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昆虫の幼虫から成虫への変態にはどんな利点があるのか
- 昆虫の幼虫から成虫への変態には、進化や適応による生物学的な利点が存在します。
- 幼虫の形態や生態、食性が成虫とは異なることで、それぞれの段階に特化した生存戦略を展開することができます。
- また、完全変態をする昆虫は、幼虫と成虫の間のリスクを避けることができるため、より生存率が高くなる可能性があります。
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昆虫も元々は卵の中で、親と同じ形まで成長してから生まれていました。 (無変態:シミ、トビムシなど) しかし昆虫が複雑な形に進化してくると、卵の中で成虫まで成長するのは難しくなりました。 ・栄養がたくさん詰まった大きな卵が必要で、少量しか産めない。 ・卵の状態が長期間続くことになる。 これでは生存競争で不利になる為、小さな卵を大量に産むことにしました。 ・成虫はあらかじめ餌の豊富なところに卵を産む。 ・小さな卵から未熟児の状態で生まれた幼虫は、餌を食べて栄養を蓄える。 ・十分な栄養を蓄えた幼虫は、成虫に変態する。 完全変態の幼虫は動物に例えると胎児の状態で、昆虫に進化する前の形態に近いと言われています。
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- ORUKA1951
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進化に関して思い違いが目に付きます。 >生活環でわざわざ姿を変える完全変態の生物学的利点は何ですか? 逆です。淘汰を生き残る過程で、変態したほうが有利だったために、変態する種類が生き残っている。 >サナギは身動きが取れないし、その間天敵に襲われるリスクもあると思います。 これも。 変態の間は、天敵に襲われる危険が高いため、さなぎと言う形に擬態するものが生き残った。 ★進化は目的があって進化したものではありません。 生命 ・外界と自身を区別する境界があり ・成長や活動のために代謝を行い ・自身と同じコピーを作る という存在がこの世に誕生したら、必然的に生き残れたものだけが生き残れる。 その結果を私たちは見ているだけです。目的ではなく生命と言う存在自体の宿命なのです。理由は後から私たちが付けたくなりますが、それはおかしい。
お礼
>逆です。 「戦略的に変態するようになった」ではなく 「結果的に変態する種が生き残った」ということですね? 「目的よりも結果が先んじた」と。 (動的平衡ってやつでしょうか?) とすると、変態が有利だった理由の検証は とても難しいようにも思えるのですが。 こういうことかもしれない、とは言えても それが真実だと証明できるのでしょうか? なんだか突き詰めていくと 私たちヒトが生きている意味も根本的には無い、 ということになりそうで少しこわいですね。 未来志向をして、目標達成のために手段を行使するという考え方をしてしまう人間にとっては、自身の存在に目的がないと分かることは少し酷なようにも思います。
- Him-hymn
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ウスバカゲロウにしても、カブトムシにしても、成虫は飛ぶことができるというのが、一番のポイントだと思います。移動が限られるような幼虫のままでは、同じ場所でしか繁殖できず、環境の変化があれば、絶滅の可能性が高まります。また、近親交配の問題も生じます。 かと言って、はじめから成虫のような姿では、餌をとるのに困難が生じます。 冬をどう越すか、場所の移動ができるか、食糧をどのようにとるかーー食糧、生活空間、交配という観点から考えるのがよいと思います。
お礼
早速の御回答ありがとうございます。 「広い生息エリアを持つこと」自体が種を保存しやすくさせているのですね。 個体を分散させることで、局所的な環境変化にも耐えられるし、遺伝的多様性も保てると。 そして、飛行可能な形態をとることでそのアドバンテージを得られると。
お礼
小さな身体でも複雑な形をしていると、 形態形成にエネルギー/時間的なコストが掛かるのですね。 親だけでは必要なエネルギーを用意できないから、 幼虫に自分で集めてもらって、 大人になってもらうと。 視点はずれてしまいますけど、 なんだかすごく自立した生き方をしていますね。昆虫は。