アメリカの大学院（博士課程）へ行くための準備などについて教えてください。

質問

近い将来（準備ができ次第）、主人（豪州人）がアメリカの大学院で博士課程を取る、という話が出てきました。今はパートタイムで、勉強中なのですが、仕事が忙しく、なかなか思うように勉強できず、それなら思い切って仕事をやめて、勉強に専念しようということになりました。永住権もありますし、入学資格については問題ないようなのですが、いろいろクリアしなければならないことがあります。彼自身がいろいろ調べてやっていくことなのですが、出張や何やらで忙しく、私自身が気になって仕方がありません。

費用は、どうにかなるつもりですが、奨学金、それから大学からの補助（リサーチ助手とかなんやらとして（？））などがあると聞いています。それはどれくらいなんでしょうか。保険などについての援助はあるのでしょうか。

GMATの勉強方法で効率的なのは？

トップクラスのビジネススクールを狙っているようですが、金融関係の数学に特に強いところはどこでしょう？

推薦状を書いてもらう時、考慮することは？

小さい子供たちもいるので、家族で住みやすい、環境のいいところは？

本人はもう来年（２００６年）の入学には間に合わない、といっていますが、子供の学校のこともあるので、主人は再来年になろうとも、住む所をできれば来年の早いうちに決めて、子供は２００６年から新しい学校へ通えるようにできないかと（またすぐに転校はさせたくないので、）一人で頭を痛めています。主人には、あまりプレッシャーはかけたくないので、私自身でちょっと調べてみたいのです。

ケースバイケースだとは思いますが、私のまったく知らないエリアなので、経験のある方、また受け入れる方の立場の方々からの、いろいろな意見を参考にさせていただきたく、投稿しました。

よろしくお願いいたします。

回答No.3

blue_watermelon · ベストアンサー

こんにちは。先日のアドバイスに少し補足です。
旦那様はPhDを取得される予定なんですね。
で、あるとすればMBAの情報はあまり役に立たないと思います。授業形態などが結構変わってくるようですので。以下、大学院を検索するより一般的なサーチエンジンをご紹介しておきます。
http://www.gradschools.com/
検索だけでなく、進学に関係するいろいろな情報も見つかると思います。
ランキングはこちら。
http://www.usnews.com/usnews/edu/grad/rankings/rankindex_brief.php
現段階でアプライする大学も決まっているのであれば、それらの大学のHPの新入生向けページを参照にし、コストや居住環境、大学の規模やプログラムの内容、最近のPhD取得者の就職状況などを比較検討した方が良いと思います。

> アプライ時期、方法
PhDについては、教授との関係も重要ですから、出願に際しては事前にプログラムの教授陣とコンタクトを取っておいた方がいいと思います。そこからある程度教授の人柄も見えますし、研究内容がぴったりマッチする教授がいれば、アプライの際に多少後押ししてもらえるかもしれませんし（あくまでも「かもしれない」であって、基本的に、事前にコンタクトを取っているかどうかは入学には関係ありません）、合格すればその教授がRA（Research Assistant）として雇ってくれるでしょう。少なくとも、ある程度研究内容の話しなどをしておくと、入学後、研究が始めやすいというのはあると思います（少なくとも私の場合はそうでした）。
もちろん旦那様はこれまでにたくさん関係論文などを読まれていて、ある程度どの教授につきたいか、といったこともお決めになっているとは思いますが。

締め切り時期は公には12-1月を設定している所が多いですが、トップクラスの所の場合若干変則的な所もあります。あと早めに応募すれば早めに結果を出してくれる場合もあります。

> Funding他
PhDであれば奨学金はかなり取りやすいと思います。大学院によっては奨学金を出せる範囲でしかPhDの学生を取らない所もあります。奨学金の額は大学ごとに設定され、通常大学が定める所の一年間の生活費（居住費、食費、研究費、雑費含む）が基準になっています。理系、ビジネス系はそれに多少上乗せがある場合もあります。これらの情報は大学のHPに記載されているはずです。

保険については大学によっていろいろ違うのですね。うちの場合は、私は留学生でしたので保険は留学生向けのものを別途支払わなければなりませんでしたが（年間900ドル程度）、永住権がある場合は地元の学生と同じ扱いでアシスタントシップの中にすべて含まれていました。永住権があるということですから、その辺はかなり融通がきくと思いますよ。

ちなみにテスト（GMAT）のスコアは奨学金獲得のために重要です。十分なスコアを取ってからアプライすべきでしょう。GMATを受ける前に進学先についてあれこれ悩んでも仕方がないという気もします。とはいっても、旦那様はオーストラリアの方ということで、語学のハンデが無い分スコアアップも難しくはないと思いますよ。勉強方法は、ひたすら問題を解く、ぐらいじゃないでしょうか。数学については問題ないと思いますので、あとはverbalのボンミスを減らし、AWAのサンプル設問（膨大な量ではありますが）を一通りこなすしかないと思います。
（ちなみに私はGREしか受けていませんが、基本的な構成はGREもGMATも変わらないという前提に基づいてのアドバイスになります。）

ちなみに、私としては個人的に、奨学金をもらえない=PhDを取るだけの能力はないというくらいの気持ちでいた方が良いという思いがあります（ちょっと極端なんですが...）。
よほどPhD取得がその後のキャリアアップを約束してくれるなら別ですし、常に（奨学金獲得）競争の中に身を置いて、同級生と切磋琢磨し合うという考え方もあるかもしれませんが... でも、これまでの仕事を離れ、何年かのまとまった時間をPhD取得に当てるということにはある程度のリスクがともないます。だからこそ、自分が大学から必要とされているのか、どれくらいサポートしてもらえそうか、というのを事前に把握しておくことは結構重要です。奨学金をもらえるかどうかは、その指標として役立ちます。

無事希望のプログラムにアクセプトされることをお祈りしています。
PhDは長い道のりですから、奥様も、ご家族にとって万全な状況が整うまで待つぐらいの気持で、のんびり準備されると良いと思います。

お礼

再度、わかりやすいアドバイス、ありがとうございます。
本人もいろいろ考えているようですが、やはりGMATでいいスコアを出さなければいけないのを心配しているようです。９月からは本格的にやりだす決意をほぼ固めたようです。私も寒いところは嫌だとか、子供のこととかで不安でいっぱいですが、もうこうなったらどこへでも、と覚悟を決めました。前向きに考え（なるべく）彼を支えていきたいと思います。ありがとうございました。

回答No.4

ctrpiv

こんにちは。自分は工学部でアメリカ留学後、アメリカの大学で研究員をしています。経営学は工学部のような一般分野とシステムがかなり違うので回答に自信はありませんが、一応回答してみます。

まず、pesttさんの質問自体が少しおかしくないですか？
ビジネススクールというのは大学院の中でも特殊な位置づけです。出す学位は修士レベルのMBAです。博士レベルのDBAを出すところもありますが、DBAは企業の重役向けの特殊な実学学位です。ビジネススクールは研究系ではないので、リサーチアシスタント（RA）やティーチングアシスタント（TA）は無いんじゃないかな。奨学金もほとんどありません。

pesttさんの質問から想像するに、だんなさんが目指すべきはビジネススクール（＝経営学大学院）よりむしろ、経済学部のPh.D.じゃないかと思います。日本語は良く似ていますが、この２つは全く別物です。

経済学のPh.D.なら、奨学金またはRAとして、一人分の衣食住がなんとかカバーできる分（地域によって$1000～$2000程度）をもらえる可能性はかなり高いと思います。
工学部は羽振りがいいのでほぼ全員もらっていますが、経済学部でも工学部ほどではないにしろ、かなりチャンスがあると思います。

入学後に奨学金やRAを探すこともできますが、一番いいのは入学前の出願時点で、金銭サポートが欲しいことを明確に示しておくことです。願書にも書くところがあるかもしれませんし、出願前に大学側とコンタクトを取るときに言っておくのもいいかもしれません。学校や学科によってはPh.D.コース入学者全員に１～３年程度の金銭サポートを保証しているところもあります。途上国からの留学生を中心に、金銭サポートをもらえた場合のみ入学する、という学生はかなり多いです。

また、合格時点で問い合わせれば、奨学金やRA付きでの合格かどうかは教えてくれます。だから合格した大学の中から、大学のランクや奨学金の有無などを考慮して一番条件のいい大学に選ぶことができます。

その他ですが、ビジネススクールの場合はGMATが必要なのと、とにかく職歴がとても重視されます。大学または院時代の成績は軽視です。詳しくは#1さんが紹介してくれているページを見ればいいと思います。

経済学のPh.D.の場合、GMATじゃなくてGREが必要です。職歴軽視、過去の大学での成績重視です。ビジネススクールと全く違います。
研究系なので、推薦状は職場の上司よりもできれば大学の恩師など、研究者からの「研究者から見てこの人は研究に向いてますよ」という推薦状を出す方が受けがいいですよ。有名な研究者からの推薦状をもらうことができるなら、それに越したことはありません。

良い学校については知らないのでアドバイスできませんが、ランキング自体はU.S.Newsを大体みんな参考にします。
（http://www.usnews.com/usnews/edu/grad/rankings/rankindex_brief.php）
MBAならBusiness、EconomicsならSocialScienceの中にあります。詳しく知りたい場合は購読もできると思います。

家族での住みやすさは子どもさんの年齢にもよりますね。
都会に住めば生活費が余計かかりますが、日本のスーパーなどもあるし、日本人もたくさん住んでいて便利です。娯楽も多いし、子どもの学校の選択も増えます。治安のいい地域は高いので、生活費が足りない場合は治安の心配は出てきます。
一方、田舎に住めば家賃7万円で庭付きガレージ付きの大きい一軒家にも住めたりと、安く安全でのびのび暮らせます。逆に日本的なものはほとんどないし、娯楽も少なく、アメリカは田舎にキリスト教原理主義者が多く居るので宗教的に閉鎖的な雰囲気もあります。

Ph.D.なら３～７年の長丁場になると思うので、特に子どもさんが居る場合はある程度大学の候補が絞れたら、場所についてもじっくり吟味してください。でもまずは場所を無視して大学の候補を絞るところから始めるほうが手がつけやすいですよ。

お礼

アドバイスありがとうございます。
主人が進もうと考えているのは、ビジネススクールのPhDです。もともと数学専攻でもあったようですが、仕事でファイナンス系のことをしているのでいろいろ考えた上で決断（ほぼ）したようです。この間たまたまこちらに来ていたアメリカで経済学部の教授をしている友人と話した上でのことなので、たぶん方向は間違っていないようです。
参考になるお話、ありがとうございました。

回答No.2

flyaway

アメリカの大学院に通ってるものです。私は工学部なので当てはまらないこともあるかもしれませんが。

まず、時間の流れとしては、２００７年の９月からのプログラムだとすると、２００７年３月～５月頃に大学から合否の通知がきます。実際に大学が始まる約半年前まで合否がわからないので、その前に家を探すのは難しいかもしれません。都市を絞ってしまえば可能ですが、トップクラスのビジネススクールがそういくつも同じ都市にあるわけではないので、だいぶオプションが限られてしまいます。ですから、とりあえずアメリカ中の大学を受けてみて、合格の通知が来てからその街について調べたほうが合理的だと思います。アメリカは賃貸の家やマンションがたくさんあるので（特に大きな大学の周りには多いです）、大学が決まってからでも十分時間はあると思います。

奨学金に関しては、ＭＢＡだと競争率がかなり高いので難しいかもしれません。金融関係のドクターコースでしたら、研究の助手（Research Assistant）または講義の助手（Teaching Assistant）としてある程度お金が出るかもしれません。工学部では月に＄１０００～２０００くらいです。健康保険は援助なしで、一人分で年間で＄２０００近くかかります（涙）。あと車が必要なら、車の保険も年間＄１０００くらいですね。

住みやすさ・環境などは、だいたいどこでも慣れれば大丈夫だと思います。私の両親はアメリカ国内で転勤を４度経験していますが、どの都市でもなんとかなったので。カリフォルニア、ニューヨーク、ボストンは他の都市に比べたら家賃や食料品が高いです。

お礼

実際に通われている方からの、生の情報、ありがとうございます。大学のホームページなので、受付の締め切りを見てみると、１２月とか１月なんですね。そしてその結果が出てくるのが３月～５月ですか、、、。もしかしたら来年度に間に合うかなーなんて本人でもないのに考えてしまいます。主人自身仕事が忙しくリサーチをしている時間もないので、何を見たのか、締め切りは９月だと思っていたといっていました。奨学金、助手としてのお手当てが出れば、ほんとに助かりますが、アメリカは保険代も高いですからね。以前は会社負担だったので、どれだけありがたかったことか、、、。
FlyawayさんはGMATの勉強とかはどうしましたか？よくわからないことだらけなのですが、教えていただけると助かります。住む所も今から心配しても仕方がないのですが、なんだか落ち着かないのです。
いろいろと参考になりました。ありがとうございました。

回答No.1

blue_watermelon

MBAではありませんが、大学院留学経験者です。
一点確認しておきたいのですが、旦那様が取ろうとされているのはMBA（経営学修士）ですよね？ それとも経済、金融系の博士号を取ろうとされているのでしょうか？
MBAであれば、情報サイトはたくさんありますのでグーグルなどで検索されてみるとよいと思います。
http://www.mbanavi.com/
ただ日本語のサイトは日本人向けの内容となっていますので、できれば英語のサイトを参照された方が良いと思います。
http://www.mba.com/mba
http://www.mbainfo.com/
それぞれのMBAプログラムの特色については上記情報サイトを参照されたりランキングをチェックされるとよいでしょう。
ただ最終的にどのプログラムを選ぶかは、その分野の専門家である旦那様にまかせるべきではないでしょうか。

ちなみに推薦状については、日本では定番とも言える本が一冊あります。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4872341112/249-3508089-3712367

奨学金については、MBAの場合かなり競争が激しいと思いますが、全額支給、部分支給、授業料免除など通常数タイプ準備されています。他にも入学後に教授のアシスタントをする機会などはあるかもしれません。保険は通常奨学金の内に含まれています。配偶者等の保険もある程度まかなわれる場合が多いですが、詳細は大学側に問い合わせた方が良いでしょう。永住権があるのであれば、安くて内容のよい保険がいろいろあると思います。

住環境についてですが、トップクラスのMBAプログラムを持っている大学はどこもそれなりに良い住環境の所にあると思いますよ。場所によって家賃が高かったり（ボストンエリアなど）、車が無いと不便だったりすることはあると思いますが。後は好みの問題だと思います。
それから旦那様の進学先が分からない状況で住居を決めたり、先に渡米されたりするのはリスキーではないかと思います。もともと一校にしかアプライするつもりがなく、しかもアプライすれば必ずそこに入れるという確証があるのであれば別ですが。

参考になれば幸いです。

お礼

早速の回答、ありがとうございます。初めて質問させていただいたので、もしどなたも答えてくださらなかったらと心配していたので、とてもうれしいです。
さて、主人の取ろうと考えているのは、PhDの方です。
私自身は詳しくわかりませんが、それでもなんだかじっとしていられないので、上記のホームページも覘いて見ます。推薦状についての本なんていうのもあるんですね。
参考にさせていただきます。ありがとうございました。

補足

上記のウェブサイト、簡単ながら（後でじっくり見るつもりですが、）見てみました。いろんな情報が手に入るものですね。明日出張から帰る主人もびっくりすると思います。本当にありがとうございました。