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宗男(新党大地)の強さについて

宗男(新党大地)は今回比例で公明共産社民を超える得票をかかえます。逮捕された元議員一人の割にはずいぶん強いですが、なぜでしょう?

質問者が選んだベストアンサー

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回答No.9

すいません。#3=#8ですが、時間が経ってデータがもう少し出てきたようなので、しつこく回答したいと思います。 まず、こちらの質問(http://okweb.jp/kotaeru.php3?q=1644792)で答えたのですが、宗男氏の強さは北海道の小選挙区での民主党の強さとの相乗効果(選挙協力?)と思われます。この質問に答えたときは、自信はあったんですけど、まさか#8のようなあからさまな結果が出ていたとは思いませんでしたが^^; 地元新聞ではこんな記事(http://www5.hokkaido-np.co.jp/seiji/2005syuinsen/danmen/d-10.php3)が出ていました。ただ、前職自民党候補と前職民主党候補(前回比例復活当選)は、今回公示日前から勢力が拮抗していると言われていましたし、保守票が宗男氏と前職自民党候補とで分け合ってしまうと、民主党候補に有利になっただけだと思います。実際、7区は民主党候補が当選しましたし、刺客騒動で分裂選挙となった北海道10区でも、民主党候補が漁夫の利当選を果たしています。 そこで、宗男氏は小選挙区をすっぱりと諦めて、代わりに比例区での民主党支持者を自分に取り込むことに成功したようです。 前回衆院選(宗男氏不出馬)時の比例得票率との比較では、自民党が約3ポイント、民主党以外の他党で1~2ポイントの減少ですが、民主党の得票率は7ポイントもダウンし、比例区では議席を1つ落としました。投票率が上がっていることを考慮しても、これが確実に大地に回っています。その代わり、保守系の7区で初めて民主党候補が当選し、トータルでは民主党の議席は11議席を守っています。 つまり、大地の票は実のところ、反自民・反小泉勢力の取り込み票であって、表面上の民主党の勝利以上に北海道では反自民の声が高かったことになります。 じゃあ、どうして北海道では小泉の風が吹かなかったのか?ということになろうかと思いますが、参考URLの地元新聞の別特集「改革の今」をご覧いただくのをおすすめします。 小泉「改革」が地方に何をもたらしたのか、体制に影響されない地元紙の視点だからこそ、リアルさを醸し出しています。 ちなみにこの新聞社、北海道警の裏金問題をスッパ抜いて賞をもらってます。

参考URL:
http://www5.hokkaido-np.co.jp/seiji/2005syuinsen/index.php3
nakajinakaji
質問者

お礼

なるほどこれはすばらしい解答ですね。宗男と民主(もしくは民主党議員)の選挙協力ですか。北海道での民主の善戦と宗男(大地)の異様な強さが見事に説明できると思います。あとは北海道の現状ですが、地方交付税にたよりきっていた財政が、地方交付税削減で苦しくなったのは確かですが、そんなの地方ならどこだって似た状況かと思います。伝統もあるでしょうが北海道がなにか他の地方と違うものがあるのでしょうね。ありがとうございました。念のため一応もうしばらく開けておきます。

その他の回答 (8)

回答No.8

#3で答えた者ですが、参考までに以下のデータを掲載しておきます。(2005/9/13 某新聞朝刊より) 北海道比例区確定得票率 1位 民主党 :33.79% 2位 自民党 :29.14% 3位 新党大地:13.44% 4位 公明党 :11.42% 5位 共産党 : 7.48% 6位 社民党 : 4.73% うち、北海道7区(釧路・根室地区。逮捕前の宗男氏の地盤)の比例得票率 1位 新党大地:33.84% 2位 民主党 :24.37% 3位 自民党 :20.34% 4位 公明党 :11.24% 5位 共産党 : 6.29% 6位 社民党 : 3.92% 北海道広しと言えども、こんな結果が出たのはここだけです(他選挙区では3位~4位で安定)。しかも、市町村別では全15市町村中14市町村で1位。これが「宗男王国」の実力……なんでしょうか? 宗男氏は東側に足を向けて寝られませんね。

nakajinakaji
質問者

お礼

これはおもしろいデータを提供いただきました。ただ本当に宗男王国の実力として確固たるモノがあるのなら小選挙区から出馬したはずですよね。あわよくば2議席獲得できたわけですから。となると今回はなんらかの追い風が宗男にふいたと思ったのですがその風がなんなのか、想像もつかないんですよ。

  • PTAVV
  • ベストアンサー率45% (42/92)
回答No.7

No.5さんの回答に関して。 >北海道民は自らのエゴに凝り固まっています。 逆に言えば、非北海道部の人間は、自らのエゴで北海道への利益供与を止めようとしている、ということも言えると思います。 現実問題として北海道は失業率がかなり高いですし、厳冬への対策費用等もかさみます。 東京都民と同じ努力で同じ稼ぎを得るのは困難なわけです。 民主主義というのは、各人が「自分にとっての幸福」を投票することで、「最大多数の最大幸福」を実現する…というのが原則ですので、北海道民が「自分の利益のために鈴木宗男氏に投票する」というのは非難にはあたないと考えます。 問題は、1票の格差ですね。 1票の格差が開いている現状では、民主主義の原則そのものが崩れていると言わざるを得ません。 (比例区ではなく、小選挙区の話になりますが。)

nakajinakaji
質問者

お礼

>自らのエゴで北海道への利益供与を止めようとしている そもそもなぜ北海道へ利益供与をしなくてはいけないかわかりませんが? >厳冬への対策費用等もかさみます。 でも家賃物価は東京のほうが高いです。 >「最大多数の最大幸福」を実現する…というのが原則ですですので、北海道民が「自分の利益のために鈴木宗男氏に投票する」というのは非難にはあたないと考えます。 最大多数の国民に負担を強いて、北海道民のために利益供与を行うのがなぜ最大多数の最大幸福なのかよくわかりませんが?

  • kei_sap
  • ベストアンサー率27% (274/1011)
回答No.6

今回の選挙で宗男氏が当選した大きな理由は「失業対策」にあると思います。 景気回復と雇用の確保を全面に押し出していましたから。 昔のように公共事業を取ってきてどうのこうの..とは言ってませんでした。 官依存から自立して、北海道独自の経済自立を図ろうと言うのです。 私が各党・各立候補者の演説を聴いた限りでは、郵政改革の事ばかりで宗男氏 のように北海道の経済問題を全面に押し出していた人はいなかったですから。 はたして実現可能なのかどうかは別として、仕事が無い人や安い賃金で大変な 人が多い現在、票を入れた人も多かったのでしょう。 地方から都市部への流入が多いのも理由の1つかも知れません。 大病の人がイチかバチかでリスキーな薬を服用する..そんな所です。

nakajinakaji
質問者

お礼

いままでの行動と違い割りとまっとうな主張を繰り広げたのですね。確かに今回の選挙で景気対策を打ち出せた政党はありませんからね。

回答No.5

北海道民の多くは鈴木宗男氏の地元への公共事業誘導型の旧来型の政治手腕に期待しているのでしょう。しかし、鈴木氏による地元への無意味な公共事業誘致は将来全国民が増税などの形で返済しなければならなくなります。今、北海道の地元企業に落ちる金は近い将来、全国民の重荷になるのです。 北海道民は自らのエゴに凝り固まっています。

nakajinakaji
質問者

お礼

>旧来型の政治手腕に期待しているのでしょう。 でもそれは与党にいてこそだから。 >北海道民は自らのエゴに凝り固まっています。 間違ってはいあにでしょうが、その傾向は他の保守王国とよばれる地方のほうが強いでしょう。今回自民が一番苦戦した地ですから。

  • cna
  • ベストアンサー率35% (15/42)
回答No.4

えと、一つ一つ応えていきますね。  まずは自民党におさえこまれていたのではなく、開発庁がなくなった時点で北海道には予算が下りなくなりました。そのなかしがみついていたのがムネヲです。  あと、北海道はもともと民主が強いんです。つまり革新系ですね(都市部ですが)そのほかの一次産業のところでは保守。ムネヲはその保守エリアに強い地盤をもっているようです。別に民主が北海道に何かをしてくれたわけではありません。  特に道東では北方領土、ロシアに密接な関係をもち、とくに中央からは見放されたという意識をもっています。その中でわらにもすがるというおもいだったのではないかと思います。もうそうなると革新も保守も関係なく、今までいい思いをさせてもらったムネヲに期待したいと思ったのだと考えられます。

nakajinakaji
質問者

お礼

>北海道はもともと民主が強いんです。つまり革新系ですね(都市部ですが)そのほかの一次産業のところでは保守。 ただかなりの部分で民主が優勢に戦ってるんですよね。東京南関東で惨敗した今回さえ。 今までいい思いをさせてもらったムネヲに期待したいムネヲに期待したい でも今の宗男になにを期待?とも思ってしまいます。

回答No.3

本人は無罪を主張していて、現在控訴中ですけどね。 皮肉なことに、彼の力がなくなった途端、大型公共工事は東京資本の大会社に軒並み持って行かれました。そして、そんな宗男氏は小泉政権に批判的な選挙展開。だから、余計に反発が強かったのでしょう。 あと、忘れてはいけないのが北方領土問題とロシアとの関係です。北海道は、米や中韓よりもロシアに目が向いているのかもしれません。中で暮らしていると、ロシアはほんとに近いですよ。特定の港町では普通にロシア人と会えますから。 民主の強さですが、これは昔からですね。旧社会党時代から強固な地盤を持っています(理由はよくわかりませんが……たぶん、横路→堀知事ラインですっかり安定したからなのでは……いや、やっぱりよくわからない) あいまいな答えですいません。

nakajinakaji
質問者

お礼

北方領土ときましたか。確かに北海道人にとって外交上一番の関心事でしょうね。でも北方領土にODA(もどき)を利用し宗男ハウスを作ったことを北海道人は好意的に見るんですかね?

  • cna
  • ベストアンサー率35% (15/42)
回答No.2

利益誘導型の政治家ですから それだけ北海道の経済が冷え切っているという証拠だと思います。 特に建設関係が。結局過去に公共事業をもってきた実績があるので今回も期待した道民が多かったということではないですか?

nakajinakaji
質問者

補足

では、逆にいうと北海道では公共投資が押さえ込まれ、自民に相当しめあげられていたんですか? 民主は北海道になにを誘導したんですか? 今後宗男が公共事業を誘致できると思われているんですか?自民の弱さ、民主の強さ、宗男の強さ、どうもよくわかりません。

  • ipa222
  • ベストアンサー率20% (903/4455)
回答No.1

鈴木ムネヲの怖さです。 官僚を自殺させ、NGOを怒鳴りつけるくせに、マスコミの前では非常にうまく演出します。 極端な二重人格でそれを完璧にコントロールしています。

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