• ベストアンサー
※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:くも膜下出血について・・・)

くも膜下出血の合併症と退院までの期間について

このQ&Aのポイント
  • 36歳の男性がくも膜下出血で入院しました。高血圧が元で頭痛があり、手術を受けました。現在、合併症の危険性があり、1〜2週間入院することになりました。
  • 合併症の症状について知りたいです。また、合併症がなく順調だった場合、退院までにはどれくらいの期間がかかりますか。
  • 家族や知人の経験など、くも膜下出血の情報を教えていただける方がいらっしゃいましたら、お話を聞かせていただきたいです。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • gogosmart
  • ベストアンサー率60% (229/378)
回答No.3

 同じくも膜下出血といっても発症したときの意識状態や、年齢、原因などによって(多くは動脈瘤の破裂によるものです)重症度が異なります。したがって今回、患者さんがどのような経過をたどっていくかは、実際に患者さんを診察しないと分かりませんので以下一般的なお話をします。  くも膜下出血は重症な病気です。我々脳神経外科医は、「患者さんの3分の1は死亡し、3分の1は何らかの後遺症を残し、3分の1のみが社会復帰できる」という説明を患者さんの家族に対してよく行います。  原因は元々あった脳動脈瘤(血管のこぶ)がある瞬間に破裂する事によって発症することがほとんどですのでそれを前提としてお話しますが、他の原因としては、血管の内壁が剥がれることによって発症したり(解離性動脈瘤)、脳動静脈奇形から出血したり、もやもや病で出血したり、脳腫瘍から出血したり、外傷による出血でくも膜下出血を起こす事もあります。 一般的な合併症は、(1)再出血、(2)脳血管攣縮、(3)正常圧水頭症の3つです。 (1)再出血  一度破裂した脳動脈瘤でも放っておけば何回でも破裂します。そして破裂を繰り返すほど患者さんの状態は悪くなっていきます。破裂の勢いが強ければ即死に近い状態になることもあります。したがって再破裂を予防するために動脈瘤の根元にクリップをかける手術をしたり、動脈瘤の形や場所などの条件が許せばカテーテルを用いた血管内手術によって動脈瘤の中にコイルを詰めて再破裂を防ぐ、という治療を行ないます。(今回はクリッピング術を行なったのでしょうか) (2)脳血管攣縮  再破裂を予防できたからと言って、くも膜下手術の治療は終わりではありません。発症後4日~2週間くらいは脳血管攣縮のリスクがあります。脳血管攣縮とは、出血して血管の外に流れ出た血液の中の成分が血管壁に作用して血管を細く収縮させてしまうというものです。血管が収縮してしまうと血液が流れにくくなりますので、その結果として脳梗塞を起こしてしまう事になります。発症後から手術後まで元気に話をしていた患者さんでも、この時期に血管攣縮によって重篤な後遺症を残すところまで状態が悪化してしまう事もときにあります。  脳血管攣縮に対する治療は、手術のときに頭の中にドレーン(チューブ)を留置してきて術後そこから血液が流れ出るようにしておくことによって、出血した血液を洗い流したりします。また、脱水にならないように輸液を十分したり、貧血や低ナトリウム血症、低蛋白血症などにならないようにきちんと全身管理を行ないます。点滴で血管拡張剤や抗血小板薬を用いることもありますが、明らかな血管攣縮の症状が出現したときには、カテーテル検査をしてカテーテルから血管拡張剤を流し込んだり、場合によっては、カテーテルについた風船で血管の細くなった部分の広げたりすることもあります。 (3)正常圧水頭症  脳や脊髄の周囲や内部には脳脊髄液という無色透明な液体が産生・吸収されながら循環していますが、くも膜下出血のときにはこの脳脊髄液の循環が悪くなって頭の中に水が溜まってしまうことがあります。この水が溜まった状態は水頭症と呼ばれ、だいたい脳血管攣縮が落ち着いた頃から、1、2ヶ月の間に起こって来ます。頭のCT検査をすることによって診断がつくことが多いです。症状としては水頭症が進行すれば、痴呆症状、失禁、歩行障害などが出現します。しかし元々最初の状態が重篤で症状が強かった場合には、水頭症の症状は分かりにくい事もあります。水頭症と診断されれば通常は、水が流れるように、脳から皮膚の下を通しておなかまでチューブを入れて、余分な水が脳からおなかの方に流れるような手術(シャント術)を行ないます。  異常のことをふまえますと、一般的にくも膜下出血の患者さんは、経過が最も良ければ入院して3週間から1ヶ月もすれば、何の症状も残さずに元気に退院する事ができますが、状態が悪ければもう少し時間がかかるかも知れません。場合によっては寝たきりの状態になったり、No.1の方が回答されているように言葉の障害、記憶の障害、性格の変化などを来たしたり、手足の麻痺が残ってしまったりすることがあります。症状が残ってしまうようならば、入院期間はもっと長くなるでしょう。場合によってはリハビリ病院への転院が必要になるかも知れません。  繰り返しになりますが、以上のことはあくまでも一般的な話です。私は実際に患者さんを診察したわけではありませんので、実際に今後どのような経過をたどっていくかについては、これ以上の回答は難しいと思います。あくまでも参考程度にしてください。

その他の回答 (3)

  • moe1011
  • ベストアンサー率0% (0/5)
回答No.4

私の友達は、くも膜下出血で母親をなくしました。 冬の、寒い朝になりやすいそうですよ。

回答No.2
  • renton
  • ベストアンサー率34% (1720/4934)
回答No.1

あまり詳しくは無いですが・・・ 手術をしたということは体が弱っているわけで、普段ならかからないような病気になってしまったりとかでは? 軽い症状ならいいですが、重いと言語や感情をつかさどる部位を傷めてしまい後遺症が残る事もあります。(言葉を正常に話せなくなったり・・・) また、手や足などの麻痺を起こす事もあります。 麻痺があっても、まだお若いのでリハビリ次第で回復する可能性は充分ありますが。

関連するQ&A