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一人称の小説の書き方について

小説を書き始めて約一年の者です。(文学物を書いています) 私は一人称の小説を書くのが好きなのですが、書いていく内にどうも一人よがりの文章になってしまっているような気がして、推敲をしている時に嫌になり、また新しいものを創り始めてしまう癖があります。 とりあえず最後まで書こう、とやってみるのですが、頭に浮かぶ物語がいつも大きすぎて長編ものになってしまい、最後を書き終わる前にまた書き直してしまいます。 一人称の小説を独りよがりや説明的にさせない為にはどうしたらよいのでしょうか。 また、短編の小説の考え方も出来たら教えて下さい。 よろしくお願いします。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • cyunko
  • ベストアンサー率31% (48/151)
回答No.2

実際に作品を読んでいないのでなんとも言えませんが、一人称小説だと一人よがりになったり説明的になったりというのは、ある程度仕方ないのではないかと思います。 それより問題は、 >頭に浮かぶ物語がいつも大きすぎて長編ものになってしまい、 >最後を書き終わる前にまた書き直してしまいます。 のような気がします。 ある作家さんの言葉ですが、 「最後まで書き上げなければ、駄作にもならない」 というような意味のことを聞いたことがあります。 小説を書く上で一番大切なことは「最後まで書き上げる」ことではないでしょうか? エンドマークを打ったときの達成感、充実感は、(たとえそれが実際にどんなつたない小説であっても)言葉に出来ないほどすばらしいものだと思います。 マラソンを走る人がゴールを切ったときの快感が忘れられなくて、苦しくても走るのをやめられないというのと一緒で、書き上げた充実感が、次の作品への意欲を掻き立ててくれると思います。 ですから、書いている最中の推敲はほどほどにして、一気に最後まで書き上げてみてはどうでしょう? どうせ書き上げてから何回も推敲しなければならないのですから。(あまりに説明過ぎると思うところは、この書き上げてからの推敲の時点で思い切って必要のない説明を切ってはどうでしょう?) また、説明的にさせない方法については、冒頭であまり説明を詰め込みすぎないほうが良いのではと思います。 作者はつい焦って、最初にあれもこれもと説明を入れてしまいますが、それだと読者は逆に物語に入り込めません。 物語が動き出す前に、延々と説明が続いたのでは途中で飽きて読む気がなくなってしまいます。 ですから最低限必要な情報は説明しなければなりません(誰が、どこで、何をしているか=どうしているか、という情報は早く伝える必要があります)が、急がなくてもいいようなものは、話の途中に「自然に」散りばめるようにすればいいのではないでしょうか。 あと、状況説明が長引きそうなときは、段落を増やすことも有効だそうです。読みやすさが倍増するとか。(だいたい20×20の原稿用紙の中で、4~5つ段落をつけるといいらしいです) 人物の説明については、キャラクターが登場したと同時に立たせる必要があるそうです。 キャラを立たせるコツは、わざとらしくなく、かつ素人臭い露骨な説明もせず、キャラクターの情報(外見、社会的地位、年齢、性格など)を行動や表情でさりげなく盛り込むことだとか。 たとえば、 「○○は恥ずかしそうに笑った」を 「○○は大きな身体を縮めるようにして、恥ずかしそうに笑った」 にすると、一つの文に、「○○はシャイ」ということと「○○は身体が大きい人」という二つの情報をいれることが出来るのだそうです。 上記の場合もそうですが、説明したい部分は、出来るだけ言葉で説明するのではなく描写で表現するといいそうです。 あと、短い話のときは、 「構成力」「アイデア」「文章のリズム」と それらを活かすため「どこまで削り落としていけるか」 の4点が命だそうです。(昔どこかの小説指南のコーナーで読みました) またこれもどこかで読んだのですが、短編を書くときは、ある部分はしっかり書きこんで、それ以外のシーンとシーンの間はポンと話を飛ばしたり、あらすじのような書き方をするといいらしいです。強弱をつけるというのでしょうか?(そのかわり山場はしっかりと書き込む必要あり) 以上、受け売りばかりな上、支離滅裂でわかりにくくてすみません。 頑張ってくださいね。 いい作品が仕上がることをお祈りしてます。

hano000
質問者

お礼

ご回答、ありがとうございます。 そうですね、とにかく最後まで書ききる!それを守っていきたいと思います。 説明的になる理由、わかりました。 自然に、自然に、説明を植え込んでいくことが大切ですね。 詳しい回答とアドバイス、とても参考になりました。 cyunkoさんの言葉を忘れずに頑張っていきたいと思います。

その他の回答 (2)

回答No.3

こんにちは。 その気持ち、とても分かります。 さて、以前は私もそうでした。 好きな作品はどんどんと話が思い浮かんで、それを文章にすると、大事なところ(つまり終わり)まで辿り着きません。 それで、大切なのは、最初に終わりまでの筋書きをキッチリ考えて、文章にしてしまうのです。 400文字であらすじが纏められるくらいにします。 そうすると、どうしても削らなければいけないエピソードや、登場人物の細かい人間性描写が入らなくなります。 でも、それは作品には必要ないものだと諦めるといいです。 それは、最後まで書いたら外伝として書けば十分です。 外伝が嫌なら、短編形式で、どこで終わっても変では無い物を書くなど、終わらせる癖を付けるのが大事です。 私は最初は殆どの作品で、登場人物が死んで終わっていました(笑) 無理矢理終わらせた結果ですが、今では殺さなくても終わらせられます。 一人称の小説を独りよがりにしないためには、他の回答者様が仰っている様なことと、文章をキッチリ書くことにも、ある様な気がします。 最近の小説は!!や??が多様されていますが、そんな文章はどうしても独りよがり、または読みにくい、 何だか脚本の様になってしまいます。 (笑)や(泣)を上手く使っていらっしゃる作家様もいますが、私にはそんな技術ありません(笑)

hano000
質問者

お礼

遅くなりました。すみません…。 回答、ありがとうございました。 なるほど、あらすじ書きをかいてみるもはいいですね。 外伝とか、考えてもいませんでした。 新発見です! ありがとうございました。

  • hisya
  • ベストアンサー率22% (65/285)
回答No.1

一人称の小説を書く場合、無意識の内に私=筆者になりがちです。こうなると独りよがりなるのを避けるのは難しくなります。 では、どうしたらよいかというと、自分の思いや体験を全く排除した内容の短編小説を書くといいと思います。 そのときに大切なのは、とにかく馬鹿げたことでも、自分の興味を引く断片を想像力で膨らませていくことです。 ただ、多くの断片はうまく小説にならず没になるはずですが、そういうことを繰り返していると小説の原石となるような断片にいつか遭遇すると思います。 そうなると、その断片からイメージがまるで生き物のように育っていって、自分でも思いがけない内容のものになります。

hano000
質問者

お礼

ご回答、ありがとうございます。 小説の原石…、素敵な言葉ですね。 そんな原石と出会えるよう、沢山書いて失敗して、成長したいと思います。

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