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スピンに関して
ヘリウムの励起状態で一重項、三重項状態の2種類があるようですが、この二つの状態は何が違うのでしょうか? 教科書などにも詳しく書いていないので。 時間がある方回答お願いします。
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電子のスピンは1/2というのは習いましたよね。それを合成してやると理解できると思います。 つまり、電子スピンが↑なら+1/2、↓-1/2と考えます。 これが軌道に入るとき、2つが対を成すとプラスマイナス0ですよね。 例えば、基底状態の酸素分子なら↑が2つできますから1になります。 その合成したスピン量子数をSとします。そのときn重項になるとするとnは n=2S+1となります。 だから酸素分子は3重項。また、酸素原子は2重項となります。 かなり簡単に言えばこんな感じです。 なにを表しているかというと、不対電子を表してます。
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- パんだ パンだ(@Josquin)
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回答No.1
例えば、 1s軌道の電子が↑、2s軌道の電子が↓なら1重項、 1s軌道の電子が↑、2s軌道の電子が↑なら3重項、 です。 基底状態が1s軌道に↑↓なので、普通に励起すれば1重項が出来ると思います。 励起1重項のときは、電子がそのまま下の準位に落ちることが出来るので、寿命が短いです(電子が落ちるとき蛍光が出ます)。 励起3重項のときは、電子がそのまま落ちることが出来ないので、寿命が長くなります(電子が落ちるときリン光が出ます)。
質問者
お礼
>>3重項はそのまま落ちることができないので 寿命が長くなる なるほど確かに 回答ありがとうございました。
お礼
>>不対電子を表しています そうだったんですか。 助かりました。ありがとうございました。