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幼虫に羽が無いのはなぜですか?

bluepepper2005の回答

回答No.4

この問題を進化論とか「適応」に関連づけて語るのではなく、下のかたがたが示唆されているように、生理学、解剖学とのからみで考えたほうがおもしろいと思います。 蝶の成虫と幼虫、どっちが重いか。 イモムシは、四季を問わず豊富にある葉を食べるのが多いですよね。困ったことに葉はセルロースという硬い壁に覆われています。これを消化するのは並大抵のことではない。かなり大きな消化器官を必要とします。ゆえに体も重くなる。 体が重くなれば、羽らしきものを持っていても、飛翔するのは困難です。このあたりは、鳥類の骨が空洞になってて、体重を軽くするのに成功してることと比較すれば、わかりやすいです。 幼虫の段階で、飛翔能力を持ってれば、天敵から逃れやすいですが、この問題(天敵の問題)を解決するには、たくさんの卵を産むとか、回答者24blackbirdsさんがおっしゃてるように、豊富な食料(葉っぱとか、動物植物、菌類の死骸とか)のそばで幼虫期をすごして、少しでも生き残る確率を高くする、という戦術がいいんでしょうね。 参考文献  本川達雄さんの名著「ゾウの時間 ネズミの時間」(中公新書)

altosax
質問者

お礼

斯様な愚問にもかかわりませず、親身におつきあいをいただけまして皆様本当にありがとうございます!! つい十年前までなら、オトナがこんな恥ずかしい疑問など容易には口に出来ないところでした。 まさにインターネット時代様様、です(^^;) そういえば蝶々の仲間だと幼虫のほうが体重ありそうですもんね! カブトムシなんかも、そう言われてみれば何となく幼虫のほうが掴むとずっしり感ああって、成虫は大きさの割に重さの密度がなさそうな手触りだったように思い起こされますね! 鳥の骨のお話も初めて伺ってとても勉強になりました! 焼き鳥の手羽先が好きで、肉を食べ終わった後で骨をばりばり齧って中身を吸うのが好きでしたので、てっきり骨髄がおいしいのだとばかり思いこんでいましたが実は何も中身は無かったんですね(^^;) 「ゾウの時間 ネズミの時間」、さっそく私のこの夏の読書課題にしたいと思います!

altosax
質問者

補足

別件でもたいへんありがとうございました。 #3さんのご回答のバッタの子供に触発されて、そういえばとんぼのやごもなんだか幼虫のうちから羽があったような… と思っていろいろ写真のある昆虫ホームページをながめてみました。 実用に供しているかどうか、は抜きにして、子供の頃からかわいい羽がついている虫はけっこういるものですね! 熱帯の秘境で未発見だったり、あるいはもっと詳しく本格的に調べれば、既知の種で飛翔能力のある幼虫もいるのかもしれないですね。 寝苦しい熱帯夜でしたが、おかげさまでたのしくおつきあいをいただけまして皆様本当に有難うございました。 利用条件のルールとしてご回答をお寄せ頂いた皆様に点数をつける、というおこがましい行為に手を染めなければならない、という苦行を強いられてしまい困ってしまいました。 内容はどなたも甲乙つけられない素敵な学問の楽しさを教えていただき、皆様同点です。 やむを得ず便宜上、先着順で、一着、二着、と、夏の水泳大会方式にさせてくださいませ。 皆様本当にありがとうございました!!!

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