なぜ日本に軍隊がないかというと、日本国憲法第9条で、「日本国民は、(中略)国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
(2)前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。」と定められているからです。
ところで、自民党の山崎幹事長が、「憲法改正 山崎拓--道義国家をめざして--」生産性出版という本を書いています。このような議論は当然すべきだと考えています。基本的には、自分の国は自分で守るようにしないと、ロシアの脅威がなくなった今、アメリカと言えども守ってくれないと思うからです。現在の自衛隊は、国土に危険が迫ったときに対応するように考えて作られているため、装備も偏っています。たとえば、航空母艦が一隻もないような状況で、実質戦力が高いと言えるでしょうか。しかし、こういう装備を整えたとしても、軍人がいなくては動かせません。ここで、徴兵制の問題が生じます。今の自衛隊のように志願制だと、優秀な人材が軍部に集まりません。これは、危険な目に合いたくないということだけでなく、優秀な人というのは、勉強もしているので、多くのことを考える人たちでもあるからです。日本帝国海軍の山本五十六にみられるように、先見性にすぐれた人もいることが必要だと思われます。優秀な軍隊にするためには、優秀な人材を集めないといけないという理由からも、徴兵制という制度も検討されねばならないでしょう。いるか入らないかの問題でなく、日本を守るのに自分はどういう参加ができるかを考えていかねばならないでしょう。なのに、日本の公教育は、もともと赤旗を振っていた人たちの巣窟であったため、重要な問題を学習せずに育ってきています。このことが一番問題かもしれません。実際考えても見なさい。今、アフガンでアメリカなどの特殊部隊をはじめとする軍隊が戦っていますが、敵に殺される危険を承知で戦っているのです。自分のみを国のために捧げられるかということを考えていく時代に来ているのかもしれません。
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