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医療ミスに対しての請求
先日通っていた歯医者で、こんなことがありました。 長くかかった治療も今日でやっと終わり。 最後に「歯をきれいにします」と歯科助手の人が言って、金属の棒?で歯をがりがりやり始めました。(多分、歯石を取っていたのでしょう) すると、「あ、取れちゃった」という声がして、「奥歯の詰め物が取れちゃいました」とのこと。(その詰め物も、この歯医者でやったものです) 歯科医師の説明は「ちょっと詰め物をしていたセメントが溶けて弱くなっていたようです。一度セメントを削ります。虫歯になっているかもしれません。」ということで、削り始めました。 結果は、大して虫歯にもなっておらず、何もせずにまたセメントを塗って、取れた詰め物をつけて終了。 代金を払う段階で、気になったので「さっきの詰め物のやり直しの分は、治療費には入っていないですよね?」と質問したところ、入っています、との答え。 詰め物が取れたのは、明らかに助手のミスです。なのに、ミスの埋め合わせの作業についての代金も取るんですか? 確かな点としては ・取れた詰め物については、現時点では全く治療する必要の無い場所であった ・詰め物が取れたのは完全に助手のミス ということです。 このような場合、代金は払う必要はあると思いますか?医師はその治療費を請求していいのでしょうか?専門家(医師・歯科医師)の方のご意見もぜひお聞かせいただければと思います。 ※私はどうしても納得できなかったので、上記のような説明をして、詰め物のやり直しの分は払わないことを認めさせました。
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う~ん、自分で診たわけでは無いので、一般的なことを紹介します。 歯石取りで外れるような詰め物は、かなりゆるんでいたか、歯の削った型に合っていなかったと考えられます。もし、そのときに歯石取りをしていなくても、そのうちに外れてしまったことでしょう。 普通にがっちりつけてある詰め物は、中が虫歯になったり、一部を壊したりでもしない限りそうそう外れるものではありません。歯石取りごときでは外れないんです。 従って、装着から数ヶ月たった詰め物をつけなおすときには、その分の費用を請求することが認められています。つい先週つけたばかりのものが外れたというときは、装着の仕方が悪かったのかと考えて、再請求はしません。 今回のように、外れた詰め物をそのまま再装着するときは、装着技術代とセメント代を請求します。社保本人2割負担の場合、窓口で払う金額のうち200円ぐらいです。おうちで外れた詰め物を持ってこられたのをそのまま再装着するときも同じです。 はじめにも書きましたが、簡単に外れる詰め物はあまりしっかりと歯の削られた形にフィットしていません。 微妙な隙間があると考えられ、そこから細菌が入り込んで虫歯になることがあるので、その予防のために、ちゃんとあったものに作り替えることを薦められることがあります。ちゃんとしたものになるので、うまくするとその後は一生保つものになります。 一方で、作り替えるとそれなりの金額がかかるので、今までの詰め物であと数年もたせてから新しく作り直すつもりで、ちょっと強いセメント(接着剤)を使って元の詰め物を再装着することもあります。一時的な処置になりますが、その時は比較的安く済みます。 今回sasa0123さんは再装着した、とのことですので、いずれその詰め物がまた外れてしまうかもしれません。外れるのも2回目ともなると、さすがに作り直しになります。歯の状態と交渉によっては、またまた再装着も可能ですが、歯の保存のことを考えると良策というわけではありません。私は歯の保存派なので、作り直しを薦めるでしょう。 ついでに、歯の型取り代は、詰め物一つにつき請求できるのは1回分だけです。それなのに納得のいく型が取れるまで何回も取り直してくれる所は、やはり良心的だと思われます。
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- remonpakira
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すでに他の方がご回答されていますが、 >確かな点としては >・取れた詰め物については、現時点では全く治療する必要の無い場所であった >・詰め物が取れたのは完全に助手のミス この点に関しましてはsasa0123様に誤解があると思われます。 合着した詰め物がスケ-ラ-で引っかいたぐらいでは取れるという事は ありません。例えば、冠のタイプの物でしたら冠を破壊しないと取れない 事がほとんどです。 ですから、 その助手(たぶん衛生士だと思われますが)の >「あ、取れちゃった」 という言葉には《あっしまった..》的なニュアンスはないように思います。 その治療行為がなくても近いうちに外れていたのは確実です。 >その詰め物も、この歯医者でやったもので との事ですが、補綴物(詰め物)は半永久的な保証ではありません。 大学病院でもその補綴物が使えなくなるというレベルの保証として、 2年の保証をつける程度です。 詳しい年次は忘れてしまったのですが判例的にも、保証期間を明示した ものもでており、半永久的にもつという認識は誤りです。 (この場合もあくまでその補綴物が使用不可能になるという段階での 年次です) したがって、いつごろ合着されてのかわかりませんのでなんとも言えませんが、 詰め物が外れてそれを再びつける時の代金請求はある程度妥当だと考えらえます。 また、保険のルール上でも問題ありません。 余談なのですが、日本の保険で行う診療の報酬は、最貧国の一つと されるバングラデシュとほぼ同等でとても低いものであり、赤字になる事も 多々あるものです。。 ですから....とは言えないのですが、それほど安いお金で日本では歯科治療が 受けられるという事実を知っていてほしいと思うのが一歯科医師の本音では あります。
お礼
ご回答ありがとうございます。 詰め物はそんなに簡単に取れるものではないのですね。 だとすると、つけた歯科医の技術の問題と、つけてからの期間が問題になると いうことでしょうか。(詰め物の下は虫歯になっていたわけではないらしかったので) 分かりやすい技術的なご説明、ありがとうございました。
- Vapochill
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>確かな点としては >・取れた詰め物については、現時点では全く治療する必要の無い場所であった >・詰め物が取れたのは完全に助手のミス 誤認識です.助手のミスではありません. 今回の治療でとれなかったとしても,いずれ脱落したはずです. その程度の外力でとれるものではありません. なんらかの必要があって詰め物をはずす場合には,壊さずに引き抜けるケースは滅多にありません. したがって,肯て言うならそれをセットした時とか形状の設定に失敗があったものと思います.歯科医院のシステムからしても,助手のミスというのはないんです. すべて歯医者の責任です. 治療代の請求に関しては,保険のルール上は問題ありません. 納得いかない,道義的に問題があるのではないか?というお気持ちは良くわかります. 品質保証の概念がごく一部の治療にしかない,というのが保険診療の問題でもありますが,保険の対価というのはとてもそんなことはやっていられない程度のものであるのも一面の真実であるのです. 品質保証を含めて自由設定をすれば,同じ治療が4,5万円になります.実際,国民保険の無いアメリカはこういう値段になっています. これだけ払っていれば,やり直しの治療費は払ういわれはないでしょう. 日本の保険ですと,やり直し分を含めても数千円では? 歯科医院の取り分は,その約3倍から,金属代と技工士さんの工賃を引いたぶんです. 自由診療ですと,歯科医院と患者さんの契約ですが,保険診療だと保険側と患者さんの契約となりますから,保険の支払い側が不当と判断すれば,歯科医院側に返金を要求することになると思います.
お礼
ご回答ありがとうございます。 >歯科医院のシステムからしても,助手のミスというのはないんです. そうなんですね。歯科医がしっかりやっていれば、問題ないはずですものね。 このようなケースでも、請求に問題が無いのは他の人の書き込みを読ませて頂いても、よく分かりました。多少、納得がいかない部分も残りますが・・・ 治療の品質保証については、日本ではこういったシステムになっているんですね。 やはり、日本の医療制度は一般の人には分かりにくいですね・・・
- cacoll
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今日歯医者でかぶせを作ろうとして、型取りが上手くいかなかったようで失敗したみたいです。 前回も型を何回も取りました。 その時に思ったのが失敗分も料金を取られてるのかと言う事です。 請求料金は元々治療費は安い方だとおもいますが、おもったよりも安く今回の事で請求されてないのだとおもいます。 そこはもう20年以上も行ってます。 ほかの所は知りません。 料金は今日の請求はありませんでした。 良心的なところは請求しないのではないのでしょうか? 人に聞いた話しですが隣に歯医者がありますが、他のところで治療した跡の詰め物をすべて勝手に取り、削るだけ削り、高い料金を請求してくるそうです。 だから慣れてる所に行きます。 素人にはわからない料金体制の方が問題だと思います。
お礼
>人に聞いた話しですが隣に歯医者がありますが、他のところで治療した跡の詰め物>をすべて勝手に取り、削るだけ削り、高い料金を請求してくるそうです。 こんなのはとんでもないですね。 私の通っていたところは、そこまではひどくは無いですが・・・ >素人にはわからない料金体制の方が問題だと思います。 これは私も感じます。 保険の点数で料金は決まるようですが、それならそれを領収書として出しても 良さそうなものですけどね。そうすれば、もう少し分かりやすくなるのに。 ご回答ありがとうございました。
私は歯科医ではないので、件の事柄の正確な適否はわかりかねます。代わりに『処置の結果、以前に治療を行った部位の修復が必要になった』場合の対応を書きます。というのは、美容の手術では普段の生活には問題なくとも治療によって負荷が加わることによって治療の必要性が露見することが良くあるのです。(例えば「しわ」を伸ばしたら、隙間の日焼けがない部分がかえって目立ったとか。包茎の手術をしたら、摩擦によって亀頭部の皮膚炎がおきやすくなったとか…) こんな場合は、確実に「修復には追加での治療費請求」です。というのも行う治療行為の内容は前もって決めてあることで、医療者側の操作ミスが明らかでなければ結果に責任はもてないからです。これは手術後の縫い目痕は個人差があること(縫い目をさらに消す場合は追加…)なんてのも同じです。 こういう立場で、先ほどのことを私なりに想像します。歯石取りのために『ガリガリ』することは当然の行為です。問題は一般にこの行為によって詰め物が取れるのか?ということです。私の少ない知識では、詰め物は経時的にゆるくなると思われます。当然、いつかは脱落します。つまり、歯石取りを依頼した時点でこうしたゆるい(つまり老朽化した)部分に何らかの影響があることは当然予想されることだと思うのです。また、ゆるいところであったからこそ『ガリガリ』くらいで脱落したのだとも解釈できます。そこで、詰め物が落ちた。落ちたのであれば、詰め直す『治療上の』必要性が出てきます。治療の必要から行った行為ですから当然治療費は請求されます。また健康保険でもこういった事例は何も問題なく通ります(もしミスと明らかな場合は『傷害』の結果ですから健康保険は保険金を支払いません。今回のことは、果たして『医療ミス』に該当するかはなはだ疑問です。) ところでこの詰め直しをするときですが、一般に『落ちたけれども入れ直しますか?』とはまず聞かないでしょう。というのも保険治療では、一番安くできるという安心感と提供技術が共通であるという認識があるためです。自費診療であれば必ず確認するところではあります。 貴方からの請求を受け入れた先生の真意はわかりませんが、想像するに『病院の評判への影響』と『相手にするのがわずらわしい』からでしょうか?。もめるくらいなら、譲ったほうがということです。『ゴネ得』という言葉がありますが、その先生もそう感じていることでしょう。
お礼
すばやいご回答ありがとうございます。 確かに「ゴネ得」な部分はあるのでしょう。 でも、料金体系が非常に分かりにくい、医療制度にも問題を感じますが。 取れた詰め物についてですが、詰めてから半年しか経っていません。 半年程度で、そんなに老朽化するのかも疑問です。 その歯医者の技術レベルの問題でしょうか・・・
お礼
専門家ということで、歯医者さんの方でしょうか? ご回答ありがとうございます。 >従って、装着から数ヶ月たった詰め物をつけなおすときには、その分の費用を請求することが認められています。つい先週つけたばかりのものが外れたというときは、装着の仕方が悪かったのかと考えて、再請求はしません。 そうなんですか。 今回のケースは、詰め物をしてから半年ぐらい経っていると思いますので、前者のケースにあたるのでしょうね。 ただ、外すことを予告されていたわけではなく、歯科医側も意図しない形で外れたので、それに対して請求されるのが納得いかなかったのです。 その他も、分かりやすいご説明、大変参考になります。 ありがとうございました。