整流回路の変換効率
整流回路において、整流前の交流電力と、整流後の直流電力の比率(整流効率)についてお伺いします。交流に弱い電気技師です。
単純な半波整流回路ですが、一応説明しますと、降圧トランスで商用100Vから十数Vの交流を取り出し、ここに交流電圧計、交流電流計を接続、電流計の一端からダイオード1個を通して半波整流します。平滑回路のコンデンサーを経て直流を取り出します。そこに直流電圧計、直流電流計を経て抵抗負荷を接続します。
さてこの回路において実験をしました。その実験の結果、入力交流電力(交流電圧計×交流電流計)と出力直流電力(直流電圧計×直流電流計)の比率、すなわち出力直流電力/入力交流電力の値は0.5以下になりました。
普通の場合、電気回路の損失は熱になって失われると思いますが、この整流回路では顕著な発熱は認められません。
50%以上の損失はどこにいったのでしょうか?これがお伺いしたいことです。
私の貧弱な知識から想像するに、交流電力は皮相電力を測定しているようなので、求めた整流効率50%以下の値は、直流電力/皮相電力の値でしょう。
一方、直流電力/有効電力は恐らく100%のはずですから、有効電力以上の無効電力が整流効率を50%以下に下げているのではないだろうか? と、考えては見るのですが順抵抗負荷なのになぜ無効電力があるのか、しかもその値が有効電力よりも大きな値なのは何故?分からないことばかりです。
どなたか、理論的に説明していただける方からのご教示をお願いします。
お礼
ありがとうございました。大変助かりました。感謝です!!