定性分析の動作について
- 大学の講義で学んだ定性分析の中には、硫化アンモニウムを加えてCuSの沈殿を作る実験があります。
- その後、沈殿に温水を注ぎ、HNO3を加えて煮沸すると、黒色沈殿が黄色油状物に変化します。
- しかし、CuSの溶解後の黒色沈殿の正体や、ドラフト実験時に発生する気体の正体については分かりません。
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定性分析の動作について
大学の講義でのレポート作成を進めているのですが分からないところが出てきてしまいました。 第2族の分別のところなのですが硫化アンモニウムを加えてCuSの沈殿を作りろ液と分別したところからが分かりません。 その後の実験の流れは 沈殿に温水を注ぐ →HNO3でカセロール中に注ぎ落としかき混ぜつつ煮沸 →H2SO4を加えて黒色沈殿が黄色油状物に変化するまでドラフト内で煮沸 というものです。 CuS+4HNO3→Cu(NO3)2+S+2NO2+2H2O という反応が起こると予想しているのですがCuSが溶解した後の黒色沈殿の正体や ドラフト実験時に発生する気体の正体が分かりません。 詳しい方、アドバイスをお願いします。
- naoki16
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>CuSが溶解した後の黒色沈殿の正体やドラフト実験時に発生する気体の正体が分かりません。 今回の説明ではCu2+以外のイオンは含まれていないようですが、本来は、HNO3で煮沸した段階で、HgSの沈殿が残り、それを除去した溶液に硫酸を加え、Pb2+をPbSO4の沈殿として除くことを想定しています。 また、H2SO4を加えた後の煮沸では、かなり少なくなるまで煮詰めるはずです。したがって、窒素酸化物(NO2も含まれるが、それだけとは限らない)や硫酸に由来するSO3が発生します。 なお、黒色沈殿の正体は、遊離したイオウの単体です
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補足です。 完全に乾固させてしまわない限りは、Cu2+は何らかの塩になっているはずです。 硝酸塩なのか、硫酸塩なのか、はたまたそれらの混合物なのかはわかりませんが、いずれにせよ、その後の操作には関係ないということだと思います。
お礼
回答ありがとうございます。 的確なアドバイスでとても参考になりました。
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