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「ありがとう」の語源が有り難し(ありがたし)なのは
「ありがとう」は感謝する意味ですが、 その語源が有り難し(ありがたし)なのはどうしてでしょうか? 「めったにない」「貴重だ」という意味と感謝の気持ちとは違うもののように思えます。 それに相手の親切に対して「めったにない」などというでしょうか? 昔の人は不親切が当たり前だったのでしょうか。 また「ありがとう」の言葉の前はどうようにして感謝の気持ちを伝えていたのでしょうか。 よろしくお願いします。
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原典は法句経というお経に 『人の生を享くるは難く やがて死すべきもの 今いのちあるは 有り難し』 とあるように、今生きている私達は、数え切れない偶然と無数の先祖の計らいで生を受けて誕生したのだから、命の尊さに感謝して精一杯生きましょう。と言う教えから生まれた言葉です。 やがてそれが、当たり前の事を当たり前と思わず、当たり前と思える事にでも感謝の気持ちを表す言葉として『有り難し(ありがとう)』になったのです。 今こうして自分が生きていることはもちろんですが、こうやってネットに書き込める、読んでくれる人がいる、返信してくれる人がいる。有り難いことです。 さらに言うと、家にPCがある(学校や友人宅かもしれませんがw)、電気が通っている、回線がつながっている。世界の国ではこういう事が当たり前でない国も少なくありません。有り難いことです。 >相手の親切に対して「めったにない」 よりも 自分が親切にしてもらえるなんて「めったにない」 だから、ありがとうだと思いますよ。
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- banzaiA
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「有り難し」は文字通り、「有り」が「難し」で『有ることがむつかしい』。「あることがない」ここから「めったにない」そして「めったにない」から「貴重だ」と展開(?)したのでしょう。 ご質問の『相手の親切』は、他の周りの人からは受けられないくらいの親切で、周りの人から期待できないほどの(つまり「めったにない」ほどの)親切を受けました。なので感謝の気持ちを表すことになる「ありがとう」なのではないでしょうか。
本来は感謝の言葉として、#2さんがお書きのように「かたじけない」といった言葉がありましたが、「ありがとう」あるいは「ありがたい」は「このような思し召しにあずかることは普段有り得難いことでございます」といった喜びを込めた感謝の言い回しが次第に慣用語として縮められて出来たもののようです。 こうした元々の言い回しを離れてひとつの慣用語になってしまった表現としては「おはよう」だとか「こんにちは」などもあります。前者は「お早うお起きで(お働きで)ございますね」といったことから、後者は「今日はまことに良い日(お天気)でございますなあ」といったところからでしょうね。
- mobu
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有り難し=「滅多にない」「貴重な」こと、に対しての感謝の意味を表すようになったのでは。つまり、滅多にないから、感謝しようと昔の人は思ったのでしょう。
- Yabukoji
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相手の好意、心づくし、(貰う)金品が普通には「有り難い」(滅多に無い)から感謝の気持ちになると思われます。 「ありがとう」の前の表現としては「忝し(かたじけなし)」が普通だったようです(広辞苑、源氏物語、日本霊異記)。