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幼虫に羽が無いのはなぜですか?
bluepepper2005の回答
- bluepepper2005
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この問題を進化論とか「適応」に関連づけて語るのではなく、下のかたがたが示唆されているように、生理学、解剖学とのからみで考えたほうがおもしろいと思います。 蝶の成虫と幼虫、どっちが重いか。 イモムシは、四季を問わず豊富にある葉を食べるのが多いですよね。困ったことに葉はセルロースという硬い壁に覆われています。これを消化するのは並大抵のことではない。かなり大きな消化器官を必要とします。ゆえに体も重くなる。 体が重くなれば、羽らしきものを持っていても、飛翔するのは困難です。このあたりは、鳥類の骨が空洞になってて、体重を軽くするのに成功してることと比較すれば、わかりやすいです。 幼虫の段階で、飛翔能力を持ってれば、天敵から逃れやすいですが、この問題(天敵の問題)を解決するには、たくさんの卵を産むとか、回答者24blackbirdsさんがおっしゃてるように、豊富な食料(葉っぱとか、動物植物、菌類の死骸とか)のそばで幼虫期をすごして、少しでも生き残る確率を高くする、という戦術がいいんでしょうね。 参考文献 本川達雄さんの名著「ゾウの時間 ネズミの時間」(中公新書)
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補足
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