マーシャルの長期均衡での、価格と利潤の低下について
私が読んだ本では、マーシャルの長期均衡では商品と利潤が低下すると書かれていますが、それは何故でしょうか?一応、以下に私が疑問にいたる経緯を記載致します。
マーシャルは市場にある商品の価格を決める区分として、一時的均衡、短期均衡、長期均衡、超長期均衡があるとしています。一時的均衡の価格は専ら需要が決めるとし、短期均衡の価格は需要と供給が等分に影響しあって決まるとし、長期均衡の価格は専ら供給によって決まると書かれています。
なぜ長期均衡の価格が専ら供給によって決まるかというと、既存企業の設備投資や新規参入により供給量が増すからと書かれてます。
そして、供給量が増大すると商品の価格は低下し、企業の利潤が低下することも書かれてますが、私はこの部分がピンときません。
これは、どういうことでしょうか?供給量が増大する理由は需要の増加が見込まれるからであり、需要の増加と等分に供給も増せば在庫はたまらないので商品価格は低下しないはずです。技術革新により生産性が上がれば生産費用が低下したぶん商品価格は低下することもあるでしょうが、その場合は利潤は下がらないはずです。
長期均衡が企業の利潤を低下させるというのは、需要の増加が見込まれるよりも供給を増加する勢いがつきすぎることで、需要の増加量よりも供給の増加量のほうが大きくなるからでしょうか?そうであれば、市場全体で在庫が増えるあまり値崩れがおこることで利潤が下がるということはわかります。ということは、長期均衡のケースでは需要量よりも供給量のほうが大きいということを前提にしているのでしょうか?
私はこの認識で良いでしょうか?それとも間違っているでしょうか?私が読んだ本では、そこまで書かれていなかったので、マーシャルの長期均衡における企業の利潤低下の原因がわかりません。
ご教示お願い致します。
お礼
繊細ですね!でも、これに気づかなかったってことはかなりショックです。こんなんじゃ、合格出来ない~!!ちなみにこの問題は九州産業大です。 この質問に対してすぐに回答下さってありがとうございました。