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将来、遺伝子改良技術を使ってすでに生れているヒトの容貌を変えたりすることは可能ですか?

あくまで将来の話です。 すでに生れているヒト(20歳とか40歳とか)の遺伝子を操作して容貌や性格、才能、性別などを変えてしまうことは理論上可能でしょうか? たとえば、ルックスのよくない東洋人男性を金髪、碧眼の欧米系の美人女性に変えてしまう、などです。 バイオテクノロジに詳しい方、ご教示のほど、よろしくお願いいたします。

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  • ruehas
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回答No.3

こんにちは。 飽くまで、未来技術が開発されたとしての話です。 劣性であるにせよ何にせよ、元々その遺伝子を持ってさえいれば、あとからその機能を発現させるということは、将来的に可能なるかも知れません。ですが、生まれたあとに60兆の細胞を作り変えて、そこに持っていない遺伝子を新に組み込むというのはまず不可能だと思います。 であるならば、生まれる前に、ありとあらゆる全ての遺伝子を予め組み込んでおけば良いのです。遺伝子の機能が判明し、自由にディザインできるというのであれば充分に可能なことですよね。この世の生物に可能な機能の100%を持った「万能DNA」です。要らないもの、重複するものはスイッチを切っておきます。そして、必要に応じて目的の体質に応じたDNAの組み合わせをONにしてやれば、その機能がセットで発現します。 このような方法が可能であるならば、生まれたあとでもスイッチを切り換えることによって髪の毛や肌の色、体質をなど変更することができるようになるかも知れません。 では、性別の変更や、尻尾や羽が生えてくるといった大胆な変身はどうでしょうか?  もちろん、XY両染色体は元より、生物のありとあらゆるDNAを持っているのですから可能ですね。一旦サナギになって、「脱皮・羽化」といったカエルや昆虫の能力を使って変態を遂げれば良いわけです。両性具有を体験したければ、それもけっこうですね。但し、羽が生えたからといって、空を飛べるとは限りません。 SFの世界では映画の「エイリアン」が有名ですね。奴は、ありとあらゆる環境に即座に適応してしまいます。これは、万能DNAに近いものを持った「完全生物」と言われています。 このように、カエルや昆虫のDNAには、生まれたあとで自分の身体を作り替えるという機能が現実にあります。ですから、理論上不可能とは言い切れないのではないでしょうか。 但し、それがコントロールできるかどうかは分りません。

litter
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。読ませていただきましたが、生物の世界の深遠さには驚くばかりです。私も調べてみたのですが、ベクターウイルス、ナノマシンなどを体内に注入することによって、出生後の身体変化を促すことは理論的には可能なのではないでしょうか?

その他の回答 (2)

  • MIYD
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回答No.2

すでに出来ている部分を変えるのは非常に困難だと思います。 そのために性別(というか生殖器)や容貌を出生後に変えることは遺伝子操作の範囲ではないと思います。 また、単一(または少数の)遺伝子によって制御されていることがわかっていないと遺伝子操作のターゲットがわからないため、 性格、才能といった表現型を変えることも難しいと思います。 ただ、あくまで理論上ですが、出生後に作られるものについては 遺伝子操作が可能だと考えています。 たとえば髪の色はメラニン合成の遺伝子群によって制御されているため、 毛皮質など髪の色を決めている細胞群にたいして メラニン合成経路に関与する遺伝子群を導入または破壊してやることで髪の色を変えることは可能ではないかと私は考えています。 もちろん目的の全ての細胞に入れないとまだらな髪の色になってしまいますが。 もうひとつ、血球系の肝細胞に胎児ヘモグロビンのような成人のヘモグロビンよりも酸素との親和性の高いヘモグロビン遺伝子をを導入することで心肺能力?の高いヒトになるのではないかと考えています。 もちろん体内のバランスが崩れて弱くなる可能性もあると思います。 また、15年位前から先天性の代謝異常の患者さんのリンパ球を取り出してアデノシンデアミナーゼ遺伝子を導入し、それを患者さんに戻して治療するという遺伝子治療が行われています。 そのため、リンパ球系の細胞に遺伝子導入することにより 表現型を変えることの出来る遺伝子さえあれば 表現型を変えることは可能だと思います。

litter
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。できない要素とできる要素がある、と考えてよろしいのでしょうか?

回答No.1

おそらく無理でしょう。 仮にヒトの遺伝子がすべてわかり、それの発現によってできるタンパク質の働きが全てわかったとしましょう。 さらに、その遺伝子にどのように変異を入れれば表現型がどのようにかわるかもわかったとします。 遺伝子を細胞内に入れる技術は現在でもほぼ確立していますから、おそらくヒトに対しても人工のDNAを入れることはできると思います。 ただ、すでに生まれているヒトに対して・・・となると、今ある細胞すべてにそのDNAを導入しなければならないと思います。 ヒトの細胞は60兆といわれていますし、単純に60兆の細胞にDNAを入れるだけでも大変なのに体の奥深くの細胞には到底入れられないと思います。 体の表面だけ変えたところで、大きく変わるとは思えませんし。 おそらく問題はほかにもあるとは思いますが、僕が思いついたのはこれくらいです。

litter
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。なるほど、やっぱり無理なんでしょうか。

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