのですが、立派に萩原朔太郎賞を受賞しています。 長谷部奈美江氏もこの系統に属する詩人かと思われます。彼女の詩は魅力的だがわからないという人たちに、自らも詩人であり優れた詩の評論者でもある北川透氏は「遊園地に現れたUFOである」と思いなさいと解説しています。『もしくは、リンドバーグの畑』『セプテンバー・トレイン』(ともに思潮社刊)など少なくとも三冊の詩集が編まれています。 そういえば谷川俊太郎氏は『21』『ことばあそびうた』『どきん』などの詩集で盛んに言葉と戯れていました。 マザー・グース(ナーサリー・ライム)の翻訳者でもありましたね。あのイギリスの童謡自体がナンセンスの宝庫ではないでしょうか。 ルイス・キャロルの『不思議の国のアリス』『鏡の国のアリス』は物語が夢だったり、鏡の世界であったりと現実を無化させるナンセンスそのものであると言えそうです。キャロルにはもうひとつ『スナーク狩り』があります。スナークとはスネーク(蛇)とシャーク(鱶)の合成語。『ルイス・キャロル詩集 不思議の国の言葉たち』(ちくま文庫)でどうぞ、と言いたいのですが、現在手に入らないみたい。図書館をご利用ください。 あとはNo.1さんお書きのエドワード・リア、モルゲンシュテルンなどが有名と思うのですが、後者のほうはこれといった本を知りません。種村季弘氏に『ナンセンス詩人の肖像』(ちくま学芸文庫)という本があって、この中にかなり詳しいものの、これも図書館で探すしかなさそうです。 せっかく「絵」カテなので、絵のほうもしたかったのですが、詳しくないし思いつかないし、そのため回答を躊躇していました。それで提案なのですが、ダダイスムの画家たちに当たられてはいかが。 布地に当てるところに鋲を打った、実用に供さないアイロンのオブジェを提示するマン・レイ。およそ何も生産しそうにない「皮肉な機械」をせっせと描くピカビア。「偶然の法則」に身を委ねるアルプなど。それはすぐさま「黒い笑い」のシュルレアリスム、あるいは男性用便器に「泉」と題したマルセル・デュシャンたちへと引き継がれてゆく精神でしょう。そのあたりの画集など開いてみてはいかがかと思いました。 少し横へズレてしまった感がありますが、参考になるところあれば幸いです。

koecm
質問者

お礼

返信遅れてすみません たくさんの情報ありがとうございます たいへん参考になりました

その他の回答 (2)

noname#95996
noname#95996
回答No.3

どうもこんにちは! ノンセンスではずせないのはやはり、すでに挙がっている ルイス・キャロルの作品「不思議の国」「鏡の国」 のアリス物語でしょう。 ちょっと変わった(以外な)ところでは、ウィリアム・ブレイクという 詩人の作品のいくつかにノンセンスが見つかります。 詳しくは覚えていないのですが(すみません;) 「ノーボダディに捧げる」という詩がとてもおもしろかったと記憶しています。 ブレイクの詩はほとんど絵とセットになっています。 ノンセンスを深くつっこんで調べてみたい!という のならエリザベス・シューエルの『ノンセンスの領域』 という本がおすすめです。 絵なら、ノンセンスのジャンルに入るのか分かりませんが ベルギーのシュールレアリスム画家、ルネ・マグリット の作品がおもしろいですよ。 ぜひごらんになってみてください。 鳥の絵は有名なのでもしかしたら見覚えがあるかも しれません。 http://www.fantasy.fromc.com/art/magritte.shtml

koecm
質問者

お礼

貴重な情報ありがとうございます URLの方見させてもらいましたが、 鳥の絵には見覚えがありました 意外と身近にあるものですね それと、知りたかった情報は十分集まったので、 これで質問を打ちきりたいと思います 回答してくださった方々、ありがとうございました

noname#18044
noname#18044
回答No.1

はじめまして。 タイトルそのまま、エドワード・リアの「ナンセンスの絵本」はいかがですか? 私が持っているのは、河出書房新社版の、絵本体裁のものですが、今は岩波文庫版だけしか新刊書店では流通していないようですね。 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/400322891X/503-9341651-8552737 でも、この文庫版も、原画及び原詩、そして訳詩を全て収録しているようです。 ご参考になれば幸いです。

参考URL:
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/400322891X/503-9341651-8552737
koecm
質問者

お礼

返事ありがとうございます ページ見させてもらいましたが、 なかなかおもしろそうな本でした いい情報ありがとうございます まだ教えていただける方がいましたら、お願いします

関連するQ&A

  • おススメの詩

    今まで詩には特に興味が無かったのですが 中原中也の「何とかのメルヘン」(すいません、うろ覚えです)とか教科書に載っていた「月の手」(うろ覚えどころかさっぱり)がすごく印象に残っています。 日本だけではなく外国の詩も見て見たい気がします。 幻想的なものが好きです。 持ち歩けるな感じの本がありましたら ぜひ教えて下さい。

  • ハイネの詩について質問                        

    ハイネの詩について質問                                          昔読んだ訳で、 僕は山へ登って行こう  という 出だしの 詩のドイツ語の 原文が載っている本でも又はその 原文でも 教えて頂けませんか。 訳者の名前も 知りたいです。

  • あなたの好きな本、あるいは好きな文章を教えてください

     日本語を勉強している外国人です。日本語の本と日本語の文章をたくさん読みたいと思います。よろしければ、あなたの好きな本、あるいは好きな文章を教えていただけないでしょうか。読みたいと思います。  日本語を何年間も勉強していますが、まだまだ文章がうまく書けません。質問文の中で不自然な表現がありましたら、それも併せて指摘していただければ助かります。よろしくお願いします。

  • 同音異義語満載の詩や読み物

    日本語専攻の外国人知人が 日本語のの同音異義語をテーマに卒論を書こうとしています。 同音異義語を楽しく・おもしろく・興味深く使った 詩や読み物を探しているのです。 ご存知ないですか?

  • 『時を超えた美しさの秘密』という詩について

    オードリーヘップバーンが好きだったというこの詩、 日本語訳されたものは色々なサイトに載せられているのですが、原文がどのようなものだったのか知りたいのです。 英語なのかそれとも他の言語なのか…それどころか作者すらわかりません。 オードリーの言葉なのかと思っていたらどうも違うようなのです。 どなたかご存知の方いらっしゃいませんか?

  • ゲーテの詩はすばらしいということになってますが

    ゲーテの詩はすばらしいということになってますが 外国の詩というのは多分にリズム感とか韻律であり その詩が発するメッセージの内容は訳者によってニュアンスが それこそ180度変えられることが主ですから、 ゲーテの味わいはやはりネイティブでないとわからないはずであり、 どんな訳になっても内容が影響力を持ち続けて内容の秀逸さが残りつづける、というのは 詩に限ってありえない。 ゲーテの美しさは、あれは翻訳した側の尽力があればこそであり、 ゲーテ自身の影響は訳した時点で一割程度に過ぎないのではと これはランボーですが、時が流れるお城が見える、なんて原文にはそんな愉快なニュアンスはないはず。訳者のセンスなりけり。 もしかしたら原文で読んだらがっかりするかもよ? それなのに無条件でゲーテを賛美するのですか? 早合点ではないですか? それくらい原文と訳されたものは別個のものでありはしまいか。 原典がすばらしければどんな訳者でも満足なはずですが 残念ながら駄訳というのはあるわけで、いくらゲーテでも ひどい三流なものになる。つまり詩の内容をたのしむならどんな訳でも いいはずですがそうではないということは やはり詩というものは リズムなどの装飾部分がメインになるわけですね。 あくまで訳者の一人舞台なわけで原作者の意図は空しく裏切られる。 もしかしたら原典は大したことないのに名訳により 名著に仕上げてくれたのかもしれないじゃないか、高橋さんは。 ともかく原典読まないうちにゲーテさんを持ち上げるのは早いんじゃねえのかね? 文章が長い小説を答えの例示として出すのは遠慮くださいませ

  • 詩を英訳してみたいのですが

    英語を勉強していて、好きな詩(日本語)を英訳してみたいと思うようになりました。英語の詩を読んだ経験はほとんどありません。詩の基本を勉強したいのですが、なにかお勧めの参考文献はありませんでしょうか。

  • 外国語の投稿詩サイトを教えて下さい

    初めまして。趣味で、外国語の詩を書き始めました。 詩の投稿サイトは沢山ありますが、外国語の詩を取り扱い、批評しあうサイトが見つかりません。 言語は特に問いませんが、英語・ロシア語が含まれていると嬉しいです。 海外の詩サイトでも構いませんが、高度過ぎるサイトですと、理解出来ないかもしれません。 日本語で批評しているサイト、もし、どなたかご存知でしたらお教え下さい。 (あまり寂れていない場所ですと嬉しいです)

  • お勧めの梅を詠う詩

     日本語を勉強中の中国人です。梅を詠う詩(古代、現代両方可)を拝読したいのですが、お勧めの作品がございましたら、教えていただけないでしょうか。  また、質問文に不自然な表現がありましたら、ご指摘いただければ幸いです。よろしくお願いいたします。

  • 英語の詩

    英語の詩と日本語訳の両方が書かれている(なるべく沢山)HPを 探しています。 ジャンルはどんなものでも良いのですが、私は英語が出来ませんので なるべく易しいものが有り難いのですが・・。 でもでも、結構探していても、なかなか見付かりませんので、ご存知 の方、是非教えて下さい!