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絶対音感のある人は曲の調が変わると大変なことになるの?

一応(中途半端に)音楽理論を学んだ者です。 例えばここに一つの単純なピアノ曲があります。 私が理解しているのは、ピアノのどの鍵盤からそれを弾き始めようと、法則を守れば、曲全体の音の高さが変わるだけで別に雰囲気は変わらない・・・・と思うのですが、、、。 これが絶対音感などをもった人(持ってなくても優れた音楽的才能の持ち主等)にとっては調が変わるとその曲の雰囲気自体も変わってしまって聞こえ、なんか違和感を感じる、、、のでしょうか?  理論的に見れば調を変えても曲は変わりませんが、周波数でみると全く違う事が起きているのは事実?なのかも知れません。 だから、周波数を絶対的に感知できる脳を持った人には、極端に言うと全く違う違う雰囲気に聴こえてしまうのでしょうか。 質問の意味が解らない場合は補足しますのでおっしゃって下さい。 よろしくお願いいたします。

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回答No.7

物理的な問題として・・・調が変わるとほとんどの楽器においては運指がかわります。体感としてこれはけっこう「違う感じ」があります。パソコンキーボードのアルファベットが一つずれる感じ、と思ってもらっていいかもしれません。ピアノでいえば、半音違うと白鍵が多い調が黒鍵が多い調などに変わって弾いていて「弾きやすさ」や「弾いた感覚」が違うと雰囲気が変わって感じるというのはありますよね。弦楽器や管楽器ももちろんそうですが、その楽器の一番美しく響く音をメロディーの最高の部分にもってきていたりするので、これもけっこう印象ちがうでしょう。歌はその意味ではわりと「歌いやすい調」に伴奏を移調してもらったりするぐらいですから、調の変化による違和感より、歌いやすい高さを優先していると考えられると思います。(伴奏者にとっては大違い。) 身体物理的な差のほかに、音響物理的な差もあります。弦楽器、管楽器などは調によって本来は隣の音との周波数の差がビミョーに長かったり短かったりします。ハ長調のドレミと、ニ長調のレミファ#は、どちらも移動ド読みでは「ドレミ」なのですが、厳密に共鳴の純粋さを優先すると周波数の比率はちょっとだけちがうのです。ですから、この場合は調による印象の差はあって不思議はありません。原始的な楽器ほど調の変換が不便なので、この差ははっきりと出てきます。 ピアノの場合ですと、バッハ以降は平均律といって、隣の音どうしの周波数比率をオクターブを12分割して作る方式にして、自由に移調しやすくしてあります。ですから理論的には同じに聞こえるはずですが、やはり作曲家は「この曲のイメージはこの調」などとうこだわりがあるようです。ベートーヴェンはハ短調を絶望、悲劇の調と感じていたようです。「運命」や「悲愴」はハ短調で作曲されていて、ショパンやその他の作曲家にもこれに追随したのか、彼らもそう感じたのかハ短調はシリアスな曲が多いです。そういう実績がインプットされて蓄積されてきているせいかどうかわかりませんが、自分もハ短調には特別な暗さや深さを感じています。#系の長調の曲には自然な明るさ、陽気さを感じるし、♭系の長調は夜のしっとりしたふくよかな暖かさを感じます。そういう感覚は作曲家たちは誰しももっていると思います。 あとは、クラシックの場合、原曲の調でしっかりインプットされている場合調がずれると絶対音感の人にはなにかずれた違和感を感じるのが普通だと思います。これは、カラオケのイントロで調が違って出てきたときに「あれ?」と感じる人の感覚と同じだと思います。その曲の調による印象は原曲の調が経験蓄積的にインプットされたことによるものが多いのではないかと思いまうす。 音楽史的には、現代では中央のラ(A)=440Hzが基本となっていますが、ピアノはやや高めに442Hzで調律すると明るい緊張感ある響きになるので、2Hz高くしていることが多いです。オーケストラもA=442~高いところでは445Hzぐらいにしているそうです。演奏が華やかに聞こえるからだそうです。逆にいうと、基準音の周波数は年月とかけてだんだん上がってきているわけで、バッハの時代(300年ぐらい前)は、全ての音は今より半音近く低かったそうです。当時の周波数に調律したハープシコードでバッハの曲を聞くと、完全に半音低く聞こえるので、私にはとても違和感あります。なんだか「トロい」印象なのです。そういうハープシコードで実際に演奏してみると、ドを弾いているのに半音低いシの音が出るので、一瞬耳が混乱して曲が弾けなくなります。もっともしばらく弾いているとその周波数に耳が慣れるので、大丈夫になってきます。 こんな感じでの回答でいかがでしょうか。 絶対音感に関する質問、多いですよね。結局は絶対音感があっても瞬時に調の変換ができる能力も音楽家には必要なので、音感を持っていても有意義に使えるかどうかは、けっこうその後の訓練が必要なのです。

camara_x
質問者

お礼

大変詳しくご説明いただき、真にありがとうございます。 >#系の長調の曲には・(中略)・そういう感覚は作曲家たちは誰しももっていると思います それらは、ある種の共通性があるのでしょうね。 Cメージャーはある作曲家には暗く感じられ、他者には歓喜の調と感じられたら、もうゴチャゴチャですものね。 なんか一つの書物のような具体的でかつ分かり易いご回答で大変参考になりました。 ありがとうございました。

camara_x
質問者

補足

このように、質問をさせていただき、幾つかのご回答をいただくと、物事がうまく煮詰まってきて、質問の核心がより鮮明に浮き出てきますよね。 これをステップに、言葉を変えて新たな質問をさせていただくかもしれませんが、その時は、今回ご回答くださった皆様、懲りずにまたご協力お願いできますか。 よろしくお願いいたします。

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その他の回答 (12)

  • gifujin
  • ベストアンサー率35% (14/39)
回答No.2

私は絶対音感です。 多分小さい頃から音楽を始め、ソルフェージュなどをやっていたからなのかも知れませんが。 基本的に音楽は全てドレミで聞こえます。 ただし調を変えても全く違う雰囲気に聞こえることはありません。 カラオケなどでよくキーを変えて歌う人がいますよね?でも曲が全く変わって聞こえることはないですよね。 それと一緒で基本的にそんなに違和感はありません。 ただしハ長調でドレミをト長調に変えてソラシと弾いたとき、ドレミと口ずさむのにはとても違和感があります。

camara_x
質問者

お礼

へぇぇ、音がドレミで聴こえてしまうのですね。  それもドは絶対にCなんですね。 それの事を固定ドというのでしたっけ??? あぁ、記憶が、、、。 そうなんですよね。 カラオケでキーを変える機能があるのですが、私のような者には、変えた瞬間は当然変な違和感がありますが、数秒たてば慣れてきてしまうのですが、絶対音感さん達にはもしかしたら、ずーと、曲の終わりまで違和感というか、「雰囲気変わっちゃった・・・」などと感じてしまうのか、が疑問なところでした。 それより私も、絶対音感うんぬんを気にするより、記憶力減退を心配した方がいいかも。。。 習った理論がモッノスゴーイ勢いで消えていってます。 ご回答ありがとうございました。 とても参考になりました。

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  • kaworuko
  • ベストアンサー率24% (47/191)
回答No.1

う~ん、多少変わると思いますよ。 以前学校の部活動で、卒業生を送る会で友人がソロで歌う際に伴奏をしてほしいと頼まれたのですが(合唱部でした)、 ちょっと彼女が歌うには音が低すぎて、かといって1オクターブ上げると今度は高すぎるという曲で、仕方なく私が調を変えたのですが、 そのままただ上げる(?)と、なんだか違和感というか、へんな感じがして、あちこち和音を変えて、結局曲を書き換えました。 ちなみに私も絶対音感はないです。

camara_x
質問者

お礼

早速のお返事ありがとうございました。 なるほど、そんな事件簿があったんですね。  合唱部という事ですが、まったくのソロの曲ならいいですが、合唱の一部のソロパートで調などを変えると、全体にも関わってしまうでしょうから大変ですね。 質問からも解るとおり、私は絶対音感はなく、絶対音感を持った人の気持ちは解らないなと思っていたのですが、よく言う絶対音感者の感じる不快感とはこんな感じなのかなと思う事が最近あります。 それは歌番組を見ている時^^; 最近の歌手の方たちは、音程がずれていても気にしない図太い方ばかりで、、、。 聞いていて「やめー!」と思う事多々ありです。^^; 話を戻すと、、「変わる」に一票と言う事ですね。 わかりました。 ありがとうございました。

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印刷面が霧を吹いたような症状
このQ&Aのポイント
  • MFCーJ6983CDWを使用して光沢紙で印刷すると、霧吹き状の表面が出ます。
  • 印刷面に霧を吹いたような症状が出てしまうMFCーJ6983CDWのトラブルについて相談です。
  • MFCーJ6983CDWを使用して光沢紙で印刷すると、インクが霧を吹いたような表面になってしまいます。
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