国民生活金融公庫からの融資について教えてください

質問

現在、国民生活金融公庫への融資申請を検討しており、その申請時に提出する書類の中にある【必要な資金と調達の方法の内訳】について、下記の点について教えて下さい。
質問内容
(1)【必要な資金と調達の方法の内訳】内にある、「運転資金」の適用範囲は、仕入れ費用だけでなく、事務所賃料を始めとした必要経費、更には、当面の生活費（SOHOの場合なら家賃も）までも含めていいのでしょうか？
(2)当面の運転資金の「当面」の期間はどのくらいまでが妥当でしょうか？
　（例　6ヶ月など）
(3)仮に自己資金が500万で、借入れ希望が500万だと想定した場合、
開業費合計400万は自己資金でまかなえるが、開業後の営業販促費＋運転資金が600万かかるので、自己資金＋借入れ＝開業費＋運転資金と計算し、申請することは可能でしょうか？
もちろん、支給されるかどうかは国民生活金融公庫の方の判断による　ものと思いますが、みなさんのご意見をお聞かせ下さい。
以上です。
お手数ですが、よろしくお願いします。

回答No.1

sionn123 · ベストアンサー

t__k__sさん　こんばんは

　５年前に薬局を開局した者です。その時に国金さんにお世話になって事業資金を融資して頂きました。その時のお話を元に書きますね。

　まず運転資金ですが、簡単に言うと事業を進めて行く上でのランニングコストと考えると良いと思います。従って開業前に仕入れる商品の仕入れ金額以外に事務所の家賃等の経費などを言います。
　どんな事業でも、開業当初はお客様にt__k__sさんが事業を始めたと言う認知がありませんから、思っている程売上が上がらないのは当然です。事業とはボランティアで行なう物では無くて、売上を上げて給料を得るために行なう事ですよね。しかし、開業当初は先程も言った通り売上が上がらず給料を得られるかどうかすら解らないわけです。従って当面の生活費を計画の中に入れる（売上から出すのではなくて前もって準備する）事は、可能です。私の場合は薬局ですから保険調剤を行なっており、売上の大部分は保険請求と言うサイト３ヶ月の売掛金なんです。従って３～４ヶ月分の給料を計画の中に入れても認められました。この給料ですが、将来売上が上がれば贅沢な生活も可能でしょうけど売上が上がってないのに贅沢な生活なんて出来ないですよね。従ってこの位なら何とか生活可能だろうと言う常識レベルの低給料しか認められません。私の場合は月給２０万円（税込み）で計算しました。

　運転資金とは、通常１ヶ月に掛かる総費用（仕入れ金額＋経費金額）の２ヶ月分位は現金として持ってないと何かの時に出費（例えば即売れないけど安く仕入れられるからと言う事での一時的な過剰出費等）に対応出来なくなってしまいますから、その位の運転資金は認められます。ですから、開業当初の商品仕入れや開業前の準備段階で掛かる家賃等＋開業後に掛かるだろう１ヶ月分のランニングコストｘ２位の金額は認められるハズです。

　一番問題なのは、開業計画です。どの位の資金が当初必要かと言う事と実際に順調に稼動し始めたらどれだけの売上が見込めるか考えるのが一番難しい所です。国金さんもお金を貸すのは簡単ですが、売上の中から全額返却して頂く前提で貸すお金ですから、本当に計画通り売上が上がるかの審査が一番厳しい所です。
　私の場合は今までの経験からの平均客単価と見込み客数から１ヶ月の売上高を想定しました。しかし国金さんの判断では、私が開業した商店街の販売能力からしたら私の見込んだ売上は上がらないだろうと言う判断で減額されてしまいました。それでも開業当初掛かる費用は変りませんから、他に市区町村の公的機関からの借入をするハメになってしまいました。そう言う事も有りますから、売上計画は慎重に考えられて、低額しか売上が上がらなくても返却できる計画を立てられたらと思います。

　実際に借入出来る金額ですが、総費用ー自己資金が上限になります。運転資金として６００万円＋開業費４００万円必要となると１０００万円必要ですよね。自己資金５００万円だったら差額５００万円は貸して頂ける可能性は高いと思います。５００万円の借入だと多分月額９万円の位のお支払い（５年間の借入期間と仮定して）になるでしょうから、利益－９万円でまともな生活が可能な給料を得られる金額になる計画を立てる必要が有ります。

　以上が簡単に纏めた内容です。何かの参考になれば幸いです。

お礼

実体験にもとずいた貴重なご意見を頂き、ありがとうございました。
給料、生活費は２ヶ月程度が一般的ということで、少々残念ですが、
再度、運転資金の予測を組み直し、国金へ行きたいと思います。

回答No.2

noname#58429

１番の経験に基づく回答が、お役に立つといいですね。

一般的な、ご注意点等を追加補足させていただきます。
新規事業を立ち上げるには大きなリスクが伴うため、事前に綿密な「新規事業計画」を策定する必要があります。
新規事業計画書は使い手・読み手によって、活用する目的のウエートが異なってくるものです。

〔経営者や起業家〕
計画自体の論理性、妥当性が増すといった効果が期待できるほか、事業の進捗状況を確認し、的確な軌道修正をすることが容易になります。
〔社員やスタッフ〕
会社の新たな方向性を理解することができ、自分自身が果たすべき役割を確認し、自分の業務計画に落とし込んでいくことが可能になります。
〔金融機関や提携先など外部関係者〕
会社の方向性に理解を求めることができます。

〔内部向けの目的〕
ⅰ経営者・起業者など作成者自身の目的
　・実行可能な事業の構築
　・経営覚悟の再認識
　・計画実行後の進捗確認
ⅱ社員・スタッフへの効果
・社内の説得ツール
　・士気の高揚
　・役割の認識
〔計画書のアピールポイント〕
・事業の魅力度
・事業としての成長性
・計画の整合性・妥当性
・事業実現の可能性
〔金融機関等外部向けの目的〕
資金調達
経営アドバイス

また、下記ＵＲＬには、事業計画書のチェックポイントなどがまとめられています。
これらをご参考にされ、新規事業が順調にスタートできるようお祈り申し上げます。

事業願望書になっていませんか？ 事業計画書ありますか？（ビジネス・プラン） 仕事の図解屋：改善と仕組み創りのテオリア
http://www.teoria.co.jp/07bizpln/bizpln01.html

事業計画の書き方
http://www.newtec.or.jp/management/jigyoukakikata.htm

お礼

ご意見、参考サイトを拝見した結果、おかげさまで、私の事業計画書に加えるべき点が見つかりました。
事業計画書は決まった書式がないだけに、色々な角度から見つめ直す必要があることが分かり、大変嬉しく思っています。
ありがとうございました。