- ベストアンサー
DNAについて
- みんなの回答 (4)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
では、「トランプのカード(プラスチック製)」と「クレジットカード」を比較してみましょう。 (「・・・は?」と思われるかもしれませんが、まずはお聞き下さい) 「トランプ」と「クレジットカード」の主成分は、どちらもプラスチックだというのは、特に説明しなくてもご理解戴けると思います。 これらはともに、大雑把には「原料プラスチックの合成→成形→印刷」という工程を経て作成され、「形状の保持」という役割を担います。 一方、クレジットカードには最近はICチップを載せたりしていて、様々な情報を記録できます。この製造には、先のカードの作成に比べると複雑な工程を経ていることが予想できます。 さて、「アミノ酸配列は80%合致するのに、塩基配列が65%しか一致しないのはなぜ?」とのことですが、上の例とつき合わせて考えてみます。 ここでそれぞれ該当するのは「生体反応を触媒する蛋白質=プラスチックカードの製造工程」、「DNA配列=ICチップの製造工程」です。 何が言いたいかというと、「生体反応」という基礎部分は同じであっても、それ以外の機能が多ければ、その機能を構築するための情報などが必要となる、ということです。 酵母もヒトも生命維持(→蛋白質担当)という基本部分は同じ、けれどヒトの場合はそれ以外に多くの機能があるために、それに対応した情報がDNA上に必要です。 同じ母体の上に多くの情報を追記した、それがDNA配列での一致率の低下の一因ではないか、というのが私の考えです。 なお、「それだと機能・知能の高い生物ほどDNA量が多くなるのでは?」と思われるかもしれません。 ですが実際にはDNAにはかなり「意味のない(なくなった)切れ端」が含まれている、というのが定説であること、また同じDNA配列が重複していることもままあること、などを考えれば、完全な相関関係がないことは必ずしも上記の説明の矛盾とはならない、と考えます。
その他の回答 (3)
- yoshimasa2005
- ベストアンサー率50% (1/2)
shkwtaさんのいうとおりだと思います。 3つのDNA塩基配列を一組にしたコドンを元にしてアミノ酸配列が決定されてタンパク質が作られます。 そこで、キーポイントになるのは、アミノ酸が20種類なのに対して、コドンは64種類あるということです。 例えば、フェニルアラニンというアミノ酸のコドンは、「UUU」と「UUC」の2つです。この2つのDNA配列を比べると、コードされているアミノ酸は100%一致しますが、DNA配列の一致は66%です。 つまり、この違いがDNA配列とアミノ酸配列の一致の割合の差をもたらしているのです。
- 24blackbirds
- ベストアンサー率45% (196/428)
DNAの冗長性に関する問題でしょう。DNAの中には無駄な部分が多い。遺伝情報が載っていない部分がたくさんあるのです。しかも、無駄な部分で起こった突然変異は保持されやすい(命に別状のない突然変異ですから)。しかし、タンパク質は生命の維持に必要な酵素。構造が変わっても機能が維持されるという確率は低く、突然変異が致死的な影響を与える可能性は大です。つまり、突然変異が起こった場合生き残れる可能性が低いので、変異のスピードが遅いのです。ということで、タンパク質をコードしているDNA領域の中で突然変異が起こった場合、遺伝情報が載っていない部分で起こったら保持されるが、遺伝情報が載っている部分で起こったら次世代に伝わらない確率が高い、ということです。
- shkwta
- ベストアンサー率52% (966/1825)
こういう単純な質問ではないのかもしれませんが: 多くのアミノ酸では、1つのアミノ酸に対応するコドン(DNAの塩基3つの組)は複数ありますから、DNAの1つの塩基が変化してもそれに対応するアミノ酸は変化しない、つまりタンパク質のアミノ酸配列には影響がない場合があります。 つまり、「塩基の変化」は「アミノ酸の変化」より頻度が大きいわけです。
関連するQ&A
- DNAの遺伝子情報について
DNAがタンパク質の設計図と言われていますが、アミノ酸が1000個以上使われているタンパク質があったとして、そのすべてのアミノ酸配列はDNAが決めているのでしょうか?それとも、一部の機能性がある部分のみで、後はランダムに繋がっていたりする部分もあるのでしょうか?
- 締切済み
- 生物学
- DNAのコードについて教えてください
たんぱく質のアミノ酸残基TyrはmRNAの塩基配列の5’UAC3’でコードされている。 (1)このコドンの鋳型となるDNAの塩基配列 (2)このコドンに結合するtRNA(Tyr)のアンチコドンの塩基配列 たんぱく質のアミノ酸残基HisはmRNAの塩基配列5’CAU3’でコードされている。 (1)このコドンの鋳型となるDNAの塩基配列 (2)このコドンに結合するtRNA(His)のアンチコドンの塩基配列
- 締切済み
- 化学
- タンパク質からDNA塩基配列を決める方法
例えば、HIVのエンベロープタンパク質のアミノ酸配列を指定する塩基配列がHIVRNAのどこにあるのか、またその配列は何か、というような問題はどう答えればいいのでしょうか? RNA→cDNA→mRNA→タンパク質 という流れで、RNAから、タンパク質を明らかにできるのはわかるのですが、逆にタンパク質からその遺伝子のRNA/DNA配列を同定にはどうするのでしょうか? 決定法の名前だけでも助かります。気になったので、、
- ベストアンサー
- 生物学
- 生物基礎 DNA等の計算
ある細菌のDNAの分子量は2.97×10^9で、このDNAから3000種類のタンパク質が合成される。ただし、1ヌクレオチド対の平均分子量を660,タンパク質中のアミノ酸の平均分子量を110とし、塩基配列のすべてがアミノ酸情報として使われると考える。また、ヌクレオチド対10個分のDNAの長さを3.4nmとする。 合成されたタンパク質の平均分子量はいくらか。 この問題がわかりません。 この問題は問4のもので、問1~3の問いと答えは 1.このDNAは何個のヌクレオチド対からできているか...4.5×10^6 2.この細菌の全長…1.5×10^6nm 3.このDNAから作られるmRNAは、平均何個のヌクレオチドからできているか…1.5×10^3 となっています。どなたか解説お願いします!
- ベストアンサー
- 生物学
- DNAについて
質問をさせて頂きます。 大変長くて申し訳ありませんが、最後までお読み下さい。 本当は、前々からDNAのことを、もう少し知りたかったのです。 でも、私にとってそれはとても難しいことなのです。 DNAのことを知りたくて、数々のサイトをまわってはいろいろなホームページを見てまわりましたが、とても長くて難しい説明文が長々と書いてあって、とても難しいことばもたくさん出てきてまいってしまいました。 だから、DNAのことを知りたいのに、 そのことが壁になってなかなかDNAのことに触れることができないでいます。 でも、本当にDNAのことを知りたいのです。 でも、雲をつかむように、ただ「DNAについて知りたい」とやみくもに聞いてみても、 相手だって困ると思うのです。 だから、もう少し「DNAの何が知りたいのか」を、 自分なりにまとめたほうがいいと思います。 たとえば、 1:DNAはどこに存在するのか 2:DNAはどんな生物でも存在するのか 3:DNAはどんな仕事をするのか 4:DNAはどのくらいの大きさなのか というように。 補足: おそらく、私が以前から本当に知りたかったのは、 3「DNAはどんな仕事をするのか」なのだと思います。 DNAのことについていろいろと調べものをしていると、 「コドン」だの「遺伝暗号」だの「アミノ酸配列」だのといった、 難しい語句がたくさん出てきます。 そのことがよく分からないので、このような質問をさせて頂きました。 長々と書いてまことに申し訳ございません。 答えられる範囲でかまいませんので、お答え下さるとたいへんうれしいです。 よろしくお願いします。 長い文をここまで読んで下さり、まことにありがとうございました。
- ベストアンサー
- その他(生活・暮らし)
- たんぱく質の立体構造について
DNAの塩基配列によりアミノ酸をつないでたんぱく質を合成することについて、DNAの情報にはアミノ酸の1次構造のみなのか、それとも3次、4次構造まで含まれているのでしょうか?どのようにして、たんぱく質は3次構造をとっているのでしょうか?
- ベストアンサー
- 生物学
- 遺伝子工学技術によるタンパク質の合成について
1.大腸菌を用いてタンパク質を合成するときに、DNAをプラスミドに組み入れる理由は何ですか? 2.塩基配列からタンパク質のアミノ酸配列は決定されるが、アミノ酸配列は塩基配列が決まらない理由は何ですか? 分かる人がいたら大至急回答お願いします。
- ベストアンサー
- 生物学
- 酵母のタンパク質 分泌・非分泌型の見分け方
全ゲノムの情報が公表されている酵母(Saccharomyces Cerevisiae)ですが、あるタンパク質が細胞外に分泌されるか否かはどうやったら判別可能でしょうか?? タンパクのアミノ酸配列、塩基配列の情報はあるのですがそこから判断できますか??
- ベストアンサー
- 生物学