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千葉大の無機化学
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- nious
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#2です。 何かの参考になるかも知れないので、 ある程度大きな濃度の「酸化力の無い」強酸水溶液に対する、CuSの溶解度s(M)を求めてみます。 sが非常に小さいと仮定すると、溶解によるpHの上昇 と 溶液の体積変化 は十分に無視出来ます。 すると、強酸の解離により決定する[H^+](pH)は、CuSの溶解後でも殆ど同じと見做せます。 CuS(固体) ⇔ Cu^2+ + S^2- [Cu^2+][S^2-]=Ksp=8・10^(-36) H2S ⇔ H^+ + HS^- ;K1=10^(-7) HS^- ⇔ H^+ + S^2- ;K2=10^(-12.9) 溶液は強酸性だから「Cu^2+」の加水分解は十分に無視出来、 また「S^2-」の存在比率は、K1K2/([H^+]^2+K1[H^+]+K1K2)≒K1K2/[H^+]^2 と近似出来るので、 [Cu^2+]≒s [S^2-]≒s・K1K2/[H^+]^2 [Cu^2+][S^2-]≒s^2・K1K2/[H^+]^2=Ksp ∴ s≒[H^+]・√(Ksp/K1K2)=[H^+]・2.5・10^(-8) と近似的に表せます。 強酸性溶液のpHに関わらずに、溶解度sは非常に小さくなる為、この近似は妥当と思われます。 pH=1 では 溶液1L当たりに 約2.5・10^(-9)mol (0.24μg) pH=0 でも 約2.4μg しか溶けない事になります。 「殆ど溶けない」と言えるでしょうね。
- nious
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CuSは極めて溶解度積が小さいので、H2Sの酸としての「弱さ」を考慮してもなお、 CaCO3のように、弱酸の遊離により溶ける事はないと思われます。 岩波理化学辞典によると「希酸に溶けず硝酸に溶ける」とハッキリと書かれているので、 もし濃硝酸なら多分、次のように酸化されて溶けると考えられます。 CuS(固) ⇔ Cu^2+ + S^2- (極めて難溶) NO3^- + 2H^+ + e^- → NO2 + H2O S^2- → S + 2e^- より、 CuS(固) + 4HNO3 → Cu(NO3)2 + S + 2NO2 + 2H2O
- c80s3xxx
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Cu2+ は酸化も還元もしていません. 問題は S2- で,これは強酸性下では H2S になります.この部分は弱酸遊離です. しかし,H2S は還元剤です.これが硝酸に酸化されるわけです. まあ,S2- のままでも還元剤ですが.
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