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環境保全

今、環境保全と経済成長について調べているのですが、環境保全を行うことによって経済はよくなると思っています。でも証拠というか根拠がないんで他人に話すときに説得力がないんです。環境を守ることによって経済はよくなっていくという証拠や根拠はどのようにしたら探し出せるのでしょうか。また根拠、証拠をお持ちのかた教えてほしいです。

質問者が選んだベストアンサー

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回答No.4

この場合経済が「どう」よくなるのか、経済が「よくなる」とはどういうことなのか、についても同時に考えていくことが必要でしょう。 経済成長を従来の意味でGDPの上昇などと同一視して考えれば、環境保全型の社会は経済成長にとってマイナスという結論になるのではないかと思います。あるいはNo2さんがおっしゃるように、環境ビジネスの発達により、環境保全型社会と資本主義的な経済成長が同時進行しうる、という方向でせめるか、ですね。ただその場合でも「環境保全型社会は非効率的である」といった批判は免れ得ないでしょうし、それよりなにより、環境保全がいかに現在的な意味での「経済成長」に貢献しうるかという議論を続けていては環境保全型社会の良さを積極的に推していくことができないのではないかと思います。 環境保全型社会における経済的システムと現在の社会におけるそれとを比べる場合、やはり一番重要なのはそれぞれが全く別の理想に向かっているという点だと思います。 例えば非常にシンプルな説明ではあるのですが... 資本主義的な経済システムを究極まで高めていくような社会に置いて重要視されるのは経済的な効率性の向上です。そのことによって資本の蓄積が促進され、経済が成長します。効率性を高めることが一番の目標であれば、手段は問題にならないわけです。というわけで、環境保全型社会の側から見れば長期的にマイナスと思われるような行為(経済的グローバリゼーション、自然破壊、資源の搾取、消費の拡大)も容認されることになります。これに対し、環境保全型社会においては、効率性よりも持続性、自然との調和などに大きな価値が置かれるので、環境保全型社会の経済システムは自然保護、持続性、地域コミュニティ、廃棄物削減、消費の削減などを優先課題とします。 こうした経済システムは、従来の資本主義的なシステムの側から見れば「非効率的=経済的にマイナス」ということになるわけですが、環境保全型社会の側から見れば現在のようなシステムこそ「成長の定義を間違えている」とも言えるわけです。「経済成長は効率性とは別な指標によって測られるべきである」と言うことも可能でしょう。 相手の理解する範囲での「成長」や「経済発展」に環境保全がどう貢献できるかを考えるのも大切ですが、それ以前に「成長とはなにか」「経済的な良さとはどのようなことをさすのか」といった点についてももう少し考えるべきだと思います。 環境保全型の社会が実現した場合、そこではどんな経済的価値観が優先され、どのような経済的システムが理想とされるのかが理解できるようになって初めて、環境保全型社会の価値/役割、あるいは現在の社会が抱えるシステム的な問題について実のある議論が可能となるのではないでしょうか。 長くなりましたが、参考になれば幸いです。

その他の回答 (3)

  • 9ma
  • ベストアンサー率24% (193/800)
回答No.3

失礼しました。等号の向きを逆にしてしまったようです。   環境保護費用<災害復旧費用x発生確率+社会的価値 これでいかがでしょうか。

noname#62864
noname#62864
回答No.2

素人の考えで、勘違いなどもあろうかと思いますが、少し述べさせて頂きます。 環境保全と言うことが、企業の負担増につながり、製品価格の上昇を招き、競争力が低下するということももちろん考えられるでしょう。 しかし、環境保全に関する研究や、業務が新たに生じることになり、それは経済成長の面ではプラスになると思います。 日本は、環境保全技術に関しては、先進国の部類にはいるでしょうから、新たに開発した技術をもって、海外進出をすれば、さらなる発展も望めます。 今後は、発展途上国といえども、環境保全対策は避けて通れないでしょうから、新たなビジネスチャンスといえるのではないでしょうか。

  • 9ma
  • ベストアンサー率24% (193/800)
回答No.1

難しいけど重要な問題ですね。 環境保全には費用がかかりますから、通常は、環境保護は経済成長にはマイナスとなります。景観や防災を考えずに、ハイウエイを建設した方が、経済活動には好都合でしょう。 環境を無視して開発すれば、後になって災害が起こるので、結局は経済性が損なわれるという議論があります。つまりつぎのように期待したいわけです。            環境保護費用<災害復旧費用 ところが、災害の発生と被害額は発生確率に依存しますから、実際はつぎのようになります。      環境保護費用>災害復旧費用x発生確率 したがって、環境を保護すること自体に何らかの社会的価値を持たさないと、環境保全は、経済性がないということになります。      環境保護費用>災害復旧費用x発生確率+社会的価値 これらの議論は、環境を扱う人たちの出発点の議論であり、実際の環境はそれほど単純なものではなく、注意が必要です。どうぞ、質問者様のご関心をさらに絞って、この問題を掘り下げてくださいね。

kelunkun
質問者

補足

質問なんですが、9ma様がおっしゃる 環境保護費用>災害復旧費用x発生確率+社会的価値         ↓ 環境保護費用+社会的価値>災害復旧費用x発生確率 こうあるべきだと思いますが、どうなんでしょうか

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