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家財保険について
家の中に家財が500万しかないのに家財保険1000万に加入したからといって、家が全焼しても500万しかでないのですか?
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新価(再調達価額)と時価等の違いあありますが、おっしゃる通りです。 また、(実損払い特約のある時価契約を除いて) 家財1000万あるのに500万しか付保していなかった場合に 一部損害で100万円の損害を受けても、1000万の半分しか加入していないので 支払われる保険金も半分の50万になります。 保険代理店は簡易鑑定(という名の手抜き)を使って、 家族○人で戸建て住宅なら・・・等の表で保険金額(補償額)を決めています。 鍋やスプーン1コまで数えると意外と財産持ちだったという事がありますが、 保険金額が著しく違うような場合(建物も同様です)は、平場鑑定を行って貰う手もあります。 通常は、被災後に鑑定人等が鑑定(元の価値と被害額の算出)をしますが、 それを前もって行う事によって、適切な保険金額(補償額)を算出する方法です。 本来は、全ての保険対象について行うべきですが、それを全ての契約に対して行うと とてつもない費用がかかるので、簡単な講習を受けた(はずの)代理店が 簡易評価を行っています。 代理店が簡易評価を行いますが、契約するのは契約者自身です。 評価額と(被害を受けたときの)鑑定額に差があっても その責は契約者に帰属します。 ご質問の場合、「それなら払い過ぎた分を返して」といっても 契約者自身が決めた保険金額(補償額)ですので、返金して貰えません。 大雑把ですが、用語解説です。厳密には違う場合もあります 保険金額:補償額のこと。この範囲内で保険金が支払われます。(臨時費用や失火見舞金等は含まず) 保険金:被害に対して支払われるお金。保険金額の範囲内。 1事故の支払いで保険金額の80%以上が支払われると契約は終了する。 それ以内なら、自動的に元に戻る。 新価(新価額):減価償却を行わず、被害時に新しく購入する為に価格。 モノ(例:中古車等)によっては、中古で入手可能だが、家の場合は建て直すしかないので、被害時に同様の建物を建てる価額。 30年前に600万円で建てた家が今建てると2000万円なら、2000万円が新価。(再調達価額とも言う) 時価(時価額):同程度の中古の住宅の建物のが取引される場合の価格。 かなり古い家でも手入れをしていれば、新価の50%程度。 価額協定:保険期間中に償却等の価格変動があると想定されるが、契約時に100万円という風にあらかじめ設定された価額。 「価協」と略す 保険料:掛け金の事。 評価(する):保険対象の価値(価格)を算出(すること)。 鑑定(する):評価と似ている。その過程で評価するが、被害額の算定をすることとして使われる言葉。 平場鑑定:被害が発生していない状態で鑑定を行う事。最も正確な評価。 簡易評価:平均的であろう価格をまとめた簡易評価表等に基づき評価する事。 この地区の木造モルタル瓦葺きなら11.5万円/m2×120m2=1380万円とか 家族構成と建物から家財額1500万円+(金持ちだから)30%という評価方法。 部分保険(一部保険)になる事を避けるために、若干高めになっている場合が多い。 部分(一部)保険:保険金額が(鑑定額に対して)満額でない保険。 鑑定前の場合は、評価額に対して満額でない保険。 実際は、鑑定の際に発覚する場合もある。 実損払い特約:新価(価額協定)契約ができない長期火災保険の場合、時価額での契約しかできない。 しかし、台風や一部焼失の場合に実際の修理費に保険金が不足する。 保険金額を上限に実際に要する修理費の全額が支払われる。 住宅ローン等の債務保全の役割も果たす。
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ちょっと有り得ないような例で申し訳ないですが、実際家財の再調達原価が500万円位のところに1億円の保険を掛けておいて、何か起きた時には1億円の保険金が出るのでしたらわざと何か起こしたい位ですね(笑
お礼
その通りですよね。ありがとうございました